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1973年から配備が始まったF-4EJというご老体をいまだに現役で使っている航空自衛隊。そろそろ新機種が買いたいところで、アメリカは日本になんかF-22売らないといいだしてから、次期主力戦闘機選びの迷走が開始された。　F-35 ライトニング II、ユーロファイター、F/A-18E/Fスーパーホーネットが候補になったと思ったら、翌日にはF22ラプターの復活、F-15の延命という案も飛び出してきた。

F-35は垂直離発着ができるステルス性能を持った第5世代の最新鋭機だが、開発遅れと価格の高騰で可能性は低い。なんといってもイヤなのが、その複雑な構造で整備性が極端に悪そうな点。自衛隊は一度配備すると長く使うので、耐久性も心配。　F-14の可変翼は油圧漏れのため米国での評判が悪かったけれど、それよりさらに厳しそうなので脱落。

ユーロファイターは欧州製というただ１点でNG。日米のリンクシステムの改修費用がもったいないし。

F-18は否定する要素は少ないが、積極的に導入する理由も見つからない凡庸な戦闘爆撃機。中国本土を爆撃するのには都合が良いけれど、今の航空自衛隊に求められるミッションは本土防衛で、日常は領空侵犯へのスクランブル発進が主な業務だから、F-15の方が使い勝手がよい。

F-4EJを改良して延命させたように、F-15Ｊ改　を国内でライセンス生産継続というのが、一番良いような。延命させている間に、頓挫した国産戦闘機を復活させましょうよ！　雇用対策のためにも。


写真は中国の第５世代ステルス戦闘機　殲20(J-20)ですが、F-22ラプターそっくりですね。ここまでコピーして恥ずかしくないのか？？　３０年位前にソ連がF-15そっくりなMig-29を開発しスパイ作戦が明らかになったのですが、今度は中国が同じことをやっていることを証明したことになります。