2015年03月13日
新車で購入すると一般部品は3年間の保証がつきます。ただしその期間内でも走行距離が6万キロを越えるとメーカー保障は受けられず有償修理になるのが原則です。 とはいいつつもこの規定を厳密に適用するか否かは販社からの無償修理申請に対して自動車メーカーの品質部門が指示する仕組みになっていてある程度柔軟性を持っています。 日産車を何台も乗り続けつけ、今迄は多少保障期間や距離を越えてしまっていても無料で修理してくれることがほとんどでした。 ところがつい最近無償修理を断られてしまいました。 まだ2年しか経過していませんが、走行距離が7万キロと過走行なので規定に従えば仕方ありません。納得いかないのは走行距離とは直接相関のないエアコンのブロワーファンモーターの故障であること。 高速道路ばかり走行しているので、距離は多いですがエアコンの使用時間は短いのです。 今回保障修理にならなかったのは市場でのクレームが少ないため設計に起因する傾向不具合ではなく偶発故障であると判断され規定通りに有償修理にされたのでしょう。 規定は規定なのでグチっても仕方ありませんが、長年の付き合いを無視するような行為への代償は自動車メーカー自身が負うことになることを新しい品質担当者が理解していないのが残念でなりません。 求償費は年間数百億円にも上り、利益を追求する自動車メーカーにとってはやっかいものではありますが、求償費を下げる方法は部品の品質を向上させることによるべきであって、顧客への負担を増大させることは本末転倒だろうと思います。
次も日産車を買うか? という質問に対し、素直にYESとは言えない状況になりつつあります。 日産を乗り続けているのは、カーライフアドバイザーとの長年の付き合い(今は所長)と、修理やカスタマイズのときになにかと我儘を聞いてくれたからであって、クルマそのものの魅力は購入動機の50%以下です。 クルマ単体の魅力や品質で選ぶならレクサスかBMWを選びますよ。 クルマ単体ではなくカーライフ全般をいかにサポートしてくれるかという環境が大切です。 日産が現場を含めて目先の利益を追求するようになってしまったのなら、そんなところのクルマを買うことはないでしょう。 自分だけに特別な待遇をしろと要求しているのではなく、顧客全員が納得できるサービスの提供を目指してほしいのです。
リーフの小さな部品の故障でわかったことは部品の劣化ではなく、自動車メーカーの保障対応に関するスタンスの劣化でした(残念。 この保障対応は全社的な方針転換ではなく”タマタマ”であったことを祈るばかりです。
Posted at 2015/03/14 13:47:36 | |
トラックバック(0) | 日記