2015年04月01日
リース車両2台を入れ替えたので早速試乗してみました。
1台目はNV200。前期NV200をマイナー後のものに交換しました。
軽快な走りはそのままに、乗り心地と静粛性が向上していて地道な改良がおこなわれていたことに感心しました。初期タッチが強すぎたブレーキも修正されていて普通にブレーキを踏むことができるようになっています。内装の野暮ったさは相変わらずですが商用ワゴンとしてはこんなもんでしょう。このクルマは競合車に比べて軽量であることがすべて良い方向に向いているようです。コンベンショナルなトルコン式ATはCVT式よりも自然な感覚で運転できます。 排気量ダウンによるネガは街乗りではまったく感じない。 内装にあまり使い勝手を考えた形跡が見られないのが残念ですね。このあたりはトヨタ車に負けてますが、クルマ全体の出来としては商用ワゴンナンバー1といって良いでしょう。
2台目はホンダのN BOX。 ノンターボの660ccエンジンに車重1000kgオーバーのクルマなので、まったく加速しません。できの悪いCVTに締りのないトルコンを追加しているので、普通に加速しようとしても、エンジンの回転数があがるばかりでちっとも加速してくれません。 あまりの遅さに危険を感じてさらにアクセルを踏むとエンジン回転数が5000回転を越えてしまいその騒音レベルに辟易します。 まっすぐ走る分には重心の高さをあまり感じませんが素早い切り替えしを行うと不安定な挙動を露呈します。長尺ものの荷物を載せるとき、セカンドシートのヘッドレストを外すのにちょっと力がいるので、女性には無塚しいでしょう。さらに助手席を前に倒すことができないのが残念。 荷室スペースの広さには感心しますがとにかく遅いので運転したくないクルマです。 エンジン音、排気音が妙に安っぽいのでエンジン回転数をあげたくないのですが、トルクの少なさから回転数をあげざるを得ない。こんな運転をしていたらリース期間中にエンジンブローするのではないかと心配になります。室内が広いだけが取り柄で交換したワゴンRを返してくれと言いたいくらい。 せめて排気量が800ccくらいあれば・・・軽というイビツな規格が生んでしまった時代のあだ花のようなクルマ。 軽が国内新車販売の40%を越えるような時代にあって、こんなクルマばかりになったらあまりにも悲しい。 国産車の正常進化のためには軽規格の撤廃が必須と感じさせたクルマでした。
Posted at 2015/04/04 13:46:19 | |
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