2015年08月08日
GT-Rなどで有名な某チューニングショップのサマーセールが週末に行われていたが、来客はほとんどなく閑古鳥が鳴く状態。 10年くらい前までは結構繁盛していて駐車場に入りきれないほどの来客があったのですがね。 ROMチューンとかマフラー交換とかいまどきははやらないのでしょうね。 チューンする必要がないほどの性能を手に入れた現代の車、そしてクルマ以外の娯楽の増加、 さらに雇用形態の変化による若者の低所得化、、、様々な要因が重なり、チューニングショップの経営は非常に厳しい。 バブル以前の80年代から始まったハイパワー競争は00年代後半に終焉し、いまはエコを競う時代。 当時あこがれていたハイパワー4WDターボは絶滅危惧種といってもよいほど時代遅れになってしまいましたね。 そんな中孤軍奮闘しているのがGT-Rですが、これもあと数年の命。
一方、クルマのIT化に関係する環境は激変し、ラジオとCD、これにナビがあればよかった時代からスマホ連携に重きがおかれつつある。 一番最初にノキアがミラーリンクという規格を提唱、その後アップルがCarPlay、グーグルがAndroidAutoを発表し、スマホ連携はあたりまえの時代になりつつある。 簡単にいえばスマホのコンテンツ表示と操作を車載TVでできる仕組みで無限の可能性を秘めているが、ドライバーがそれを使いこなせるかというとかなり怪しい。 いままではクルマの中でボタンを押すだけで動作していたのに、何をしたいかを考えつつ、無数に存在するアプリの中から自分にあったものを探して、サービス事業者へ指令を送って初めて好みの動作を実行させることができる。 しかも、それが毎月のように更新され操作に慣れることはできない。 なんでもできることは、クルマの中では苦痛そのものかもしれません。 誰でも簡単に操作できるという当たり前のことができなくなる前に、自動車メーカーのITエンジニアはそれを解決する提案力が問われています。
IoTは確実にクルマにも影響を及ぼし混沌としている時代ですが、今私がIT担当になって提案するとしたら3つに集約される。(つづく)
Posted at 2015/08/10 20:23:40 | |
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