湘Nyan!のブログ一覧

たかがドイツの自動車会社１社の問題で世界中の株式が下落し、それに引きずられるように日本の株式も２００円以上の下げでひけた。　ターボチャージャーのIHIや燃料噴射装置のDENSOなどの部品供給会社だけならまだしもほぼ全株式が下落しているので、いかにVWショックが大きいかを物語っています。　触媒に使われる白金の先物の価格まで下がっているが、技術的要素を踏まえて考えればむしろ高くなるべきものまで関連銘柄という理由だけで売られていることになる。全世界の金融資産市場でいったいどのくらいのカネが吹き飛んだものやら！？　小株主としての影響はたいしたものではないが、それにしてもあまりに理不尽な下落なので賠償請求訴訟を起こしたいくらいである。

VWは今後、制裁金、リコール関連費用、個人への賠償などで総額１０兆円以上の負担が発生するという予測もあり、会社更生法を適用することさえ視野に入る。　キャッシュフローがどのくらいあるかは調べていないが１０兆円の半分にあたる５兆円が有利子負債になったとすると、その利息返済だけで自動車事業の利益は吹き飛んでしまう。従って有利子負担を減らすために、売れるものはなんでも売るという大ナタをふるうことになるでしょう。VWは傘下にポルシェ、AUDI、ベントレー、ランボルギーニなど１０以上のブランドを持つが、そのうち採算性の悪い部門は中国に買い取られていく運命かもしれません。　今回の問題で利益を享受できるのは制裁金を受領する米国よりも、喉から手が出るほど欲しいブランドが安く手に入る中国になるような予感がします。

それを避ける唯一の方法は、、、





















もっと大きなスキャンダルや事故を発生させること。

かつて欧米メーカーがピンチのときには、なぜか日本のメーカーがまるで生け贄のようにトラブルに巻き込まれた。　トヨタ、ホンダはすでに経験済み。　さて次なる生け贄が出ることになるのか、はたまたこのままVWが分解され沈んでしまうのか？？？