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途上国を含むすべての国にＣＯ２削減が義務化されたことで大いなる成果があったといわれているが、各国が独自に定めた目標値を達成する義務はないので実効性はないも同然。また設定した削減目標値は基準年度や削減率の計測方法が国毎に異なるため、どこが高い目標を設定しているのかすら判断できない。

さらに日本が設定した２６％の削減率に関してはその方策に納得がいかない。なんとなれば、ＣＯ２削減が原発の再稼働に依存しているから。　現在停止している原発の再稼働ありき、しかも稼働から４０年以上経過した原発の延命すら含まれているのはいかがなものか！

ＣＯ２削減にはコストがかかるため他国に対しむやみに高い目標を掲げるのは経済的にダメージをあたえる。これを避けるために無理せず達成可能な数値目標を各国が表明しただけの話。はっきりいって期待はずれで、地球温暖化防止には程遠い。

再生可能エネルギーの比率を上げること、自動車のＥＶ化を進めること、他にも明確に設定できる方策抽出と目標値設定はできるはず。　利害対立を際立たせただけのＣＯＰ２１は失敗であったと思う、そして自国の経済成長を優先する国際会議の場での会議は今後も失敗を続けるであろう。　

愚かとしかいいようがないが、これが現実。　この状況を打開するには現実離れしたやり方を検討するしかないような気がする。たとえば各国でおカネを出し合って、地球と太陽の間に超巨大なスクリーンを設置し地球を一気に冷やすとか、かき集めたＣＯ２を長い煙突で宇宙へ射出してしまうとかね。　宇宙エレベータなんかよりも実現は簡単だと思いますよｗ

こんなばかばかしいことを本気で考えないと地球温暖化を止められないのが愚かな人間の暮らす地球です。不都合な真実は人間の強欲にかき消され、やがて天罰となって帰ってくる。