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４月からの電力自由化に向け各社の契約プランが出揃ったので簡単に比較してみた。結論からいうと、オール電化や深夜EVに充電する家庭では現行の深夜料金プランが最もお得であり、契約プランや電力会社の変更をおこなうと料金が高くなってしまうことがわかりました。

高くなる原因は原発の余剰電力活用を名目に設定されている格安な深夜電力料金にあります。原発が停止している現在、この契約プランは電力会社にとって重荷になっていて本音としては大幅な価格改定をしたかったところ。しかし、格安な深夜電力料金を前提にオール電化に対し投資をしてしまった家庭が多数存在するので、公共料金であることもあり価格改定はできなかった。　電力自由化は既存の電力会社にとって渡りに船の絶好の価格改定のチャンスとなったわけです。　既存の深夜電力の契約（東電の電化上手など）であれば１２．１６円/ｋWh　が、４月以降は深夜料金（同　スマートライフプラン　など）が１７．４６円/ｋWhに跳ね上がります。

一日の電気自動車の走行距離が６０ｋｍ、夜間に１０ｋWh充電する場合、今までの契約だと１２１円だった電気代が１７５円にあがり、１年間に換算すると約２万円の差額が発生することになりますね。

エコキュートなどを設置していればさらに差額は広がりますので、現在深夜電力を契約している家庭は絶対に契約変更してはいけません。　まだ深夜電力を契約していない家庭で、これからオール電化やEVを購入する予定があるのであれば、今年の３月末までに現在の深夜電力を使うコースにプラン変更しておきましょう。

詳しく比較したい方は、下記のサイトでシミュレーションしてみてください。

　　　電力比較サイト　エネチェンジ