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セレナのプロパイロットは白黒の単眼カメラを使って車線と前方障害物を検知し、高速道路の単一車線走行を自動で行う仕組み。　日常的に高速道路を使わないユーザーにとっては無用の長物にもかかわらずオプション価格が約３０万円（抱き合わせオプション込）もするそうなので、それを注文する人は限定されるかもしれません。　適用速度は３０～１００km･h、悪天候のときには使えないなどもあり、サンデードライバーだと年に数回使うかどうかというレベルですが新しもの好きの日本人は多いので、発売初期には注文が殺到する可能性もあります。

心配なのは居眠りですね。　手を放すと１０秒程度で自動運転が解除されるそうですが、ハンドルを握ったまま寝てしまったらどうなるんだろう？？　寝不足状態で高速道路を走行し睡魔に襲われたときは眠気を覚ますために速度をあげたり楽曲を歌ったりして、どうしようもないときには休憩しますが、プロパイロット付きだと、そんな睡魔との格闘をしなくなるかもしれません。　新技術を否定するのではありませんし、事故を削減するにもそれなりの効果があると思いますが、ユーザーの使い方って重要ですね。　事故が起きた時の原因探求や責任割合を判断するためにドライバーの状態や操作を記録する装置が義務付けられることになると予測します。　また、将来的には交通管制システムと常時リンクして、インフラ側からの安全運転支援も追加されるでしょう。

３０年後には完全自動運転が実現するのでしょうかね。
キッド（TVドラマ　ナイトライダー）、あるいは流星号（大昔のアニメのスーパージェッターに登場）のような乗り物が夢ではなくなってきた一方で高齢者の移動支援システムとなることが期待されていますが、突き詰めていくと自動車は個人で保有するものではなく社会資産としてシェアするものになっていくでしょう。　

サーキットでは自動運転の車が競争するA-1グランプリ（AUTO－１　GP）が開催されていたりしてね。　戦争やテロにこの技術が悪用されないことを祈るばかりです。