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トヨタがEVの開発に消極的なのは先日書いた通りですが、研究開発の重点が何処に置かれているのかが徐々に明らかになってきました。

そのうちの一つがコネクティッドカーの推進です。日米で販売する車両のほとんどにKDDIの通信モジュールを搭載するそうです。なぜか欧州は除外されてます。

通信機器を積んで様々なコンテンツをクルマに提供し利便性の向上を図ることが表向きの理由ですが、トヨタのサーバーにユーザーの行動を蓄積することになるのでビッグデータを如何に活用するかを協業先のセールスドットコムと検討しています。

グーグルがユーザーの検索履歴から個人にあった広告を提供することで広告収入を得ているのと同じことをクルマユーザーにたいしてできないか検討しているようです。

クルマユーザーに対して直接的なメリットは更新間隔が10秒単位の超高解像渋滞情報や自動運転用の超正確な道路形状取得などが考えられますが、もっともわかりやすいのは楽曲の提供などのエンタメコンテンツです。

自動運転が実現する頃には車室内がまるでリビングルームと化しているのかもしれませんね。