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ジュネーブモーターショーに3人乗りのEVを出展して、どうせ売らないけどEVの開発も一応やってますよ的なポーズを取ったトヨタですが、最近発売したレクサスLC500hでは内製モーターを採用して将来への備えが見え隠れしている。

ハイブリッド車用のモーターは今までアイシン精機製だったが、LCではトヨタ内製に切り替えている。

エンジンの後ろに配置した発電用のモータージェネレータ(MG1)はアイシン製まま、駆動用のモータージェネレータ(MG2)はトヨタ内製。どちらも同期モーターであるが、よーく見るとコイルが全く違う。MG1は丸巻き線の集中巻き、MG2は平角線を使った分布巻きなのである。 クルマの性格に合わせて効率やコストよりもパワーを重視した結果であろう。モーター出力はリーフの80kWに対して130kWと大きいので、このモーターだけで結構パワフルなEVが作れる。

電池容量の不足による航続距離の問題が解決された先には、モーターの出力競争があるかもしれませんね。