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ホンダファン待望のEVがようやく販売されるようだ。

プラットホームを見る限り非常にオーソドックスな作りで特に目新しさはない。特徴は車両サイズと外装デサインの可愛らしさでしょう。

詳細を見ていくとコンパクトなサイズに後輪駆動、駆動用バッテリーは水冷、室内は５つの液晶ディスプレイと見所はあるが価格が４５１万円～となると購入するのは余程変人だけかもしれない。ホンダでいえばFITが２台分、あるいは2クラス上のアコードが買える価格。日産でいえばリーフe+の中間グレードと同等の価格で航続距離が約４０%ダウン。

リーフe+ 458km
ホンダ e 283km
どちらもWLTCモード、ホンダe アドバンスは259km

初代リーフ３０kwhと二代目リーフ４０kwhの中間位の航続距離のようです。


誰も乗っていないクルマが欲しい人、目立ちたがり屋、高くてもコンパクトなサイズの可愛いクルマが欲しいお嬢様、、、こんな方々にはぴったりですが果たしてどのくらいのマスなのか？

年間販売計画は欧州１万台、国内千台。クルマは大抵２年間で開発費を回収するように販売価格を決めるのだが、こんな少ない台数では多少高い価格を設定しても全然儲かりませんね。逆にいうと、オールニューの少量生産車両でこの価格はバーゲンプライスと見ることもできます。中古で２００万円切ったら買いたいw

このクルマ、消費者にとって得なのか損なのかさっぱりわからんくなってきた。メーカーにとっては万札を貼り付けて売るようなクルマなのですが、ここで開発した技術が後で役に立てば御の字なのかもしれない。F-1への投資よりは価値があるとも感じます。

【オマケ】
ホンダの販売店の半数は弱小フランチャイズ店だったりします。直営店以外は経営が厳しく町工場に毛が生えたような店舗なので急速充電器を設置する余力があるのか疑問ですね。