2020年09月21日
最近国家間の紛争が多くなり、その交渉過程を見ているとハラハラします。
①イギリスのEU離脱問題
EU離脱は既に確定、離脱後の貿易関税なども協定が結ばれているにも関わらず、協定を無視するような法律を英国が勝手に国会で決めてしまった。これに怒ったEU側が制裁的な行動を起こし紛糾、このままではハードブレグジット(合意なき離脱)となるのでポンドの価値が急落している。ハードブレグジットは英国経済に大打撃となるのだが、それはEU側にも同じこと。
自分も困るのにEU圏を困らせて有利な関税を勝ち取ろうとする捨て身の戦術には驚きます。人質を取って身代金を要求するような振る舞いは紳士の国とは思えない。
最終的には英国の"ごね勝ち"となりポンドの為替レートがハネ上がると推測しています。FXをやっている人は一攫千金のチャンスかも。
②TIKTOK
個人情報が中国共産党に抜かれるのがけしからんと米国が中国のアプリを排除しようとして大騒ぎ、中国ではユーチューブやTwitterが使えないので、同じようにアクセス制限するのだろうと思いきや、なんと米国企業に事業を譲渡しろと言い出した。米国が中国企業を乗っ取る山賊と同じような要求に中国は屈するわけばないだろう、、、と見ていたら株式の20%をオラクルが買い取ることを条件に米国での事業認めた。トランプに取って見れば個人情報問題は単なるこけおどしで、米国内の雇用が増えれば良かったということになる。
米国で儲けるIT企業は米国企業でなければならない、、、トランプのエゴが勝った、大統領選挙の為に無理を通した、、、トランプのディール恐るべし。
③香港
中国に取って香港は自由主義国との貿易窓口なので大切なはずだが、自らの愚行によって米国は香港から資本を撤退させ始めた。中国は国安法やウイグル問題などで一歩も譲らず香港が焦土化しつつある。もはや死なばもろとも、、、と考えているとしか思えない。香港の次は台湾、そして沖縄へとつながる経済侵略なので、日本としても静観は許されない。
日本政府は中国に進出した企業の利益を守るためあからさまな中国批判をしていないが、目先の利益を守っている場合ではなかろう。経済優先は国防を危うくするので中国に進出した企業を撤退されるべきだと思う。ほうほうのていで資産を投げ捨てて満州から撤退した悪夢ふたたび?
Posted at 2020/09/21 00:40:45 | |
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