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定額給付金を要望する声は次第に大きくなっているように感じるが、一律10万円配布には12兆円もの財源が必要になる。必然的に国債を発行して予算を確保することになるが、それは政府の借金なので利子をつけて返還しなければならない。国はもともと赤字財政なので税金で回収するしかない。

税金には様々な種類があるけれど、一番濃厚なのは消費税と相続税のアップ。金持ちから回収すれば良いという人が多いが高額の所得者(年収4000万円以上)には地方税と合わせると55%もの税金をかけているので、これ以上あげることはできないだろう。所得税を上げたら税金の安い国へ国籍を移してしまうからね。今でもマレーシア、シンガポールに移住して日本へ納税しない高所得者は増加しつつあるのだ。

日銀にどんどんお札を刷らせれば良いという案もあるが(いわゆる現代貨幣理論=MMT) そんなことしたら 超インフレとなりジンバブエの様になってしまう。キャベツ１個買うのに万札が３００枚必要とかね。法人税も同様で税率をアップしたら本社を海外に移転することになるだろう。

国が借金を踏み倒すという奥の手もあるのだが、そのときには国債の価値がゼロになり国家破綻を意味する。

結論としては消費税アップしかないのだ。定額給付金を熱望する人達はその覚悟があるのだろうか？

ただ生活に困窮している人は存在するのは事実なので定額給付ではなく生活保護制度の拡充が良いと思います。

【オマケ】
クルマ関連の増税も取りやすいところから取るということからするとあり得ますね。まずはエコカー減税の終了。それでも環境保護という大義名分があるのでEV優遇は残るでしょう。