2022年10月17日
民法では 売買契約を結んだ場合 売り主の瑕疵により期限までに商品や不動産を引き渡せない場合 使用損害金、遅延損害金を支払うことを定義している。
クルマの場合は契約書にサインしなければ売買契約は成立していないのでサインするまでは売り主側からもキャンセル可能だ。ネット予約は契約とは見なせないのでいつでもキャンセル可能だが日産ARIYAの場合予約金を徴収してしまったので発注書にサインしていなくても契約が有効となっていると考えられる(株式のネット売買と同じ)。
問題は引渡しの遅延に関して何の定義もされていないこと。期限や損害金の額が同意されていないので個別に算出しなければならない。
(予約金没収だけでは双務規定になっていない為)
この個別にというのが日産にとっては面倒なことになる。予約した人が一斉に少額訴訟したら対応に相当な弁護士費用が発生することになるから。予約金なんて取るんじゃなかった、、、と後悔しても後の祭り。
今後日産がどのような訴訟回避手段を取るのか見ものだ。面白い展開になってきたと考えるのは あまのじゃくな性格のせいなんでしょうw
【オマケ】
日産としては冷やかしの予約を防ぎ、日産カード会員を増やす一石二鳥を狙ったのだろうが納期遅延によって消費者の怒りを買ってしまった。
1件につき30万円の報酬として1万件の訴訟が発生すると弁護士費用だけで30億円の損失。これに実際の弁済金が加わると100億円を越えるのでは。また金額よりも企業へのイメージの悪化の方が大きいかもしれない。
これだけの大きな契約トラブルは珍しい。
アディーレ法律事務所の出番か?
テスラもネット予約で予約金を取ったが、モデル3の量産化に問題が発生、イーロンマスク社長が工場に寝泊まりして対策し訴訟を免れた。日産のお手並み拝見!
Posted at 2022/10/17 10:46:52 | |
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2022年10月17日
鉄の塊のクルマだから鉄がなければ話にならん。
部品不足はついに鉄に波及した。
クルマの値上げは待ったなし?
Posted at 2022/10/17 00:20:54 | |
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