2022年11月15日
韓国電力公社が大変なことになっている。朴槿恵 元大統領が原発を順次停止させ、文在寅 前大統領が電気料金の値上げをできないように法律で拘束してしまったところに資源高に襲われ、赤字が年間3兆円を越えてしまった。民間企業ならとっくに倒産している。
資金繰りに困って高利率の社債を発行しているのだが、それとて限度があるので電気料金を上げないと破綻する。まさか電力会社を破綻させる訳にはいかないので税金で救うのだろうが、素直に電気料金を上げないのは国民の支持を落としたくないから。要するに格好をつけての人気取りだ。(日本にも れいわ新撰組 山本太郎議員の様に人気取りはいるが、所詮泡沫議員だ)
問題はここから。超優良企業の韓国電力公社でさえ社債の利回りを5%以上にしないと資金が集まらない。理由はレゴランドの破綻で地方自治体が債務保証を反古にしたから。韓国金融界は何も信じられないのだ。韓国電力が国内の投資マネーを全て吸いとってしまったので、他の民間企業は社債を発行できなくなっている。銀行も破綻寸前なので貸してくれず、残るはさらに利回りの良い社債を発行するか悪徳金融にすがるしかない。ちなみにトヨタの社債は利回り0.1%にもならない。5%も約束したら民間企業は利益がなくなるよ。
さてEVとの関係だが電気を売れば売るほど赤字が増える状態なので韓国電力としてはEVの充電は大変迷惑なこと。できるならEVを売って欲しくないのが本音だ。そしてやがて付けは国民に回ってくる。
電力料金を上げなくてはいけないのは ちょっと考えれば誰にでもわかるのに、誰も上げようとは言わない。国がつぶれても自分の電気料金が安い方が良い、、、こんな自分勝手な国民ばかりの国が生き残れるはずはなかろう。
韓国経済は米国、中国の不買運動により最悪な状態なのに国民が電気を買えなくなってしまったら原始人になるしかない。
国家破綻は既定路線だが、そこに行き着く速度を早めるのがEVの普及で、突如涌き出たブラックホールのようだ。
【オマケ】
電気料金はOECD先進国の中で最も安く日本の半額程度、それでもヒョンデのIONIQ5は全く売れないので 余った車をタクシーにして在庫処分している。韓国へ行けばかなりの確率で乗ることができるでしょう(旅費は日本でレンタカー借りるより安い)。韓国の若者には高くて買えず、富裕層はレクサスかベンツを買うのでタクシーぐらいにしか需要がないのです。
Posted at 2022/11/15 00:07:05 | |
トラックバック(0) | 日記