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またか、どうせ最後には上限が引き上げられデフォルトはしないんでしょ？　というのが大方の見方だが、今年は少し様子が違う。

バイデンが脱炭素、ウクライナ戦争、不況対応などにカネを使い過ぎたのが予算不足の原因なので共和党は脱炭素予算の削減と戦争支援の縮小を上限引き上げの条件としている。民主党は受け入れる様子がないので期限とされる6月1日まで交渉は続くチキンレースの様相。もちろん米国債のデフォルトなんてのは誰も望まないからどこかで妥協するのだろうが　不安を煽るチャンスとみたヘッジファンドが空売りを仕掛けてきた。

株式、債権で資産運用しているファンドは1パーセントでもデフォルトのリスクがあるなら安全のため資金を引き上げるので価格は下がり不安となった個人投資家も逃げ出す。大丈夫と言われても逃げるしかない。どうせ何もなかった様に戻るはずだがこの変動がチャンスとみた人だけが生き残る怖い世界でもある。

交渉条件となったEV支援の補助金は削減されるかもしれないので投資してないからと油断してるとびっくりすることになるかも！？


ねじれ国会なので債務上限引き上げは騒ぎが大きくなるほど喜ぶ人がいるが庶民にはほとんど関係ない米国のお祭りなんだろう。