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トヨタ、ホンダ、日産がシェア争いをしていた2000年頃までは自動車販売はユーザーにとって健全だった。少しでも値引きが大きい会社のクルマを買う人が多かった。ユーザーの方がメーカーより立場が上だったと言える。

ところがトヨタが国内で圧倒的なシェアを獲得したためにユーザーと自動車メーカーの立場が逆転してしまった。具体的には利幅が大きいサブスク（KINTO）や残価設定ローンを組んだ人に対して優先的にクルマを割り当て、現金一括や銀行ローンを使う客には配分を少なくし結果として長い納期となっている。

クルマを買うと決心したら納期が短い購入方法を選択するのは人情だろう。利息の違いや契約期間満了後のことなんて深く考えないからローン金利総額、買い替えのときのトヨタ車縛りなどは眼中にない。少しでも月々の支払いを安くしたいというユーザー心理を巧みに利用したやり方。

サブスクや残価設定などが悪いというわけではなく、それに誘導するトヨタの売り方に悪徳代官の様なずる賢さを感じるのです。

納期を早くしたいならいっぱいカネを出せと。


トヨタ以外では納期をだしに残クレへ誘導していないはず。まあ営業担当にはポイント加算がつくだろうから全くないとは言えないが担当に良心があれば無理矢理誘導しないだろう。

一般的には契約の順番に納車時期が決まるものと想定しているのに納期を逆手に取ったトヨタ売り方は賄賂が多い人を優先する様なものだ。これも資本主義なのかもしれないが利益至上主義が行き過ぎていると思う。


人気があって残価設定率が高いアルファードなどはトヨタ地獄への第一歩だろう。


【オマケ】
トヨタの残クレ地獄は現代の蟹工船なのでは?