
安倍首相が通信料の引き下げに向けた方策を検討するよう指示したことで、通信キャリアの株価が大幅にダウンし小株主としてはいい迷惑です。ただでさえ、中国景気動向の悪化と米国の利上げ予測によって下げ基調の株価なのに、バケツで水をぶっかけたようなショック!!
国内の携帯電話料金の引き下げ問題に関しては今に始まったわけではなく、総務省主体で長年検討され続けてきたこと。 ソフトバンクの参入、MVNOの認可などによって緩やかにではあるが料金は下がりつつあり、唐突にキャリアを標的とした発言を行うのは納得できない。おそらくブレインが考えた人気取り政策であろう。安保改正法案や沖縄の辺野古問題で支持率は下がる一方だから、ここで国民の支持が得られるリーダーシップを取ろうとしたのは見え見え。 あらゆる市場価格は競争の中で下げさせるべきもので、鶴の一声で強制するのは民業圧迫ではないですかね!? 3社で通信インフラ市場を独占するキャリアは儲けすぎという側面があることも確かだし、過去総務省の指導をまったく聞かず高止まりしている料金が下がることは、結果として国民全体の利益につながるので総論は賛成ですが、わざわざ首相がマスコミに訴えるべきことなのか大いに疑問、、、これは総務大臣の仕事です。料金の許認可権を握っているのは総務省なんだから。
通信料金はガラケーにすれば大幅に下がるので、高くて生活が苦しければスマートフォンを使わなければ良い。スマートフォンなんてなくても生きていけるが、私が一番に下げるべきと考えるのは誰もが必ずお世話になる介護保険にかかわる国の負担です。 高齢化によって年金、医療、介護のための国の負担が毎年1兆円ずつ増え続けている現状を早急に改善しなければ国の財政が破たんし、ギリシャのようになってしまいます。1兆円というと消費税1%に相当するので、毎年消費税を1%上げなければ追いつかないことになります。
【ここから先は介護に従事されている方は読まないでください。不愉快になるかもしれません。】
巷ではデイサービスという介護保険制度に基づくサービスが存在するが、中規模のデイサービスの利益率は10%近くにもなります。 一部上場企業で利益率が5%以上の会社が数えるほどしかないことから介護事業者が如何にぼろ儲けしているのかがわかります。 今年度から単位数が2~3%引き下げられましたが、それでもまだ十分儲かるのです。 これは税金のばらまきといっても過言ではない。なぜ、儲かるかは簡単でデイサービスは排泄や入浴介助など手間がかかる仕事は存在するが、法定人員ぎりぎりの少人数の介護士を安い時給でこき使い、90%の収入は国から支払われ未払いがないから。 他の業界であれば必ず存在する未収入金や貸し倒れがほぼゼロなんです。 デイを使う高齢者は増える一方とはいえ、そこらじゅうデイサービスだらけになってしまう勢いをみれば、税金をむしばむ業界の実情に察しがつくかもしれません。
なぜ雨後の竹の子のようにデイが増えたか、、、これほど楽な商売は他にないから。 介護士の仕事は過酷なのでもう少し人件費に利益を回してもよかろうかと思うのですが、介護で儲けようという事業主ばかりの上、この業界には労働組合というものが存在しないので介護福祉士の資格をもっていても年収300万円程度で頭打ち。 一般の企業であれば40歳を越えれば課長、部長に昇進し年収700万円以上になるので収入格差は2倍以上。 しかも年末年始の長期休暇どころか連休の取得もままならないので、ゆっくりと休む機会がとれません。介護業界で働きたいと考えている人は考え直した方が良い。 離職率が高いことが、この業界のブラック度合を表しています。 身内に介護士を目指している人がいたら全力で阻止してあげてください。 介護士になるくらいなら、医療系の看護師や理学療法士を目指した方が後悔しない人生になると思います。
すでに介護士として働いている方、、、ごめんなさい。 介護の仕事の大切さを否定しているわけではありませんのでお許しください。 私もいつかはお世話になるので、従業員を含めて皆が幸せになるような業界になることを心から望んでいます。
Posted at 2015/09/15 12:53:41 | |
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