アプリケーションに不具合が見つかったとき如何に早く対策プログラムを完成させるかによって、メーカーの実力をある程度測ることができます。 最近のIT機器は巨大なソースプログラムの塊なので、プログラマーの質と体制がきちんと確保できているかどうかを不具合対策のスピードで判断できてしまうのです。
携帯電話が1995年ごろに開発が間に追いつかないほどのソフトウェア量になり、クルマは2000年頃に同じような経験をしている。スマートフォンは2012年頃不具合の塊のような状態での商品化だった。 そしていまはソニーのANDROID OS搭載TVがデジャブのように経験をしている。 もともとソニーの製品はUNIXベースのものが多いのでANDROID対応は容易にできるはずだった。ところがあまりに多機能を望みすぎたことと、業界で一番最初に出すというチャレンジ精神が災いしてボロボロの状態での販売開始になってしまった。 6月の予定を延期し7月4日に販売を開始していますが10月になっても放送番組をまともにみることができないTVって何??・・・ちょっと考えられない事態になっています。
価格コムのX9300Cシリーズの口コミをみると悲惨としかいいようのない書き込みが並んでいますが、発売からすでに3カ月以上たっても致命的なバグ取りが終わっていないというのは、あまりにお粗末。 長年の営業不振によるリストラで開発リソースが確保できていないのは明らか。それでも国内で大騒ぎにならないのはソニー信者が暖かい目でみているからなのかもしれませんね。
ソニーの商品は大好きなのですがさすがにここまでひどいとAndroidOS搭載TVは手を出すのが怖い。 今すぐにTVを購入するならパナに変更した方が安心できそうね。
もったいないなーーー> ソニー TV開発担当者の方へ
***
Carwingsの接続仕様変更により使えなくなっていた
LEAF MANAGERというスマートホン用アプリが本日更新され、無事接続できるようになりました。 良かった(^^♪ わずか10日間での対応に感謝します。
***
ソフトウェア肥大化により開発不具合は避けて通れない問題になっています。クルマの自動運転のアプリ開発はバグゼロ化という勝ち目のない闘いになるでしょう。 人工知能搭載ということは数億ステップのソフトウェアになるのですが、いったい誰がどうやって完全性を証明できるのでしょうか?
100万キロの走行実験をしたって、現実に発生しうる事故パターンをすべて学習したとはいえないのだから。
【近未来の予測】
2020年に自動運転車両に搭載するソフトウェアの信頼性確保は自動車メーカーの命運をかけた戦いとなるでしょう。それは人命にかかわるクリティカルな領域なので商品化判断を誤るとメーカー自身の存続にかかわる問題に発展することになるでしょう。
Posted at 2015/10/09 21:16:24 | |
トラックバック(0) | 日記