
EVのバッテリー容量は20kWh台から30kWh台への競争となり45、60、100とどんどん大きくなっていく方向にある。 エネルギー密度が高くなっているので容量に比例するわけではないにしても、バッテリー重量も増加傾向。 リーフの24kWhのバッテリーが約300kgあるので、もし60kWhを搭載することになったら500kg以上となるでしょう。 テスラの大型SUVのモデルXは100kWhの巨大なバッテリーを搭載して車両重量が2.5トンもありますが、そのうちバッテリーの重量は1トン近いのでは?
バッテリー容量を大きくして航続距離が延びるのは良いが、重量が増えて運動性能や電費が悪化するのは問題。 年に数回しかない遠出のために重くて高いバッテリーを標準搭載するのはバカらしい。
そこで提案なのですが、標準では30kWh程度のバッテリーを搭載し、たまの旅行のときに距離を伸ばせるように増槽タンクのように追加でバッテリーを搭載できるようにしてほしい。そしてそのバッテリーはディーラーでのレンタル方式が良い。 レンタカーを借りるより安い必要があるので2泊3日 1万円程度で借りられたらGOODです。
サイズが大きいのでCDを借りるように手軽にできるものではないけれど、これからEVが主流となるのであれば、ぜひ増槽タンク方式を検討していただきたい。 ちなみに世界で初めて戦闘機に航続距離を伸ばすための増槽タンクを搭載したのは日本の戦闘機です。 当時の日本は世界を驚かすような多くの発明をしていますね。 日本のEVも世界を驚かすような仕組みの登場に期待しています。
画像はゼロ戦ではなく、その元となった96式艦戦機で腹の下に抱えているのが増槽タンクです。ドッグファイトのときには切り離して運動性能を確保していました。 この戦闘機は堀越二郎さんの快心の作と称されています。
【追記】
少し前にベタープレイスというイスラエルのベンチャー企業がバッテリー交換式のEVとバッテリー交換ステーションを提案していたが自動車メーカーの賛同が得られず経営破たんしてしまいました。しかしアイディアそのものは良かったと思います。アイディアをビジネスにつなげることは容易ではありません。EV黎明期なので、こういった混迷も避けられませんね。
Posted at 2016/09/24 13:36:34 | |
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