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ここ数日、高齢ドライバーによる交通死亡事故が立て続けに発生していて、どこのメディアも対策の必要性を訴えている。　具体的には高齢者に自動ブレーキの装着を義務付けるべきというものが多いが、そのコストを誰が負担するかが課題である。　一義的にはドライバー本人が負担すべきものではあるが、収入が少なく年金暮らしの高齢者にとって、そのコスト負担は厳しい。　しかし、全額補助金（税金）で賄うというのは関係のない他の世代への負担となるため、国民の理解は得られないだろう。

妥協案としては、本人のコスト負担率を５０％にして、残りを社会コストとして税金を投入するというのが落としどころでしょうか。

自動ブレーキのコストを５万円として、その半分を補助金で賄う場合に必要となる財源をざっと計算してみましょう。

２０１５年末時点で７５歳以上の免許保有者数は　約480万人。　そのうちのどのくらいが運転しているのかは統計データがないので、半数の240万人が運転すると仮定します。　このとき必要な補助金は　約６００億円！！　結構な金額になりますね。　これを税金で賄うとすると納税者一人あたり、ざっと１０００円になります。　年間１０００円の税金UPで悲惨な事故がなくなるのであれば許容されるかもしれません。

ただ問題は、その金額ではなく即効性ですね。　クルマを買い替えてもらわない限り自動ブレーキ付きのクルマにならないわけですから、法律を作っても実際に効果がでるのを１０年以上先になってしまいます。　現在持っている自動ブレーキなしのクルマを使用禁止にしてしまえ・・・という乱暴な考えもあるでしょうけど、そんなことしたら生活の足を奪い生存権を脅かすことになり憲法違反とも考えられます。　

ハードで対策するのではなく、現在免許更新毎に行っている認知症テストを７５歳以上は毎年実施してもらい、さらに運転技量を評価し一定水準以下の場合には免許を失効させるといったようなソフトでの対策が急務ではないかと思います。　これとて警察の手間が増えコストを税金に転嫁せざるをえないのですが、必要な社会コストではないでしょうか！？

軽自動車のほとんどが背高１.５BOXワゴン＆両側スライドドアという”いで立ち”で、外形寸法が変わらないため、ぱっと見でメーカーや車種名を言い当てることは不可能に近い。　ハンドリングや動力性能は必要最低限レベルで競い合っているので自分でハンドルを握る気になれないし、衝突安全性能、特に側面衝突時の乗員保護性能が圧倒的に不足しているので家族にも勧められない。　それでも税金が安くて、小回りが利くため主婦のお買い物車には十分なのでしょうから、存在を完全否定するわけではありません。。　ただ、スタイルだけはなんとかならんものか・・・と常々感じているのですが、とうとう不格好な１.５BOXワゴン形状がリッターカークラスにまで浸食してきたのには辟易します。

　ダイハツ　トール、トヨタ　ルーミー　

　ダイハツのキャッチフレーズ　”軽の技術でコンパクトカーを変えていく”　というのが、なんとも残念なフレーズに聞こえるのは私だけだろうか？？

トヨタの販売網に乗って、きっと大量に売れるのでしょうが、こんな不格好なクルマばかり走る日本の道路は嫌だな。　軽規格の制約を受けないので、こんな形にしなくても室内空間は確保できるはずなのに、あえて同系列のデザインを採用したのは、軽からの買い替えに違和感を与えないためなのかもしれません。

デザインってもっと自由で生活を明るくしてくれるものだと思うのですが、背高１.５BOXワゴンは単に室内空間を最大化したタイヤとエンジンのついた箱にしか見えないのが残念なところ。　メーカーとしては売れればそれでよいのでしょうけど、２１世紀のデザイナーとしての意地を見せて欲しいものです。

大昔は公立高校に落ちた学生が行くのが私立高校で、私立は滑り止めという認識。　それがいつしか逆転し、現在では公立の進学校といえども、私立の中堅校程度の偏差値しかない。　いったい教育現場で何が起きているのでしょう。　教育レベルの高さで先進国をリードしてきた日本の将来は大丈夫？？

関東の医療系大学の剣道大会にいったときにもらった試合のパンフレットには出場全選手の出身高校が記載されていたのですが、９９％が私立高校の出身者でした。　医療系の大学は学費が高いので、親世代の収入格差が凝縮された結果かもしれません。　貧困の連鎖の裏側の社会を垣間見たようで、公立高校の教育改革の必要性を感じました。　まずは公立高校の先生の奮起に期待したい。　政府はもっと教育に金を使うべきと思いますよ。

最近のクルマってつまらない・・・と感じている人は多いのではないかな。

クルマの開発は５年～１０年間先までの中期計画で市場投入計画が策定され、量産開始の２年くらい前から本格的な開発がスタートする。　この開発期間を短くするほど開発費が削減できるので、どこの自動車メーカーも開発期間をぎりぎりまで短くする傾向にある。　CADなどを活用したコンピュータの支援により開発が楽になった一方で、細かい部分へのこだわりを捨てないと短縮化した開発日程に間に合わなくなってしまう。　試作車両ができてしまってからの大きなデザイン変更はほとんど不可能といってよいほど切り詰められた日程ゆえに、実車をみてあーだこーだと外装デザインを議論する余裕はない。　開発日程短縮による弊害が、どこか事務的で味気ないクルマが登場してしまう大きな要因になっているのだろうと思う。

ちっとも興味が沸かない最近の新車たちの中、ひときわ”こだわり”を感じるクルマがある。　

それは　マツダ　ロードスターRF


デザインを犠牲にせず電動で格納されるルーフには感動すら覚える。　親会社となったトヨタから、マツダの開発部門には厳しいコストカットの要求があったことは容易に想像できるが、それでもこだわりを捨てなかったマツダのエンジニアに敬意を表したい。

二人乗りで荷物がほとんど詰めないので家族持ちが所有するのは厳しいが、サブカーとして持つなら最高のクルマではないでしょうか？　価格が数倍以上するBMWやポルシェのロードスターよりも格好いい、、、一言でいえば”最高にクール”。　個人的にはフェラーリやランボよりも欲しいくらい。

妻に内緒で買ってしまいたいですｗ