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今年度の日本カーオブザイヤーの1位がボルボXC60、2位がBMW 5シリーズだと聞いてしらけた人が多いと思う。500万円を越えるクルマだから、どちらも試乗したら惚れ惚れするくらい魅力的なのだとは思うが、クルマのコンセプトやデザインは目新しくないし技術的に進んだクルマでもない。未来を指し示してくれるようなクルマではないし、ごく限られた高所得者しか買えない外車、これを今年の日本の代表的なクルマとしたCOTYは浮世離れしているとしか言えませんね。

10年後にこの結果を見てこのクルマがターニングポイントになったとは思わないであろう。個人的にはPHV元年を記念してプリウスPHVで良かったと思う。

無料で太陽光発電を自宅に設置してくれ電気代が少しだけ安くなるというサービスが開始されたのは2016年4月。日本エコシステムという聞いたことがないような会社が始めたが電気代はごく僅かしか安くならないので鳴かず飛ばずといった状態だった。いつ倒産してもおかしくないとみていたら日産リーフを買ったら無料で取り付けるという宣伝を始めた。あれ？もともと無料だったはずなのになぜ？？

日産という大企業がバックにいるような錯覚を与えるが、日産とは無関係の新電力サービスである。しかし日産がリーフのネット広告で”じぶん電力”の存在を告知しだしたことで、大衆には日産のサービスの様に見えているのでは？

日本エコシステムと顧客との間でトラブルが発生したら日産も巻き込まれる可能性が高いがリーフの広報担当者はリスク管理できているのだろうか？

日産は名前を利用されただけの様に見えて仕方がないのです。日本エコシステムにとってみれば薄利多売の商売なので利用顧客を強引に広げるでしょうが、その過程で発生するトラブルもかなり出ることが予想される。例えば施工不良による雨漏り、地震による母屋の損壊、保証期間終了後の修理や撤去費用に関することなど、あちこちで訴訟問題が発生しかねない。日産には何のメリットもないこの会社に肩入れしリスクだけを増やした理由が知りたい。

業績は好調にも関わらず長らく低迷していたトヨタの株価がようやく上昇し始めた。電動駆動車拡販に関する広報の成果だろう。EVについては未だに懐疑的なスタンスであるが、それはハイブリッドを世に広めたリーディングカンパニーとしてのプライドでしょうね。それは良いとして、中国で勝ち抜くことができるのかがトヨタへの最大の関心事です。

エンジン車だとエンジンやトランスミッションなど駆動系の大物部品を交換することが比較的簡単にできる。

リーフ S 30kWh 走行0.6万キロ 118万円

30kWhバッテリーを搭載したリーフが叩き売りされているが、そのバッテリーを移植したくとも電気的接続が異なっているので単純な交換ができないのが残念です。

モーター、バッテリー、インバーター、ジャンクションボックス、車両ハーネス、VCM、IPDM、メーターECUなどをすべて移植したら動くかも知れないが、そこまでやるなら買い換えた方が確実で早いですね。

どうやったら効率的な移植ができるのか技術情報を公開してくれませんかね！？ あちこち手を入れたリーフをこのまま廃車にするにはもったいないし、エコじゃないから。

将来EVが主流となるのを否定しないが今買うのはやめとけ、、、という論調が目立つようになりました。EVにとっては逆風ですが風向きを変える方法は今のユーザーを大切にできるか否かにかかっていると思う。


過渡期のEVは「待ち」が正解。航続距離ほか大マスコミや世間が誤解しているEVの真実


【今、買いは何？】FCV、EV、PHV、HV、エンジン車の中でどれが買いか？

リピーターが増えなければEVのシェアは向上しないし、いままでの投資は無駄になってしまう。国としてもかなりの税金を投入しているので今さら後戻りはできないはず。

EVを買い替えるときにやっぱり次もEVが良いと思えるようなサービスや優遇策を展開すべきだろう。