
40kWhリーフの急速充電における電池温度上昇とそれに起因する充電効率の悪化に苦労しているユーザーは多いようだ。60kWh版でさらに酷いことになるのは容易に想像できる。
画像は試作レベルの60kWhのバッテリーだが当然のように冷却システムは存在しない。現行リーフまではサバ缶と呼ばれるモジュールを積み重ねた構造であるが、バッテリーセルを直接積み重ね搭載密度を稼いでいるのがわかる(画像左側が24kWh、右側が60kWh)。
電池温度上昇はさらに増し急速充電3回目以降は電池保護の為に全く充電できなくなる可能性が高い。カタログ上の航続距離は600km近くになるだろうが充電効率の悪化から600km先の目的地には30kWhや40kWhのリーフの方が早く着けるかもしれない。
自然空冷の限界でしょう。いまさら水冷にするには時間がないしウォータージャケットの搭載スペースがない。有りうるとしたら電動ファンを使った強制空冷システムの追加だが防水性能維持のためにバッテリーパックに外気を取り込む穴をあける訳にはいかないし、外気温が高ければあまり効果がないだろう。
うーーーん、、、と唸ってない知恵を絞り出して出た答えは、
ヒートポンプの採用。
すでにリーフのエアコンにも使っているが、バッテリー冷却専用に小型のヒートポンプを追加したらよいではないかという考えにいたる。設置場所はバッテリー直上のフロアトンネル内。あの狭い場所に入るヒートポンプが作れるのか!? いやいや探せばあるものだ。ドラム式洗濯乾燥機ですでに小型のヒートポンプが製品化されているので日立かPANASONICに発注すれば良いだけ。コンプレッサーを回すのに電力を使う(最大500W)が急速充電中のみに動作させればよいので航続距離に影響はない。追加コストは4万円位ですむだろう。販売価格が10万円上がってもバッテリーを冷やしたい人は多いのではないかな?
40kWhの容量のまま強制空冷システムを追加した方が60kWh自然空冷よりも魅力があると感じるのは私だけだろうか?
せめてヒートポンプ式バッテリー冷却デバイスをオプション設定して欲しいものだ。バッテリー性能の劣化対策にもなるだろうしね。
Posted at 2018/07/27 13:58:58 | |
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