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先日原油の先物取引でマイナス価格となり世界を驚かせたが、自動車業界も似たよう状況が迫りつつある。原油価格がマイナスとなったのは貯蔵タンクがいっぱいとなった為だが、日本から北米に輸出されたクルマも陸上のストックヤードが満杯(画像)のため洋上の運搬船に乗せられたままとなっている。コロナウィルスに直撃され北米で需要が急減、予約キャンセルが相次いでいるためだが、こうなってしまうと大幅値下げをしてさばくしかない。北米事業は各社大幅赤字確定だね。 需要は当分戻らないだろうから体力のないメーカーは去るしかない。北米で快進撃を続けていたSUBARUも例外ではない。中古車店、レンタカー屋などクルマ関連ビジネスは総崩れ、下取り価格も大幅に下がっているので買い換えずに乗り続けることを選択する人が多くなるだろう。失業し支払えなくなったローン残金が不良債権となって自動車メーカーに重くのしかかる。

ガソリン価格が下がってもロックダウンしていれば給油する必要ないのでメリットなし。自動車セクターには暗い話題しかない。


100年に１度の変革期と、100年に１度の不況が同時にやって来るとは誰もが予想しなかったはず。

自動車メーカーは固定費を削減するため思いきったスリム化と戦略転換を余儀なくされ、何もしなければ半年後には破綻するだろう。

【追記】
5/28に発表する中期経営計画で欧州事業などの優先度を落とし、経営資源を日本や米国、中国に集中する方針を固めたそうだが、こんな状況でクルマが売れるはずない。机上で国取りゲームの様な数合わせばかりやっているから、今世界で何が起こっているか理解できていないのだろう。潰れるよ、この会社。。。

コロナウィルス拡散のせいで世界中の経済がぶっ壊れた。政府はV字回復を狙った予算編成をしているが、まあ無駄になるだろうね。GOTOキャンペーンを企画したのは経産省 小飼いの三菱総研などのコンサル会社だろうが、特定の業界への利益誘導がみえみえ。新しい日本の姿が全くみえないのが残念です。

元に戻そうというのではダメなのだよ。枯れた木に肥料を与えても花は咲かないぞ。
また第２波に備えた準備が全くないのはまずいと思うよ。もう安倍には期待できない。

コロナ第1波の終息が見通せない現状だが夏前までには一旦収まるだろう。過去のインフルエンザの月別死者数は例外なく夏には一旦収まっている。画像は1918年にはじまったスペイン風邪による日本の死亡者数推移、第1波ではほとんど死者が出なかったが、第2波、第３波でそれぞれ26万人、18万人もの死者が出ている。今年の秋以降襲来する第2波にはよほど注意しないと命が危ない。地球の裏側で感染が拡大している間にウイルスが突然変異して狂暴になって日本を襲う可能性が高い。防ぐには鎖国しかないが、海外から食糧、部品が入って来なくなったらウィルスは防げても経済的には自殺行為になる。

さて死に体の日本経済をどう立て直す？
中央集権政治ではもはやどうにもならない。

壊れた経済は元に戻らない。
戻せないなら新しく作り直すしかないだろう。

垂直統合型の競争の時代は終わった。
水平分散、共同社会で全員参加型の社会を構築しよう。

地域主体の時代は個々の個性を発揮できる人間力が重要となります。
外出自粛中は自分の魅力を向上させる絶好の機会としましょう。

不要不急の外出を控えよという自粛要望を無視して遊びに出る人達は、自分さえ、自分だけという個人の欲求が勝っている人達だろう。それに対してけしからんと腹を立てている正義マンの暴言、暴走も美しい諸行とは思えない。正義マンの心の裏には、「自分達はこんなに我慢して苦労しているのだから他人の遊ぶ姿が許せない」という黒い感情が芽生えている。人間の嫉妬や妬みほど厄介なものはない。それが高じて国同士の戦争になったことは数知れず。まあ、どちらのスタンスをとるのも自由だが、ほどほどにしましょうね。

いまやるべきことの優先順位
①命を守る
②生活を守る
③経済を守る

個人の欲求は多少の我慢、そして他人の為に役に立つことを積み上げて置けば間違いはないだろう。既得権益や政府との戦いは必要だが、市民同士の不毛な戦いは不要。マスコミもそれを煽るような報道を慎んで欲しい。どうか戦う相手を間違えませんように。。。

いっそのことコロナ自粛の間、蛮行を犯したものにはイエローカードを提示し、累積2枚で特別給付金や支援金を受けとる権利を剥奪したら良い。人間の資質を法で制するのは好きではないが、緊急時には国民間の感情的亀裂を避ける工夫が必要と感じています。

美しい日本を立て直そう。

天皇が変わるとろくなことがないのは平安時代から変わりませんね。平成のバブル崩壊ではストック(資産)の劇的崩壊だったが、今回はフロー(流通資金)の消滅です。あと２年位は続くであろう令和大恐慌は社会システム再構築のチャンスでもある。

①一部の経営者だけに富が集中するような仕組みを廃絶
(富の再配分)
②チャレンジする若者を支援する仕組みの構築
(イノベーションの推進)
③オンライン投票の導入で若者の政治参加を促し、使い物にならない議員を政界から追い出す。
(地盤、看板、カバンの選挙をやめて利権政治を根絶)

④政界主導から地域主導の枠組みに転換
(共助、共創の街作り)

⑤IT化、オンライン化の推進
(無駄な会議、判子文化から脱却し効率や生産性を向上)


バブル崩壊後、進化が止まってしまった日本に再び息吹きを与えるチャンスと捉えれば、現在の巣籠もり不況も耐えられる様に感じます。

皆で新しい日本を作りましょう。