湘Nyan!のブログ一覧

最近国家間の紛争が多くなり、その交渉過程を見ているとハラハラします。

①イギリスのEU離脱問題
EU離脱は既に確定、離脱後の貿易関税なども協定が結ばれているにも関わらず、協定を無視するような法律を英国が勝手に国会で決めてしまった。これに怒ったEU側が制裁的な行動を起こし紛糾、このままではハードブレグジット(合意なき離脱)となるのでポンドの価値が急落している。ハードブレグジットは英国経済に大打撃となるのだが、それはEU側にも同じこと。

自分も困るのにEU圏を困らせて有利な関税を勝ち取ろうとする捨て身の戦術には驚きます。人質を取って身代金を要求するような振る舞いは紳士の国とは思えない。

最終的には英国の"ごね勝ち"となりポンドの為替レートがハネ上がると推測しています。FXをやっている人は一攫千金のチャンスかも。

②TIKTOK
個人情報が中国共産党に抜かれるのがけしからんと米国が中国のアプリを排除しようとして大騒ぎ、中国ではユーチューブやTwitterが使えないので、同じようにアクセス制限するのだろうと思いきや、なんと米国企業に事業を譲渡しろと言い出した。米国が中国企業を乗っ取る山賊と同じような要求に中国は屈するわけばないだろう、、、と見ていたら株式の２０%をオラクルが買い取ることを条件に米国での事業認めた。トランプに取って見れば個人情報問題は単なるこけおどしで、米国内の雇用が増えれば良かったということになる。

米国で儲けるIT企業は米国企業でなければならない、、、トランプのエゴが勝った、大統領選挙の為に無理を通した、、、トランプのディール恐るべし。

③香港
中国に取って香港は自由主義国との貿易窓口なので大切なはずだが、自らの愚行によって米国は香港から資本を撤退させ始めた。中国は国安法やウイグル問題などで一歩も譲らず香港が焦土化しつつある。もはや死なばもろとも、、、と考えているとしか思えない。香港の次は台湾、そして沖縄へとつながる経済侵略なので、日本としても静観は許されない。

日本政府は中国に進出した企業の利益を守るためあからさまな中国批判をしていないが、目先の利益を守っている場合ではなかろう。経済優先は国防を危うくするので中国に進出した企業を撤退されるべきだと思う。ほうほうのていで資産を投げ捨てて満州から撤退した悪夢ふたたび？

アメリカ人目線でミッドウェイ海戦を描いたらどんな映画になるのだろうと興味があり港北ニュータウンのシネコンで見てきました。米国戦闘機による雷撃、それに登場していたパイロットをヒーローに仕立てたストーリーだったが、真珠湾から始まる米国との戦争を丁寧にまとめた映画でそれなりに見所はあった。感心したのは山下五十六大将を尊敬の念を感じるほど丁寧に描いていること。南雲中将の２度の作戦失敗により山本五十六の対米和平ストーリーは崩れたわけだが、もし真珠湾攻撃で米国の空母を叩いていたら、もしミッドウェイで先に敵の空母を見つけていたら歴史は大きく変わっていただろう。

虎の子の空母を失う歴史的な大敗でミッドウェイを境に日本は坂道を転げ落ちるように敗戦への道を歩んだ。多くの有能な若者を犠牲にして日本が得たものはなんだったのだろう？

もし戦争していなければ米国の属国にはならなかっただろうが、先進国の仲間入りもなかったかもしれない。ミッドウェイ海戦での敗戦は現在の日本を作った大きなイベントであったことは間違いないだろう。

ナスダック ハイテク銘柄から逃げ出した投資マネーの行き先がわからない。金や仮想通貨が多少上げているが一時的なものだと思う。ぃささら不動産でもないし、結局はグロース株に戻るしかないような予感。さてどうしたものか？？

【オマケ】
指値で買った当日の暴落でいきなり50万円の損失が発生したテスラ株は翌日株価が戻り，わずか３日間で100万円の利益となりました。相変わらずテスラはボラティリティが大きくヒヤヒヤさせてくれます。

米国株価が異常な上昇を続けた理由は主に３つ。

①FRBによる異次元の金融緩和
②手数料無料のネット証券会社ロビンフットに米国民の口座開設が激増し、失業給付金が株式市場に流れ込んだ
③ソフトバンクがドイツ銀行出身のトップトレーダーを雇用、コールオブションと有り余る資金を駆使し株価吊り上げを行った




株価上昇終了の理由
①追加経済対策の遅れ
②ソフトバンクの暗躍がバレたためナスダック市場から撤退
③景気先行き動向に関する不安を煽るようなFRBパウエル議長の発言
④ロビンフット族(素人投資家)の投げ売り


ナスダックを上げたのも下げたのもソフトバンク、その振る舞いはヘッジファンドと全く変わらない。自分さえ儲かれば良いという金の亡者のごとき悪行を繰り返す孫正義は世界の投資家から嫌われものになった。

投資の世界で日本人が有名になったのは初めてだろう。有り余る資金を成長産業のAIに投資するという崇高な目標はどこへ？


【おまけ】
２２日にバッテリーデーがあるためテスラ株だけは上昇を続けている。イーロンマスクのサプライズ発表が楽しみですね。ただし下記は想定内。
①バッテリーの耐久性向上(160マンキロ無交換)
②コバルトフリー、あるいは使用量削減で低コスト化
③中国ギガファクトリーからアジア地域へモデル3を輸出
④販売価格の値下げ
⑤エントリーEVの計画公開(モデル2?)
⑥太陽光パネルと組み合わせたエネルギー事業の拡大

あっと驚く発表に期待してます。

２月から右肩上がりだったナスダックが９月に入ってから調整期間に入った予感。一旦買いポジションを全てクリアしました。

持ち続けるリスクに怯えて安心して寝られなかったが、今日からはゆっくりと眠れます。

まだ上がるかもしれない、、、と欲をかくとろくなことはないことを過去に学んだ。大統領選挙が終わるまで様子見します。