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最近アリアのバックグラウンド処理が重くなっていて時々オーディオの音声がビット落ちする。

最初は通信モジュールのデータ速度の問題かと思ったがFMラジオでも同様の症状が発生するのでデジタル音声処理タスクの問題だと確信した。FMの電波強度は強いのでラジオ側の問題ではないでしょう。

おそらくオーディオ音声処理タスクのプライオリティ（優先順位）が低く設定されているか、内部バッファが他のタスクに占有されて処理が追いついていないのだろう。

タスクの実行状況は見ることができないが音声がブチブチと途切れるので耐えられない音質。せっかくのBOSEオーディオが泣くよ。

前回のリコールによるアップデートは拒否したが、アップデートしたら治るかな？？

アリアではアマゾンミュージックを使っているのですが、最近一ヶ月で2回の初期設定。アマゾン側のセキュリティ対策やプライバシー保護のポリシー変更の影響と推測するが面倒なので勘弁して欲しい。

スマホ連携し直してアマゾンの提案を了承するだけなのだが、なにせアマゾンにログインするのは大変なのです。パスワード入力は必須の上、わざと読み取り難くした文字の認識は拷問の様に感じる。

何故車載器だけで設定が完結できる様にしないのだろう？　暗にアマゾンミュージックは使うなと言っている様なものだ。

SUV特有の腰高感がスポーツ性をスポイルしているアリア。車高調を入れたくなる衝動が発生するクルマかも知れない。

しかし車高調を安易に入れるのは賛同できない。車高を落とす弊害が大きいから。

リアサスのマルチリンクはダウンストロークするとき安定性確保のためトーインさせる特性があるため車高を落としたらアライメント調整が必須になるが、調整したとしてもコーナーで沈みこんだときの特性が設計者の意図通りにはならない。室内の広さを確保するためリアサスはコンパクトになっている。このためリンク長が短いダブルウィッシュボーンとなっていてストローク長には限界がある。車高を下げるということは縮み側の有効ストロークを短くすることになるのでバネを相当硬くしないと底突きしてしまう。

バネを硬くしないとバンプストッパーに簡単にあたってしまい、硬くするとせっかくのしなやかな特性が失われてしまう。車高を落とす弊害は相当あると覚悟する必要があるだろう。

安易に見た目を良くする為に車高を落とすことはオススメできません。

走り屋さん向けのやんちゃ仕様にしたいならご自由にといったところだが、それならあえてオシャレなデザインのアリアを選択する必要はないかと。


【オマケ】
アリアNISMOが車高を落とさなかったのは、リアサスの大幅な設計変更が必要となりコストがかかり過ぎるからだろう。バネレートを変えるだけにしておくことが得策でしょう。

急速充電のため販売店に寄ったらアリアNISMOの試乗車が展示されていた。思わず飛びつきそうになったが試乗したら欲しくなるに決まってる。そうは言っても1000万円を越えるプライスタグがぶら下がっているから買い替えは現実的ではないけどね。


外気温は30℃を越えてるのに30分間200Aをキープしていたので損失がなければ45kWh入った計算。実際には充電量40kWh、約200km走行分です。90kW級の急速充電がさらに増えると良いですね。

アリアはスポーティーカーととらえて乗ると拍子抜けするほど乗り心地が良い。かといってフワフワでもなくハンドリングも良いので日産車らしさがしっかり残っている。

この乗り心地の秘訣はサスペンション構造にある。特に効いているのはデュアルフロー形式のショックアブソーバー。周波数感応型で細かいショックを柔らかく受け止め、大きな動きをしっかりと減衰させる仕組みだ。電子制御ではないので制御遅れはないのも嬉しい。乗り味はFY31シーマのエアサスに似ている。

ガチガチに固めた足回りが好きなのですが、さすがにこのサスペンションを社外品に交換してしまうのはもったいないと思う。車高調を使って少し車高を落としSUV特有の腰高感を緩和させたいとは思うが、失うものが大きすぎる。

またステアリング周りの音や振動が皆無と言って良いほど少ないのは、新採用のデュアルピニオン方式の機構を使っているため。路面からのフィードバックを見事に抑え込んでいるのでスポーツ性能は薄くなるが、飛ばすクルマではないのでこれで良い。

飛ばす人はGT-Rを買えと言うことだが、アリアは踏むとやたら速いクルマなので猛烈なジレンマを抱えてしまった。スポーツカーではない、、、これを心の中で唱えていないと危険なクルマになってしまいます。