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2016年06月27日

救急救命講習受けてみました。(大切な事です)

救急救命講習受けてみました。(大切な事です)  突然ですが、目の前で人が倒れてたら、あなたはどうしますか?

 皆さんも何度か経験あると思いますが、私も事故や急病で人が倒れている現場に、何度か遭遇しました。




1.R1で事故があり、人が倒れてた。
2.どっか(場所失念)で事故があり、人が倒れてた
3.某広域農道で事故(バイクvs車)があり、人が倒れてた
4.りんだらじゃん横で事故があり、運転手は車両内で意識不明の大いびき...(酔っ払い自損)
5.通勤路で同僚が倒れてた(車にはねられた)
6.スペイン村の行列でで人が倒れてた(失神して泡吹いてた)

 あと何回かはあるのですが、内容思い出せません。(^^;


 3と6を除いて、周囲の人はほぼ無関心でした。 1、2、4は私が救急車を直接呼んでいます。

 5は、同僚の周囲に人垣があるものの、見てるだけです。真冬の寒い早朝、同僚が冷たい路面に横たわったまま放置されててびっくりっ!

 6はアトラクションの行列での出来事。若い女性二人が倒れた人に声掛けたり、周囲に知り合いや医療関係者がいないか尋ねるも、無反応です。私は列の後尾にいたのですが、せっぱつまった感じの女性の声がするので、何かトラブルかと見に行ったら、人が泡吹いて倒れてました。

 慌ててうろ覚えの知識で横倒しにし、口から吐瀉物掻き出し、園内なので直ぐに係員呼びに行きました。この時に、うろ覚えでなく、ちゃんとした救急救命知識を覚えておくべきだったと痛感。

 実際の話、事故や急病で人が倒れてる現場に遭遇しても、自分に大した事など出来る訳がありません。せいぜい救急車呼んで、吐瀉物で呼吸塞ぎそうなら掻き出し、あとは救急車来るまで運を天に任せて、見守る程度です。



 話は変わりますが、最近AEDなる機器がずいぶんと配備されており、突然発生する心室細動(凶悪な不整脈)には絶大な効果がある様です。自分も半世紀越える年齢になって、他人事では無いなと思うようになりました。(^^;

 そこで社内研修の一環として救急救命講座を提案し、承認されたので希望者全7名で受講してきました。


 で、やっと本題です。(笑)

 結論からいうと、学校教育の一環として取り込むべきと思うほどに、大切な内容でした。

 我々は半日コースを受けたのですが、主な内容は以下の通りです。


1.応急手当関連講義

 応急手当の大切さや、時間経過と救命率の関係。血だまり面積による出血量の大雑把な見分け方や、簡単な止血方法等。注意点として、素性の分からない相手の血液等は、直接触れるなとの事です。が、止血となると絶対触るよなぁ。(^^;
 

2.心肺蘇生実習

 いわゆる「心臓マッサージ」と「人工呼吸」です。上半身の人形を使い、本気でやります。マヂで疲れます。が、もし人が倒れていたら、救急隊が来るまで続けなければなりません。一人では長時間無理なので、とにかく人を集める事が大切です。

 因みに自分の住んでる市の場合、救急車の出動時は消防車も1台一緒に行きます。理由は、搬送先までの心肺蘇生の人手確保のためだそうです。

 それから勘違い無いように書いておくと、心臓マッサージの役割は、手で押す事で心臓を動かし、わずかでも血液を循環させる事です。血流が止まると、3分~4分に脳にダメージが発生してしまうのです。


3.AED実習
 
 いわゆる「電気ショック」を誰でも行えるようにした機器の使い方講座です。箱から出してスイッチ入れれば即起動。電極を指定位置に張り付けると、勝手に患者の心拍をチェックして、電気ショックが必要かどうか判定してくれます。必要ならば、ボタンを押すだけ。

 全て音声ガイダンスがあるので、落ち着いて音声指示に従えば、誰でも出来ます。本当に簡単ですので、万一の時は勇気を出して使って下さい。それで助かる命があるかも知れません。

 なお、心臓が完全に停止している場合は動作しません。心臓が動いている場合も、もちろん動作しません。あくまで心室細動状態の時のみ、動作します。

 心停止の場合は、とにかく救急隊が来るまで、心肺蘇生(心臓マッサージ)を続けるのみです。


4.法律問題

 はい、ある意味避けては通れない部分です。もし専門家でも無い自分が中途半端な知識で手を出してしまい、望ましくない結果になってしまった場合...。

 「日本では一般市民が善意で実施した応急手当については、原則として、その結果の責任を法的に問われる事は無いと考えられています。」

 との事です。「原則として」とか、「考えられます」とか、霞が関文学的というか、お役所的というか、実に微妙な書き方...。(^^;

 米国には、「よきサマリア人法」という法律があり、市民の善意の救命処置の結果については、一切法的責任を問わないという法律があります。が、日本に該当する法律はありません。

 ですから、明確に書けないのでしょう。しかし、消防署が講習に使用する公的なテキストに書かれているので、法律で明文化されてないので断定表現こそしていないものの、事実上責任を問われる事は無いと思われます。
 
 

 全体を通して、思った以上に充実した内容でした。出来れば一生役に立つ場面には遭遇したくありませんが、知っておいて損は無いと思います。個人的には、学校教育にも取り入れるべき内容だと感じました。

  
 多くの方に受講を強く推奨したいと思います。消防署に申し込めば、無料で実施してくれます。
 

  最後になりますが、日本人はこういう場合119番だけして、あとは遠巻きに見ているだけという事が多いそうです。


 講師(救急隊OB)の方が何度も繰り返し、「もし人が倒れている現場に遭遇したら、救急隊が来るまで何でもいいから出来る事をやって欲しい。声をかけ続けるだけでもいい。」とおっしゃっていたのが印象的でした。

 多くの修羅場を見て来た方の、本音の気持なのだろうと思いました。

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Posted at 2016/06/27 23:27:10

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この記事へのコメント

2016年6月27日 23:50
こんばんは。

救命救急講習受講されたんですね。

私も2月にボランティアの関係で受講し、救命技能認定証が更新され、マウスピースも新しい物を頂きました。

簡単そうで意外と難しく、定期的に受講しないと忘れてしまうと思います。

講習を受けただけで現場で出来るかと言うと、難しい所はあると思いますが、全く何も知らないとの、講習を受けて頭の片隅にでも知識を持っているのとでは雲泥の差があると思います。

この知識を使う機会が無いに越した事はないですが、いざと言う時にはカッコ良く、周りを巻き込んで対応出来たらなと思ってます。
コメントへの返答
2016年6月28日 22:23
 おぉ~、大先輩ですね。

 当初は簡単にさらっと流がす程度の講習かと思ったのですが、想像以上に本格的で、驚きました。

 私も一生、こういう事が役に立つ経験はしたくないですが、家族や身近な人に万一の事があった場合、何も知らない事を後悔したくなかったので受講してみた次第です。

 本当に良い経験となりました。

 私が倒れた時、素早く周りの人に助けてもらうためにも(笑)、多くの方が受講する事を願っています。
2016年6月29日 7:42
自分も当時所属していたところでなぜか普通自動車二種免許を取得させられまして。
その中で応急救護として講習を受けたり、その後緊急搬送の資格を得るためにも受けました。

一番印象に残っているのは
「もしもし亀よ、亀さんよ」でしょうかね(笑)
コメントへの返答
2016年6月29日 20:23
 「もしもし亀よ、亀さんよ」

 もし実際の時に口ずさんでしまったら...。

 ある意味大惨事ですよねぇ。(^^;


プロフィール

 昭和50年代の車を、長年に渡り大切に乗り続けて来ましたが、諸般の事情で車検継続を一時中断し、08年10月から冬眠中させてます。  一時期車検1年半付きコ...
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