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M.D A太郎のブログ一覧

2018年05月28日 イイね!

リアメンバーの揺動状態撮影(リアメンバーカラー装着後)

リアメンバーの揺動状態撮影(リアメンバーカラー装着後) 最近アルテッツァ乗りの間で妙に流行ってる?「リアメンバーカラー」

 何故か手元にありましたので、先月装着してみました。が、毎度の如く何も違いが分からない。(笑)

※リアメンバカラー装着作業

 

 開発元様によると、ノーマル状態だとリアメンバは1㎝程動くらしい。ほんとにそんなに動くのか?

 で、実際にカラー装着したらメンバの動きは規制されるのか?

 色々と疑問が沸いてきたので、論より証拠と走行状態を撮影してみました。


 まず分かり易いように、少々強めに発進してみたら...。

 イカスーッ!


※全画面表示するとメンバの動きが分かり易いです。


 動きを規制するのが売り文句のカラー付けてこの状態です。

 これ、ギャップや轍、サーキット走行等したら、メンバの揺動は1㎝なんてかわいい物で済まないのでは?

 この後色々なパターンで走ったのですが、実はカメラの調子が悪くてうまく撮れておらず、気が向いたら再度確認してみる予定です。個人的に気になる部分は他にもあるので、それらも合わせて順次確認するつもり。


 にしても、ノーマル状態を撮影してなかったので、比較が出来ないという事に気付きました。(笑)
比較しないとカラーの効果自体も不明です。

 またノーマルに戻して云々するのも面倒なので、JACCの際に誰かにカメラ装着をお願いするかも知れません。その際は、よろしくお願いします。
 


 以下考察...


 ノーマル状態と比較しないと何とも言えませんが、これ程メンバ動いていて規制している効果はあるのだろうか? もしあるとしたら、ノーマルの揺動は相当大きいって事...?

 しかし、メーカとて馬鹿ではありません。色々検討したうえで設計しているはずですから、もし大きくメンバが動くならば、一般走行ではその動きが必要って事です。(スポーツ走行はまた別の話)

 それを規制すると、今までメンバが動いて入力を吸収していた分、車体への入力が強くなります。普通ならば、これが乗り心地の悪化に繋がり、酷い場合はボディ取付部の歪みやクラックになるかも知れません。

 何しろ車のボディなんて、ペラペラ(薄いと0.6㎜、熱くても2.3㎜前後)の鉄板を曲げて強度と剛性出してるだけですから。

 とは言え、リジッド化する訳でなくブッシュを潰す形なので、それほど強い影響は無いでしょう。実際、カラー装着しても相当メンバが動いています。これだけ動いていれば、私が装着前後の違いを感じなくても、仕方ありません。(笑)

 で、ふと思ったのがリ●カラ。そもそもサブメンバは、ブッシュを介して相当動いている事が分かりました。私の理解が間違っているかも知れませんが、リジカラはサブメンバと車体の結合剛性を上げて剛体化するという認識なので、元々のメンバがブッシュを介して動いているのであれば、その効果はどうやって出しているのでしょうか...?

  ひょっとしたら、構造を全然勘違いしトンチンカンな事言ってるのかも知れませんけど、何だか気になります。(^^;

 あと、リアメンバが動くって事は、そこに装着されているデフやらロワアームやらが、全部動きます。
 
 って事は、走行中は相当アライメント変化があるって事。無論、設計段階ではそれらを全て計算した上で各種数値は設定されているのだと思いますが、アームの取付角とか結構影響ありそう。

 考え出すとキリが無いので、こういう事をあまり気にしてはいけないですね。
Posted at 2018/05/29 00:49:21 | コメント(3) | トラックバック(0) | 考察 | 日記
2017年03月25日 イイね!

キャンバ角とタイヤ温度の関係(適正角は?)

 何故かアッパーアームが青くなったので(笑)、適正キャンバ値が気になるお年頃となりました。

 車高調作って頂いたお店の方から、キャンバ適正角度はタイヤ外側と内側の温度差がほぼ同じか、内側が少々高目になる位と教えて頂いたので、素直にそれを基準とします。


 という事で、足回り交換して最初にやったのがタイヤ温度測定。(笑) 場所はオートランド作手とモータランド三河です。その時の記録がこれ。




※内/外で温度高い方がピンク。同じ時は両方緑。 


 この時のキャンバ角度は左右-1.5度という認識だったのですが、先般の再測定の結果、おそらく左は-1.5度、右は-1.2度だったと思われます。


 で、その時の結果を俯瞰してみると...。

●前輪/後輪の関係
 ・内側と外側の温度差はあるもの、前後での最高温度は同じ位。
 ・意外に後輪内側の温度が高く、四輪で一番高い事が多い。

●左側/右側の関係
 ・左は前輪の温度が高く、右は後輪の温度が高い。
 ・右の外側はかなり温度が低い

●内側/外側の関係
 ・左は前後共に内側/外側の温度差は少な目
 ・右は前後共に内側/外側の温度差が大きい

 といった感じでしょうか。もう少し細かく見ると、

・左前輪は外側の温度が若干高目(内側に対して+2度~+3度)
・左後輪は内側の温度が若干高目(外側に対して+2度~+3度)

 です。

 当初の予想では、左前輪外側が他と比べてかなり高温になると思ってましたが、意外にも右後輪内側の温度が一番高い時もあります。

 左前輪外側は大抵温度高目なので、キャンバは不足気味かも。左後輪は内側がやや高目ですが、直線だと内側が接地が強いはずですし、駆動掛けるので多少発熱するのは当然ですから、適正と思われます。(多分...)

 右側は内/外の温度差が10度前後あるので、これだけ見るとキャンバ過大ですが、右回りコースの場合タイヤにかかる負担は左がメインですから、目をつぶりましょう。(^^;


 結果として、

左前:キャンバ不足
左後:適正
右前:適正
 →温度はキャンバ過多だが、コースレイアウト上止む無し)
右後:適正
 →温度はキャンバ過多だが、コースレイアウト上止む無し)

 といったところでしょうか。



 続いて、先般アッパアームが青くなった勢いで、Fキャンバを2度にしてみた結果です。
全般に温度低いのは季節が違うためです。



※内/外で温度高い方がピンク。同じ時は両方緑。



●前輪/後輪の関係
 ・前半の最高温度は明らかに前輪が高いが、後半は後輪が高目。
  →途中で少し走り方を変えたからかも?
 ・右後輪内側の温度が高目な傾向は同じ

●左側/右側の関係
 ・左は前輪の温度が高く、右は後輪の温度が高い。(変化無し)
 ・右の外側はかなり温度が低い(変化無し)

●内側/外側の関係
 ・左は若干内側の温度が上がって来た。
 ・右は前後共に内側/外側の温度差が大きい

 といったところです。もう少し細かく見ると、

・左前後輪とも、内外の温度が同じか、内側が若干高目(外側に対して+1度~+2度)

 です。


 結果として、

左前:適正
左後:適正
右前:適正
 →温度はキャンバ過多だが、コースレイアウト上止む無し)
右後:適正
 →温度はキャンバ過多だが、コースレイアウト上止む無し)


 ってな感じでしょうか...。

 
 現状のキャンバ角-2度は、通常走行で内べり問題が出なければ案外悪く無さそうです。右側は内と外で10度前後の温度差ありますが、右回りコースなら左を基準に考えるべきでしょう。よって温度差は不問とします。


 と、何となく自分なりに結論っぽくしてみたのですが(笑)、知見が圧倒的に不足しているので、正直なところよく分かりません。(^^;

 ただ、駆動方式や走り方のスタイルで、タイヤ温度分布はかなり違うんだろうなという事は想像できます。

 となると、FRにおける理想の温度分布がどうなるか気になるので、ちと考えてみました。

 FRの美点の一つは、駆動輪と操舵輪を分けて、タイヤ負担を軽減出来る事にあります。となれば、前後輪の温度差は少ないはず。とは言え同じとは思えません。パワーがあれば後輪、無ければ前輪が高目になる気がします。

 アオテッツァ君はハイパワーとは言えないですし、同クラスと比較して百数十kg程車重も重いので、どちらかと言うと、ややフロントの温度が上がり気味になりそうな予感。

 前回、今回のタイヤ温度分布を見ると、走り方でも前後の温度バランスは変わりそうですから、出来るだけ前後温度差が出ないか、やや後ろ側の温度が上がる様に走れば、少しはR1Rを上手く使える様になるかも...。
 

 なお、今までの計測はRCで使っていた非接触の赤外線温度計を使っていますが、測定場所は目分量でやっているので、今一つ正確さに欠ける気も...。次に気が向いたら、熱電対で直接測定してみようと思います。

Posted at 2017/03/26 22:47:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 考察 | 日記
2017年03月15日 イイね!

左右のキャンバ角が合わない理由(公差という名の車両個体差)

左右のキャンバ角が合わない理由(公差という名の車両個体差) 工業製品には必ず「公差」が存在します。公差を詰めれば精度が上がり、大なり小なり性能向上も見込めますが、コストも上がります。(^^;

 そこでコストを適切に抑えるため、実用上問題にならない範囲の誤差を設定して設計します。ですから、公差の範囲内の数値のずれは特に影響はありません。(建前)

 私も一応エンジニアリングの世界の片隅の端の日陰の奥の一角の更に末席に身を置く者。そんな事は分かっている、分かっているさペンチノン...。

 そして、建前の裏には本音がある事も。(笑)


 さて本題です。

 アオテッツァ君のキャンバ角、最大限付けると左右で揃いません。かなり差が出ます。(笑)

 まさか、公差最大値を自分の車で目の当たりにし、その影響をモロに受けるイベントが、自分の人生にあるとは思いませんでした。(笑) 


 アオテッツァ君のフロントキャンバ角、今まで左右-1.5度まで揃うという認識だったのですが、実は右が調整範囲一杯まで動かしても-1.2度という事が、先日のアライメント調整で判明しました。(^^;

#左は-1.6度以上いけるのですが...。


 その原因ですが、どうやらフロントサブメンバが中心からずれているらしい...。


 

 右側はサブメンバとサイドメンバに隙間があります。





 しかし左側は、サブメンバとサイドメンバがぴったり当たってます...。



 イカスーッ!



 メンバが一杯まで左にずれてるぢゃん!

 サブメンバは物理的にこれ以上動きませんから、取付公差最悪状態と思われます。orz


 そうか、キャンバが揃わないのは、これが原因だったのか...。衝撃の事実です。


御トヨタ様の設計要件は分かりませんが、一般論で考えると一カ所位置決め穴(ボルト)を決めて、あとはある程度のバカ穴にするはず。

 精度について、車のパネルスポット溶接はコンマ数mm程度、ボディの各セクション毎の精度は1㎜程度を狙っていると聞いた事があります。(真偽は不明)

 とすると、足回り位置決めの要であるサブメンバに、これほど大きな公差を設定するものだろうか...? 目分量ですが、4mm~5mmはありそう。(^^;


 単純に考えると、車体中心に対して、トレッド中心が2mm~3mmずれている事になります。(^^;
いや、もちろん公差範囲内のはずですから、何も影響は無いはずですし、この程度で影響あるとは思いませんが...。

 とは言え、知らぬが仏とはこの事で、知ってしまうと気になります。(笑)


 もしシャシ関係の設計者の方がいたら、この辺りの公差ってどういう考え方なのか、向学のためにも内緒でこっそりメッセージで教えてくれると嬉しいであります。(笑)


 ロアアームが付くメンバが左にずれれば、左のキャンバが増えて右のキャンバが減るのが道理。つまり、現状の右側キャンバが調整幅一杯でも左より少ない事と辻褄が合います。


 
 東三河アライメントセンターさんも主治医も、これに気付いて何とかメンバを中心に動かそうとしてくれましたが、ボルト緩めてもメンバが動かない....。

 そう、動かないんです。実は想像以上にネジ穴の精度が高くてガタが無いのか、あるいはエンジンが重くて動かないのかは分かりませんが、とにかく動きません。

 となると、エンジン吊り上げて負荷を無くしてから動かすか、あるいはあるいはリジカラ入れるか? 

 リジカラはバカ穴にアルミテーパ部材ぶっこんで、ボルトで強引に締める事によってセンターを出しつつ、バカ穴のガタを無くす様ですから、センターは出そうな気がします。ただ、もしサイドメンバのボルト側位置が公差の関係で左に寄っているなら、あまり改善は望めないかも知れません。


 色々個人的に思うところあって、リジカラを導入する気はあまり無かったのですが、とにかく何らかの方法でサブメンバを中心に移動させないと、キャンバ左右角度の問題は解決しません。
 
 嗚呼、考えると結構気になります。(^^;


 あまり悩んでもしょうがないので、取りあえずキャンバ-1.2度でサーキット走ってみたのですが、明らかにタイヤ外側の温度が高いので、キャンバは不足気味と思われます。

 
 国内は時計回りコースが多いので、左側のキャンバだけ元の1.5度に戻すという選択肢もありますが、やはり左右数値は揃えておきたいところ。
 
 
 さて困った。一体どうしたものか....。

 と、ここまでが1月の状態。


 ふと気づいたら、2月下旬に何故かアッパーアームが青くなってました。うーむ、実に不思議な事があるものです。しかもこのアッパーアーム、キャンバ角が調整出来るらしい。(笑)

  
 

 キャンバ左右調整幅の問題はサブメンバ動かさないと解決出来ないのですが、アッパアーム長を左右で変更して、-2度でキャンバ角揃えてみました。

 さすがにファミリーカーで2度は多過ぎな気もしますし、アッパアーム長が変わると厳密にはタイヤストローク時の幾何学的軌跡も左右で変わるのですが、物は試しです。鈍感な私なら、きっと何も体感出来ないから、結果的にはノープロブレム?のはず。(笑)

#ホントはダメですよ。


 きっとキャンバ不足を解消した事により、ノーズがゴリゴリとインに入ってぐいぐいと曲がり、ポ~ンとベスト更新出来ずはず!


 という目論見は見事に外れ、ベスト更新どころかかなり遅いタイム...。キャンバ-1.2度でも-2度でもタイムに大差ないとは...。世の中の厳しい現実を知りました。orz


 ここまでが先週の話。


 さてさて、次の一手はどうしたもんか。

 まずR1Rの使い方を色々試して、本来の性能を少しでも発揮させてあげるのはもちろんですが、機械は常に正常な状態にしておきたい質なので、フロントメンバのセンタ出しも何とかしたいところ。で、左右のアッパアーム長も合わせなければ。


 リジカラ試してみるか、一旦エンジン吊ってサブメンバ動かしてみるか...。


 地味ですが、当面の課題です。

Posted at 2017/03/19 13:20:00 | コメント(3) | トラックバック(0) | 考察 | 日記
2017年03月15日 イイね!

アライメント考(店舗による違いとか、計測誤差とか...)

アライメント考(店舗による違いとか、計測誤差とか...) 四輪アライメント調整、その測定値って、果たして正確なのでしょうか? 例えば複数のショップで測定した場合、ほぼ同じ数値が出るものでしょうか...。

 成り行きで(笑)、そんな疑問を少しマジメに検証してみました。
ただ、あくまで2店での比較ですから、厳密なものではありません。(^^;
たまたま今回はこうだったという程度の参考レベルです。l


 まずアライメント測定ですが、現在の主な方法は以下の3種類かと思います。

1.糸と錘
 →測定器が安いので個人向けであり、路面の水平が出ていればどこでも
  出来るので現場向けでもあります。
 →測定や調整はそれなりにスキルが必要で、目盛りの
  読み方によっては誤差も出ます。
 →でも校正等必要なく、物理的に直接測定するので、ハンドルセンタに狂いが
  無く、正しく作業すれば数値自体は案外正確な気がします。

2.各ホイルに測定器を装着
 →おそらく一番多いタイプだと思います。
 →測定器が高価ですし、センサの定期的な校正が必要です。個人で持ってる人は
  まずいないでしょう。(笑)
 
3.測定器(カメラ)は床に設置し、ホイルにはターゲットを装着してカメラで測定
 →最近増えつつある、3Dアライメント測定と呼ばれる方法です。
 →カメラでターゲットを認識し、車両を動かしてキャリブレーション後、測定します。


 一般的に四輪アライメント調整で使われる方法は、2番が多数でしょう。

 どの方法でも、ある程度正確な値が出るはずですし、複数店舗で測定した結果を比較しても、大体同じ数値になるはずです。が...、案外そうでもありませんでした。(笑)


 実は昨年10月位からのタイヤ片べり対策として、12月に糸と錘方式でアライメント調整してもらいました。設定値は、

Fトー0度、Fキャンバ1.5度、Rトー20分、Rキャンバ1.75度

です。しかし内べりは解決せず、前後ローテしたタイヤも1月には内べりが発生...。(^^;


 この時点で単純なアライメント計測では分からない問題が隠れている可能性を考え、複数店舗で四輪アライメント測定をして頂きました。A店は通常のホイルにセンサ取付ける方式。B店はいわゆる3Dアライメント測定方式です。

 結果、理由は分かりませんが、店舗によって測定値に結構違いがある事が分かりました。比較結果がこれです。

※なお、これはたまたま今回の測定結果がこうなったというだけであり、測定方法や店舗がどうこうという話ではありません。






 A店は1月20日、B店は1月27日の測定結果です。ほぼ同じ数値は緑、差の大きい数値はピンクで表しています。

 トーはA店はmm、B店は度が測定時の結果ですが、比較出来る様にmmに換算しましたので、多少誤差があるかも知れません。


 以下、順番に測定値を確認してみます。


●右前トー

 内べりの激しい右前ですが、A店測定結果はほぼ0mm。 B店測定結果は2mmのトーアウトを示していますが、この程度のトーアウトでであれ程激しい内べりするものだろうか?


●左前トー

 これはA店、B店ともに、かなり大きなトーアウト傾向を示しています。これだと直進させるため僅かにステアリングを右に切る必要があり、その影響で右前が内べりしている可能性があります。

 12月にFトーは0度に調整してもらったはずですが、この状況から察するに、何故かトーアウトのままだった様です。片べり原因は、やはりFトーアウトと見て間違いなさそうです。

 A店/B店のトータルトーを比較すると、A店ー3.2mmに対してB店は-7mmとなります。トーはハンドルセンターが少しでもズレていれば変わるでしょうし、どちらが正しいかは分かりませんが、激しい内べり状況考えると、B店の方がより正確かなという気がします。


●右前キャンバ
 
 これはA店/B店共きれいに揃ってます。12月に調整してもらった数値とも合ってますので、信用して良いでしょう♪ 問題ありません。


●左前キャンバ

 A店/B店で多少誤差ありますが、約0.3度ですから目をつぶりましょう。(笑) 12月調整値とA店測定値も、ほぼ同じです。


●右前キャスタ

 アルテッツァにはキャスタ調整機構ないので、一度も触ってません。測定結果は0.7度の違いがあります。


●左前キャスタ

 こちらは約0.8度の誤差があります。どちらもA店の方が多めの数値が出ています。


●インクルード角、キングピン角

 これについては、A店/B店共にほぼ同じ数値でした。まったく問題無いでしょう。


●左後トー

 これもA店/B店ほぼ同じ数値です。12月調整時の数値とも概ね合致するので、問題ありません。


●右後トー

 リアトーは、FRにとって大切なパラメータです。個人的には、一番大切だと思ってます。RCでも、Rトー不足すると巻いて走れません。0度はありですが、トーアウトは絶対NGです。

 で、A店測定値ではほぼ0ですが、B店測定値ではかなり大きなトーアウトを示しています。どちらの数値が正確なのかは何とも言えませんが、もしB店が正しいとしたら、思い当たる節があります。


 昨年12月のもろまえ、ブログにも書いてある通り、リアが流れてずいぶん苦労しました。また、オートランド作手のブラインドも、アクセル少しでも抜くとタックインが激しく出るので、いつも苦労してます。

 それ以前にも、今は無きYZ本コースでの巻き巻き現象とか、過去何度もリアが流れ易くなる時があって、結構悩んでいたのです。

 これはもしかしたら、リアトーが0度ギリギリで、何かの拍子(ブッシュの潰れ具合等の経年変化)でトーアウト気味になった時に発生していたのかも?

 とにかく個人的にリアトーアウトは、ダメ、絶対...。
 
 
●左後キャンバ

 A店/B店、ほぼ同じ数値です。12月設定値は1.75度ですが、まぁ多少の違いですからヨシとしましょう。


●右後キャンバ

 これはA店/B店で約0.8度ずれてますし、12月設定値からも約0.5度ずれてます。


 ざっと俯瞰すると、前はトーとキャンバでA店/B店の差が大きく出ており、後は右側のみ差があるといった感じでしょうか。



 さて、今回の調整はB店でやってもらいました。その結果、オートランド作手のブラインドで、アクセル抜いた時に発生する過激なタックインが収まりました♪ 

 これはリアトーが正常になった結果と考えてよいでしょう。また、コーナ立上りでリアが出る症状も改善しました。やはり、リアトー正常化の恩恵と考えられます。

 調整前のリアトーの数値ですが、A店はトータルトーでインでしたが、B店はトータルトーでアウトでした。これをを根拠として、私は3Dアライメントの方がより正確であろうと考えます。個人的に。(笑)

 副次効果?として、何故か真直ぐ走る様になりました。(笑)

 いや、こう書くと今まで流れていたのかと聞かれそうですが、自分の感覚では今までも真直ぐ走ってました。若干左に流れる感はあったのですが、まぁ日本の道路なので、多少は左流れは出るかなと。

 これが今回の調整で、とても真直ぐ走る様になったのです。これがアルテッツァの本来の直進性だったのか...。恥ずかしながら、改めて気付きました。(^^;
 


 さてさて、同じ四輪アライメント測定といっても、店舗によって実測値にはかなりの違いが発生する事が分かりました。では、同一店舗による測定結果再現性はどうでしょうか?


 無論ぬかりはありません。B店について実測データがあります。(笑)







 1回目と2回目のインターバルは一週間。B店で、同じ担当者に測定してもらった結果がこれです。 
 
 ブッシュの僅かな潰れやタイヤの減り、その他モロモロの影響がありますから、多少の誤差は出て当然でしょう。

 右前キャスタで0.5度の差が出ているのが謎ですが、他は多くても0.1度程度ですから、同一店舗ならば再現性に大きな問題無さそうです。


 因みにA店はホイルに測定器をセットする一般的な方式、B店は3Dアライメント測定方式です。ホイルにセットする測定器は定期的に校正を行う必要がありますが、3D方式は原則として校正はいらないらしいです。



 そろそろまとめたいと思いますが、A店とB店、どちらが数値として正確なのか?

 正直言って分かりません。

 どのお店も、測定結果を元に一生懸命作業してくれます。つまり、測定結果は正確と信じるところがスタートです。しかし、本当にその数値が正確かどうか、個人に分かるはずもありません。

 結局のところ、最後は自分が何を(どの店を、人を)信じるか? というのが、私自身の答えです。


 なお今回のアライメント調整については、東三河アライメントセンターさん(B店)に大変お世話になりました。3Dアライメントという新しい機材を使っていますが、実走入れて2回測定した結果で調整するという手間暇かけた丁寧な作業にとても好感がもてます。

 若干料金は高目ですが、2回目からは測定料半額となりますし、個人的にはお勧め出来るお店です。
Posted at 2017/03/15 23:20:28 | コメント(4) | トラックバック(0) | 考察 | クルマ
2017年03月12日 イイね!

タイヤ交換+アライメント調整=スランプ?

 もう3月になってしまいましたが、1月にタイヤ交換&アライメント調整し、その後何回か走ってきました。

 今回チョイスしたタイヤは、トーヨのプロクセスR1Rです。実に久々の国産♪ 

 10年以上前に発売された設計の古いタイヤですが、当時はインチキラジアルと言われる位のハイグリップでした。今はコンパウンドが変わって、当時程のグリップは無いという話も聞きますが、それでも間違いなくハイグリップタイヤのカテゴリに入るでしょう。


 タイヤは新品にしたものの、昨年10月にら突如発生した左フロントの内べりが解決してなかったので、アライメント調整も行いました。
 
 お願いしたのは、お初の「東三河アライメントセンター」さんです。当初は3Dアライメント測定に興味があったのですが、作業して頂いて分かったこちらの本質は、丁寧な作業にありました。


 実際に作業見てたのですが、こんな感じです。

1.作業前のアライメント測定
2.アライメント調整
3.試走
4.アライメント測定
5.アライメント調整
6.試走
7.オーナ同乗で試走
8.問題無ければ完了

 これがデフォ。(笑) 

 一体何回測定して調整するのって位、手間暇掛けて作業してくれます。単に測定して調整、終了では、ブッシュ等の落ち着き具合が分からないので、一旦調整後に実走して、ズレが無いか確認するそうです。2回測定&調整するので、測定/調整結果の紙も2枚もらえます。(笑)

 実は今回の3Dアライメント測定により、アオテッツァ君の足回りについて衝撃の事実が色々判明し、私自身,アライメントや車両個体差というものについて、色々考えさせられました...。 が、本題とは少々違うので、別途備忘録としてまとめる予定。


 話を左フロントタイヤ内べりに戻します。

 原因は当初の予想通り、左フロントトー過大でした。数値でいうと20分、mmで表すと約5mmトーアウトだったのです。これに約1.6度のキャンバーがついてるのですから、片べりも納得です。という事で、Fトーは安定の0度に修正。

 Fキャンバは左右-1.5度で調整をお願いしたのですが、右ロアアームの調整カムが限度一杯でも-1.2度であり、それ以上は不可との事。左はまだイケるのですが、左右1.2度に合わせてもらいました。


 Rトーは右がまさかのアウト状態...。そういや、昨年12月のもろまえは妙にリアが出て困りましたし、作手のブラインドもアクセル抜くと激しいタックインが出て怖かったのですが、原因はこれか...。orz 

 リアトーは10分程のトーインにしてもらいました。リアキャンバも左右が結構ズレていたので、1.5度に合わせてもらいます。
 

 ふっふっふ、タイヤは新品。アライメントも調整完了♪ Fキャンバは数値を左右合わせるため少々減らしましたが、気温ブーストもあるのでベスト更新出来るはず! 


 で、1月末にオートランド作手走ってみました。

 ダメでした...。 

 
 何故だなぁぁぁっ!


 左Fキャンバが減ったせいか、右コーナで上手くノーズが入りません。タイヤも、595RS-RRと比べてグリップ低い気がします...。31秒台どころか、32秒前半にすら入れません。

 タイヤ見ると、ショルダが削れてかなり恥ずかしい状態。(^^; 自分でも、アンダー状態で無理やり曲げようとしているのが分かります。orz 


 タイヤ新品で意気込んで行ったにも関わらず、まさかの惨敗。でも気を取り直して、そのままモータランド三河に向かいました。

 ここではきっとベスト更新出来るはず!

 ダメでした...。

 ベスト更新どころか、50秒台に入れません。orz

 タイヤショルダも酷い削れ方してますし、実際、自分でも荒く走ってしまっている実感があります。なんというか、ちゃんと車をコントロール出来ずにもがいている感じ。

 ナンカンのNS-2(Rぢゃない方)はそれほどグリップ高く無いのですが、それでもこんなもがく感じは
ありませんでした。もしかしたら運転が下手になった? Fタイヤに上手く荷重が乗せられてないのだろうか...。

 タイヤ見ると、R1Rはブロックが細かいせいか、ささくれる様に減ってます。ショルダの具合も含めて、とても人様にとても見せられません。(笑)

 アオテッツァに乗って、初めてアンダーというものを感じました。

 いや、まぁアンダーなのは私のウデですが...。(笑)
 
 でもまぁ、時にはこんな日もあるでしょう。いつも調子よいとは限りません。2月のもろまえでは、きっと美浜でのベスト更新出来るはず!

 ダメでした...。orz

 ベスト更新どころか、48秒台にすら入れません。

 何故だぁぁぁ?
 
 私が坊やだからか? そうなのか? 

 にしても、一体何が悪いのだろうか? 


 今回変更した点を振り返ってみると、

・タイヤ
 R1Rのグリップが595RS-RRより悪いのだろうか? いや、多少の違いは
 あっても、ここまでタイムが変わる事は無い気がする...。実際のとこは
 分かりませんが。

・アライメント
 悪くなってる要素は無いはず。別途まとめる予定ですが、以前よりアクセル
 踏めるようになってる。
 ただし、Fキャンバは止むを得ず減らしている。


 車側で変わっているのはこの2点のみ 

 となると、ドライバのウデは置いといて、ハード的には減らしたキャンバが原因か? 


 うむ、きっとそうだ、そうに違いない。(笑)

 実際にタイヤ触ると、内側と外側でかなり発熱が違います。これは明らかにキャンバー不足の兆候。

 で、気付いたら、何故かアッパーアームが青く変わってました。(笑) いやぁ、実に不思議な事があるものです。でもこうしないと、左右キャンバ角を-1.2度以上に出来ないので、仕方ありません。(マヂ)


 知らない内にネガキャンアッパーが装備されていたので(笑)、実験も兼ねて過去最高の-2度にしてオートランド作手に突撃。きっとこれでゴリゴリとノーズが入り、ベスト更新とはいかなくても31秒台には復帰出来るはず!

 ダメでした...。orz


 何故だぁぁぁ!


 ベストは偶然32.130が出ましたが、安定するのは32秒中盤...。エア圧も2.8kから2.2kまで色々試してみましたが、大差ありません。ネガキャン1.2度も2度もタイムに大差無しって、一体どういう事よ...。orz


 ここまで来たら後には引けない戦いです。モータランド三河にも行ってみました。

 ダメでした...。orz

 50秒台に入れないどころか、やはりネガキャン1.2度の時とほぼ同じタイムという状態。(^^;
 

 分かっている、分かっているさペンチノン。



 キャンバー変更前後でタイム差が無いという事は、キャンバーの問題で無く走り方の問題だという事を。今まで、595RS-RRの性能に助けられていただけという事も...。

 昨年まで、一体どうやって走っていたのかすら分からラなくなってきました。(^^;


 現在、絶賛スランプ中です。orz

 
Posted at 2017/03/12 12:37:28 | コメント(6) | トラックバック(0) | 考察 | クルマ

プロフィール

 昭和50年代の車を、長年に渡り大切に乗り続けて来ましたが、諸般の事情で車検継続を一時中断し、08年10月から冬眠中させてます。  一時期車検1年半付きコ...
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