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2014年02月12日 イイね!

パワーFCのセッティングどうする?(ショップに頼むか自分でやるか?):長文

パワーFCのセッティングどうする?(ショップに頼むか自分でやるか?):長文 パワーFC(PFC)を装着して一ヶ月、ほぼ毎日何がしかのセッティング作業してます。(笑) PFCは車種専用品なので、ポン付けでもノーマルECUより好フィーリングになりますから、このままでも問題ありません。しかし、通常走行に何の問題も無い純正ECUを取っ払って変更するのですから、現車合わせしないと勿体無いです。

 このセッティング作業、ショップに依頼すると大体5万~7万(VVTi含めると10万越えもあり)程かかる様ですが、自分でやれば0円で済みます。

 PFCは極めてユーザフレンドリーに作られており、その気になれば信号待ちの間でもFCコマンダーでリセッティング可能です。燃調、点火時期、VVTi(IN/EX)ともに、作業は単なる数字の調整だけですから極めて簡単。自分でやりたくなるのも人情と言えるでしょう。 

 しかしっ! ここに大きな落とし穴があります。安く済ませる事を目的に自分でやるのは、お勧め出来ません。最低でも以下の機材や手間が必要で、リスクもあります。

必要機材
・空燃比計:必須。機種選定も大切です。
・ロガー:無い場合はFCコマンダーと空燃比計を並べて設置してビデオ撮影。
・PC:マップ作成のため。まぁ、大抵の人は持ってると思いますが。

手間
・実走:場所を選ぶので、そこまでの移動も大変です。(^_^.)
・ログ分析:当然と言えば当然
・Excel入力:ログ分析した内容をデータ化します
・PFCマップ作成:実走結果を元に補正値を割り出します
・PFC入力:作成したマップを入力します。燃調や点火時期等、全てやると2000セル手入力。(笑)

リスク
・セッティングミスによるエンジンへのダメージ
・実走中の様々なトラブル

 これらを全て自己責任で行なわなければなりません。しかしスキルの高いショップならば、完成度の高いセッティングをたった5万~10万前後で代行してくれるのです。しかも1日程度で。私は既に1ヶ月程毎日何らかの作業していますが、やっと大雑把な燃調マップが出来てきたところで、点火時期には手も付いてません。(笑) 空燃比計等の初期投資やマップ作成、実走の手間、ガソリン代等考えたら、ショップセッティングは激安だと思います。費用対効果を考えたら、自分でセッティングの真似事する手間と努力を、良いショップ探しに向けるほうが圧倒的に効率的です。

 しか~し! やはりここにも落とし穴があります。ショップと言ってもピンキリであり、ネット検索すると大枚叩いたのに吊るしデータと大差無かったとか、僅かに数値が変わっていただけという事例に事欠きません。(^_^.)

 依頼先がスキルの高いショップであれば大安心でお得度満点ですが、それを見分けるにはある程度PFCやセッティングについて知っておく必要があります。それは、適切に要望を伝えてよりレベルの高いセッティングにしてもらうにも役立つはずです。

 そこで、PFCセッティングについて色々調べたのですが、中々良いものが無く諦めかけた時に、レーシングショップQooさんの「パワーFC活用術」を見つけました。価格は4k円弱。もちろん内容は不明です。怪しいなと思いつ購入してみたところ、予想に反して充実した内容にびっくり。燃調の概念からFCコマンダーを利用したセッティング方法等が、系統的に分かり易く書かれています。現実的な具体例もあり、私でも何となくセッティングの真似事が出来そうな気がしてきました。(笑)

 もちろん最終的には、信頼出来るショップに依頼するつもりではあるのですが、まずは勉強も兼ねて、自分でセッティングの真似事をしてみよう。そう決断してFCプロ実践マニュアルも即座に追加購入。この内容は活用術と大きく変わり、現車合わせの具体的な方法や、補正値を計算するためのExcelシートが含まれています。両方合わせて諭吉さん一人分ですが、私には価格以上の価値がありました。

 ただし、基本的に燃調主体で書かれており、点火時期に付いては参考情報程度となります。またVVTiに関する記述は一切ありません。これは少々残念なところ。

 とは言え、これがあったお陰で1ヶ月程度で、大雑把な燃調マップが出来ました。もし無かったら、一体どうなっていた事か? あ、その場合は自分でセッティングの真似事やろうなんて考えなかったでしょう。

 現車合わせは、洞窟探検の様なものだと思います。無事に抜ければお宝がありますが、迷ったら出口はありません(リセットで入り口には戻れますが)。現車合わせとは空燃比を合わせる事ですから、空燃比計は懐中電灯に相当します。これが無いと状況がまったく分かりません。ログデータは目指す方向を知るためのコンパスでしょう。活用術と実践マニュアルは、イロハを教えてくれる手引書です。最低限、この3つと根気と実走場所があれば、ある程度現車合わせは出来ます。それ以上は、本人次第かな。

 初期投資や手間、ガソリン代を考えると、トータル費用はショップ依頼より高くなる可能性もありますが、多くの知識と経験を得る事が出来ます。コツコツ時間を掛けて詰めていけば、それなりのレベルも夢では無いかも知れません。そして何より、少しずつセットアップが進んで思う通りの空燃比推移になっていくのは、結構楽しいです♪ ただ、その変化をまったく体感出来ない自分が少々悲しいかも。(笑)

 人間、良くなる分には鈍感ですが、悪くなると比較的分かりますから、セッティングが完了したら吊るしデータに戻して比較し、違いを体感してみようと思います。
 

 因みに、トップの写真は吊るし状態で綺麗なグラフですが、今出来つつあるマップはとんでもなくイビツな形してます。(^_^.)




 負荷軸も変更しているので、当初は心配になって何度もデータ取りし、その都度新たにマップ作り直しているので、入力ミスではありません。



 なお、最初の補正時はこんな感じ。この時はまだ負荷軸変更前です。




 いずれも同じ傾向で、中間域の高負荷で異様に燃料を絞る必要があります。丁度トルクの谷と重なる部分なので、何か関係があるのかも知れません。例えばバルタイの関係で空気量が少ないとか...。

 グラフ見ると本当に大丈夫かよって心配になるレベルですが、空燃比の推移を細かく丁寧に見ても、想定より濃くて11台です。一体何がどうなっているのやら。(笑) この辺りに中間域のトルクを厚くするポイントがあったりして?

 
Posted at 2014/02/12 01:36:14 | コメント(4) | トラックバック(0) | パワーFC関連 | 日記
2014年01月14日 イイね!

パワーFCの吊るしデータグラフ化(アルテッツァ)

 金曜の晩にパワーFC取り付けたら、街乗りが激的に楽になって感動しています。詳細なインプレはそのうち書きますが、これはアルテッツァ乗り必須アイテムかも。 純正に何となく不満があるなら、超絶的にお勧め出来ます。 

 という事で、まずはマップの雰囲気を知るために、パワーFC内の吊るしデータをグラフ化してみました。

 燃調、点火時期、VVTi-IN、VVTi-EXの4種類、各々20×20ですから、計1600セルあります。これを全てFCコマンダー見ながらチマチマと手作業で入力です。(笑)

 
まずは燃調マップ





 低回転低負荷時は全部ストイキ狙いっぽいです。ストイキ付近は純正O2センサが効くので、ちゃんとクローズドループになるせいか、グラフは何の工夫も無くまっ平ら。(笑)

 基本的には、回転と負荷が上がるに連れて燃調が濃くなる、普通のマップです。しかし結構粗い気が...。

 実走で最高負荷をチェックしたのですが、ピークはマップ負荷軸の3/4辺りですから、実質25%のマップ領域が使われていません。この部分、実走最高負荷域とまったく同じデータなので、メーカもそれは分かってやっている様子。(笑)

 これではただでさえ少ないマップが更に少なくなって制御粗くなりますから、負荷軸の数値変更をしてみたいところ。でも出来るだろうか?



次は点火時期





 負荷(横軸)が上がるとリタードし、回転(奥方向)が上がると進角という基本通りですが、少々凸凹しています。おそらくこういう部分が大切なのでしょう。でも知識不足なので、細かい事は全然分かりません。(笑)

 なんつーか、燃調の基礎勉強の必要性を、痛切に感じます。(^_^.)



続いてVVTiの吸気側




 なんじゃこりゃ? 低回転低負荷では思いっきり遅角させ、負荷と回転が上がると進角させている様ですが、高回転域では再び遅角させています。しかも、4000rpm辺りに妙な山を発見。(笑) もしかして、これがトルクの谷の原因か? あるいはこれによって、少しでもトルクの谷を改善しているのか?

 いずれにしろ、トルクの谷部分では何か妙な制御が入ってます。あと、低負荷中回転(グラフ左上)にピンクの尖った山が見えますが、これは多分アペックスさんのデータ入力ミス(バグ)です。

 何故ならば、VVTiインテーク側の動作角度は遅角50度までなのですが、ここの数値が52度になっているのです。とすると、案外吊るしデータの精度は低いかも?(^_^.)




最後にVVTi排気側




 基本的には、回転と負荷の上昇に合わせて遅角させています。が、やはり4000rpm付近に変な谷があります。いずれにしろ、アルテッツァの4000rpm付近は、何かがあるようです。

 でも、何がどうしてこういう制御にしているのか、教科書的一般論以上の事が全然分かりませんし、実践的知識も経験も無いので、どう対応すればよいか謎です。さてどうしたもんか。orz


 昔はこんな機構無かったのに、中回転域でもきちんとトルクを出していたのですから、大したものです。

 例えるなら、昔のコンピュータはハードの性能が低かったので、職人技的プログラミングをしないと処理が重くなったのですが、今はハード性能が著しく向上しているので、間抜けなコーディングでも普通に処理出来てしまうのと同じなのかな。(^_^.)

 
 さて、一体どうすれば4000rpmの谷が埋まるのやら...。(^_^.)

Posted at 2014/01/14 02:20:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | パワーFC関連 | 日記

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 昭和50年代の車を、長年に渡り大切に乗り続けて来ましたが、諸般の事情で車検継続を一時中断し、08年10月から冬眠中させてます。  一時期車検1年半付きコ...
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