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M.D A太郎のブログ一覧

2016年10月02日 イイね!

スロットルコンバージョンキット有無を比較してみた。(サーキットでのタイム比較)

 アルテッツァには定番と言われるパーツが幾つかありますが、スロットルコンバージョンキットもその一つでしょう。
 
 メーカの謳う効能は、電制スロットルをワイヤ制御に戻して電子制御を介入させない事による、アクセルレスポンス向上です。

 もっとも私の装着理由はアクセルレスポンスへの不満でなく、4000rpm前後のトルクの谷対策でした。4000rpm付近のトルクの谷は、ひょっとしたら電子制御が悪さしているのではと思ったのです。

 因みに、スロットルコンバージョンキット有無によるバタフライの動きの違いは、以下の通りとなります。




 結果から言えば、下衆の勘繰りは見事に外れて、トルクの谷に対する効果はありませんでした。(笑) この時点で私には不要...。

 
 とは言え、極低速域や低回転域では若干のフィーリング向上が感じられたので、そのまま使っていましたが、これはレベリングインジェクタ交換前だったのが原因かも知れません。後にレベリングインジェクタ装着した際、あれ程酷評した純正ECUでもまったく問題を感じなくなるほど、フィーリングが改善したからです。(^^;

 つまり、インジェクタが詰まり気味で本来の電子制御セッティングではやや不調になっていたものが、スロットルコンバージョンキットに変更した事により制御がキャンセルされ、たまたま良い方向に働いたのかも知れません。


 結果として、可もなく不可も無いコンバージョンキットですが、最近思うところあって外しました。ただし、せっかく組込調整済みの部品外すのも勿体ない?ので、お手軽にスロットルボディ丸ごと交換です。

 その結果ですが、鈍感な私は特に違いを感じませんでした。(笑)  本当にあっても無くても違いありません(個人的に)。

 コンバージョンキットを使っている方のレビューでは、レスポンス向上とかもっさり感が無くなったという話も見ますが、外しても特にレスポンス悪化は感じなかったです。なお、くどい様ですが私が感じないだけかも知れません。(^^;


 別にスロットルコンバートキットを否定する訳ではありませんが、エンジンのフィーリングに何か不満を感じる場合は、個人的にレベリングインジェクタの装着を強くお勧めします。単なる洗浄だけでなく、各インジェクタの噴射量をマッチングさせた「レベリングインジェクタ」というのがミソです。

 インジェクタに噴射量誤差があると、噴射される燃料量が各シリンダで変わるので、各シリンダ毎の空燃比差が大きくなり、燃焼状態も違ってきます。各シリンダ毎の噴射量を揃えるのは、大切な事です。

#インジェクタが正常に燃料噴射してくれないと、
#エンジンは何やっても駄目ですし...。


 ちと話が逸れました。(^^;


 今回は電制スロットル有無の状態を比較するため、事前にスロットルコンバージョンキット装着状態でモータランド三河を走りました。(160910) ECUはTECII、タイヤはシーズンオフなのでナンカンNS2です。(笑)

 ベストは52.8でした。気温は24度です。あ、遅いというツッコミは無しの方向で。(笑)

※タイムに対する気温の影響は馬鹿にならないので、
 大きく違うと単純比較出来ません。(^^;


 次にスロットルボディを純正(電制仕様)に戻して走った結果、52.7秒でした。なお、ECUはフィーリングチェックのために装着していた純正です。TECIIに交換するの忘れてました。(笑) 外気温は21度です。

 多少条件違いますが、コンバージョンキットの有無によるタイム差は認められません。つか、外気温が3度ほど違うとは言え、TECIIと純正のタイムがほぼ同じ事が若干ショックです。(^^;

 まぁ、私はテストドライバでは無いので、いつも同じ状態で安定して走れる訳ではありません。大体、タイムなんてのは当日の気圧や湿度、路面コンディションやタイヤの状態でも大きく変わりますから、この結果が即性能差という訳では無いです。


 因みにPFCでもテストしており、52.8でした。orz





 純正ECUとほとんど変わりません。いや、むしろ0.1秒負けてます。嗚呼、今までのセッティングの日々は何だったのか?(^^;


 という事で、今回のプチテスト結果を整理するとこうなります。


・スロットルコンバートキット+TECII+外気温24度:52.8秒

・純正(電制)スロットル+純正ECU+外気温21度:52.7秒

・純正(電制)スロットル+PFC+外気温21度   :52.8秒

※タイヤは全てナンカンNS-2


 もうね、これだけ車両側の条件が違うのに、見事な程にまったく差がありません。(笑)
もしかして私には、何か目に見えないリミッタが掛かっていて、ハードのポテンシャルを引き出す能力が致命的に欠けているのだろうか?
 
 なおPFCはスロットルボディ変更により、アイドリングでハンチングが発生してしまったのですが、走行時間枠の関係でそのまま走りました。(笑)

※もちろん、走行後にちゃんとハンチングは対応済。(^^;


 今回のの結果だけ見ると、スロットルコンバートキットはスポーツ走行において、特に効果は無いと思われます。(装着当初のレビューにも書いてますが)

 ECUを変更しても、有意なタイム差はありません。orz

 純正ECUに対してTECIIは、高回転高負荷領域において点火時期は2度~3度進んでいます。A太郎セッティングのPFCも、偶然ですが同じ進角です。

 燃調も、純正ECUは全開時に11台まで濃くなりますが、TECIIは12前後となり、PFCは12.5付近です。

 バルタイについては各ECUでどの程度違いがあるのか把握出来ていませんが、燃調と点火時期だけみるなら、TECIIもPFCも純正より多少はパワー上がる方向なのですが...。(^^;

 一度は3つのECUそれぞれで、パワーチェックしてみたいものです。

Posted at 2016/10/02 19:21:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 覚書 | 日記

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 昭和50年代の車を、長年に渡り大切に乗り続けて来ましたが、諸般の事情で車検継続を一時中断し、08年10月から冬眠中させてます。  一時期車検1年半付きコ...
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