「Intelligent Drive」の話し。
本日、メルセデス・ジャパンからメール来てました。
なにげなくみると「Intelligent Drive」なる自度運転技術の紹介。
2013年8月、ドイツにおける都市間、市街地での100kmに及ぶ自動運転テストに成功したとの事。
これってYouTubeの動画でテストの状況がアップされてネットで話題になっていたテストですよね?
ボルボの方が凄いとか、なんとか。
私はまだこのテストの動画を通しでみていませんが、今回下記の「Intellgent Drive・特別サイト」でそのときの動画をいいとこ取りで繋ぎ合わせたと思われるフラッシュ動画が紹介されております。
サイトを見ると高速道路のみならず路線バスや歩行者が存在する市街地の道路・交差点でも自動運転に成功したとか言っております。
どういう技術でそういうことできたのか?
http://intelligent-drive.jp/?csref=_email_mbs_158#autonomous-system
現在装備済みのRSPやPRE-SAFE機能の集大成プラスαで新たに実験車作って100km走行試験したみたい。
しかし、このビデオの機敏なハンドルさばきとかみると凄すぎ。
こんな感じで走行中にハンドルが勝手に動くとビビりますな。
自動で縦列駐車とかとかいう話ともう次元が違います。
W/S204の購入の際、ディストロニック・プラスは「高速道路以外で使用しないで下さい。」ってディーラーの営業から言われましたがこのフラッシュ見てみると市街地で思いっきりディストロ・プラスを使っております。
ミリ波・レーダー以外にステレオ・カメラも使ってる新しいディストロ・プラス(EクラスとSクラスには採用済み)が歩行者の飛び出しにも対応しているって事のようです。
実際そのフラッシュ見てるとPre-Safeブレーキも思いっきり歩行者の飛び出しに反応しておりました。
現行Cクラスではステレオカメラを装備しておりますが車線維持(レーンキーピング・アシスト)のみの為に使用。
歩行者への飛び出しへは未対応。
そのため市街地ではディストロ・プラスは使えません。
赤外線レーザーで歩行者が車のすぐ近くを歩いたりすると「ビィー」とアラーム成ったりしますが、Pre-Safeブレーキとは連動していなさそうっていうか連動していない。
W/S204の後期型以降に発売されたEクラス後期、新型Sクラスはステレオカメラでの歩行者飛び出しに対応していたはず。
新型CクラスのW/S205でも対応してくるはず。
他にも「アクティブ・レーンキーピング・アシスト」、「アクティブ・パーキング・アシスト」といった現行Cクラスでは「アクティブ」という文字が抜けてる装備は装備済みですが、新型Cにはアクティブが付いて積極的に車が状況を判断して運転を制御してくれる。
現行Cの「レーンキーピング・アシスト」でも「横滑り防止装置」を利用して白線を踏むと車がさらに白線の外に膨らむのを戻してくれるような動きをしますが「アクティブ」はさらに積極的にの介入。 ハンドル切って戻してくれるのか? カーブでも勝手に曲がってくれるらしいのでそういうことなんでしょう。
こういった運転補助装置は国産車でも既に採用始まってますが新型Cクラスもこれらの「アクティブ」な運転補助装備が採用されるのは間違い無し。
これってちょっと羨ましい。
とりあえず、「Intelligent Drive」システムを構成する要素をまとめてみました。
・ ステレオカメラとミリ波レーダーを用いた新RSP(新型Sクラス、後期E採用済)
・ 上記を用いて歩行者の飛び出しに対応する新PRE-SAFEシステム(新型S、後期E採用済)
ちなみにこの「Intelligent Drive」システムは上記以外に以下の技術から成り立っているそうです。
・ 凹凸でも揺れない。(マジック・ボディ・コントロール/ 新型Sクラス採用済)
・ 車線からはみ出さない。(アクティブ・レーンキーピング・アシスト/ 新型S、後期E採用済)
・ 駐車場にぴたり。(アクティブ・パーキング・アシスト/ 新型S,後期E採用済)
これらを合わせてメルセデスは「Intelligent Drive」と総称しているようですが、とりあえず既に新しいメルセデスの一般車に採用されている技術を集大成したものの様です。
各技術の精度は当然上げてくるかと思いますが現状の装備、または技術でも十分に自動運転可能だってメルセデスは言ってるわけですよ。
自動運転時代の到来も思ったより早いかもしれませんよ。
市街地での自動運転はずっと先かと思ってましたが。
交差点や信号ではETC見たいな装置が各所にあって車に止まるような信号を出さないといかんか?
とか勝手に思ってましたが交通標識や信号の色をステレオカメラで認識・読み取りして後はミリ波レーダーで前方車との車間調整しながら勝手に停止、発進してくれるようです。
左折、右折なんかもレーダー、レーザー、カメラと総動員して危険認識してくれるんでしょう。
「本当に大丈夫?」
と思わざるをえませんがドライバーが万能なわけでは運転補助システムとして近いうちに登場するのでは?
どのメーカーが先陣切るのかわかりませんが、メルセデスも「高速道路、市街地の道路で自動運転で100km走りました。」とか、「これって世界初です。」とか言ってるところ見ると気合い入っているようです。
ところで、現状ではこれって採用されるのがCクラス以上?
CLAやB,Aクラスには採用される予定が無いのか?
CLAにはRSP採用されていたと思いましたが今回のメルセデスの特別サイトみるとCクラスより上のグレードのみとなっております。
安全装備なんですから全グレードに標準装備とまではいかなくてもオプションで選べるようにくらいはすべき。
安全第一をなにより重視とか言ってるメーカーならそれくらいは当然かと思いましたが現実は違う。
ちょっと残念でした。
追記

上記上の左側メーター、②の▲の警告灯。
その下の説明では「②日本仕様車では機能しません」とあります。
ところで、Pre-Safeブレーキの作動の際にメーターの上にある三角の注意マーク、警告マークっていうんですか?
新しいSクラスやEクラス後期は知りませんが、W204では取説みると日本仕様では使えなくなっているらしいと記載あるのですが、私は運転中に何回か作動したことあるんですよ。
急ブレーキこそ掛かりませんでしたが高速道路緩い右カーブで連結大型トラックが左前方車線にいる状況に出くわしたとき、私は右の追い越し車線を走ってましたが突然この三角マークが赤く点灯して急ブレーキではありませんがブレーキ掛かって車速落ちました。
他の機会でも高速道路で車間が急に詰まった時、この警告ランプが点灯したことが何回かあります。
PRE-SAFE機能では緊急時の自動ブレーキは現行Cクラスでも装備済みで、その機能が作動した時に点灯する警告ランプの様ですが取説見ると日本向けにはこのランプ関係無しとか書いてあるんですよ。
実際取説見てもこのマークがなんの警告ランプか分かりませんでしたがそういった状況下での点灯だったので緊急ブレーキ関連とは予測してましたがやっぱりそうでしたね。
しかし、勝手にブレーキ掛けられたりすると危ないな。
ディストロ・プラスを使っている時はミリ波レーダーが直進しかできないということで、高速道路での右カーブには左にいる車の動きに注意してましたが、今回赤三角の警告灯点灯したときはディストロ・プラスはオフでしたからね。
予定外のところで勝手にブレーキ掛かると予想外の事態を招きかねないので困るわけです。
急ブレーキじゃないので「???」と思っただけですが・・・。
しかし、この警告ランプの点灯の真偽はどうなってるのか?
取説から見ると日本向けはこのランプ殺しているという文面に思えてしまうのですが・・・。