
今春から家族レクリエーションとしてファミリーキャンプ始めました。
子供もしゃべれるようになり、走ったり、飛び回ったりするようになったので、家族で一緒に楽しめる趣味を作りましょうという趣旨です。
春、夏、秋に月一回、7回/年程度を目処に子供の情操教育もかねてオートキャンプしております。
私だけの趣味とかいうのではなくて、妻も企画から加わる「家族の趣味」を目指すことにしたので計画的に装備を揃えて、キャンプの日程も事前に決めて行き当たりばったりはやめて現地での行動に関してもタイムテーブルを作成、皆で共同して「趣味を確立・発展」を目指そうということになっております。
取り急ぎ、私が雑誌とか読んでオートキャンプに必要と思われる装備揃えました。
オートキャンプと一口に言っても方向性というかスタイルがいろいろあるようです。
ファミリー向け、単独行向けという参加する人数にもとづくスタイル。 また、さらにそれぞれグランドスタイルだとか、ラウンジスタイルだとか様式に基づくスタイルがありますが、私は地べたに座るのが嫌いなのでラウンジスタイルとし、単独行は予定にないのでファミリー向けとしました。
地面にシートを敷いて座るとかいうのではなく、椅子、テーブルだとか持ち込んでできるだけ家のリビングに近いスタイルでキャンプしようというスタイルです。
コンセプトは「シンプルかつ、優雅にファミリーキャンプ」としました。
オートキャンプはこのスタイル如何で必要な装備は大きく変わります。
ファミリー向けのラウンジスタイルはもっとも大がかりな装備とスペースが必要です。(後になって気付く。)
リビングはタープと呼ばれる屋根か風、虫などの進入を防ぐ覆いで囲ったスクリーンタープを用いて疑似リビング空間をつくり、寝室としてテントを使用します。
椅子は折りたためてできるだけくつろげる椅子を使用し、食事その他の為のテーブルも普通は1つか二つは使用します。
冷蔵庫の代わりにクーラーボックス、食材用、飲み物用の二つ。
さらには調理のためのコンロ。
コンロに関してはガソリンツーバーナーがファミキャンには人気ですが、私は炭火にこだわりたかったので焚き火台と呼ばれる鉄板、網などが載せられて鍋なども置けたり、鉄板焼きもできたりする焚き火台を2つ。
常時炭火を燃やして二つの焚き火台の炭を減らしたり、増やしたりして火力調整ができるようにもう一つ焚き火台、合計3つの焚き火台を使用することにしました。
簡単に調理するための小型テーブル、焚き火台の横に置いて鍋をおいたりする小型テーブルなども必要になります。
ざっとみても、ファミリーでオートキャンプ、しかもラウンジスタイルだとざっと上記の様な装備に寝るための寝袋、夜間の照明の為の複数のランタンが最低限必要になります。
さらには燃料の炭、薪などが必要ですし、飲料水用ポリタンク、バケツ、ゴミ箱など生活に関わる細々としたものがたくさんあります。
近所の専門店で購入したり、ウェブで購入したりと複数回に分けてこれらの装備を購入しました。
私に限らず妻も趣味は形から入るタイプなのでファミリーキャンプ一度もしたことがないくせにいきなり上記の装備の大半を揃えてからスタートしました。
キャンプ当日の朝になって車にこれらの購入した装備を積もうと思ったら積みきれませんでした。
車の荷室のスペースはバックミラーで後ろが見えなくなる位に積んで、チャイルドシートスペースを除く後席シート、足下のスペースすべてに荷物を詰めこみましたがそれでも載せきれません。
これは予想外でした。
初回のファミキャンで、すでに車のスペースをすべて使い切ってしまいました。
キャンプのスタイルに基づく装備などには注意を払っていたのですが肝心のそれを運ぶ車の事は考えていませんでした。
というか、雑誌とかでキャンプ道具に関してはかなり細かく説明だの使い心地だの書いてあるのですが車に関しては無視されがちというかあまり書いていないんですね。
うちの車はCセグメントのハッチバッグなのでコンパクトカーやCクラスセダンよりは荷物は確かに積めますが決して大きい車ではありません。
ハイエースだとかでファミキャンする人の装備参考にして揃えたら、そりゃA3には積めないわけで・・・。
盲点でした。
初回キャンプでいきなり、スペースの都合上、車に積みこむ荷物の取捨選択をせまられることになり、その後は装備のコンパクト化も視野に入れなくてはならなくなりました。
キャンプ始めたら必要なもの欲しい物というのがどうしたって出てくるわけですが、うちのA3にはすでにスペースがありません。
当然、他の物を置いていくことになるのか、収納が小さくなるように新規買い直しするかしなくてはならず、なにか新規購入する際に必ず収納サイズを見てから購入するようになりました。
寝袋とか特にそうなんですが、コンパクトに収納可能で軽量な物はありますが主に登山用で性能は十分ですが高いんですよね。
ファミリーキャンプ用の寝袋ならオールシーズン用、5000円で十分かと思いますが、登山用の寝袋は使用温度帯が細かく分かれていてかつ価格も4倍くらい高いです。
また、そういった寝袋はシュラフカバーを使うのが必須なのでさらに1万円くらいたかくなり価格差は6倍になります。
軽量・コンパクトを目指すと車も同じですが、これが一番金掛かるんですよ。
オートキャンプでのファミリーキャンプって一番重要なのはやっぱり車ですね。
装備に高級品揃えたりしている人も大勢いらっしゃいますが、一番気に掛けなきゃいけなくてもっとも金掛かるのはやはり車でした。
ラウンジスタイルのファミリーキャンプを極めようと思うとどうしたって荷物は膨大になります。
この人はすごいなと思うサイト見るとやはりハイエースのロングとか乗ってたりします。
ただ、そういう人でも話聞くと次は4トン車行きたいだとか思ったりするそうなのでもう切りが無いという事ですね。
いい加減なところで、割り切りが必要なのかと思います。
テントの中で寝るにしたって快適性を求めるとコットと呼ばれる簡易ベッド持ち込むわけで、木陰でハンモック吊りたいだとかマウンテンバイクも持ってきたいだとか、カヤックもいいだとかもう快適性を求めると家族4人なら本当に4トン車くらい必要と想像できるようになりました。
とりあえず、ファミリーキャンプの為に車買い換えたくもないので、車に入りきらない装備はすっぱりあきらめることにしました。