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2012年10月14日 イイね!

三菱アイ 試乗

三菱アイ 試乗妻と近所の三菱へ行き、アイのガソリン車を試乗してきた。





この車の最大のポイントはなんと言ってもエンジンを後ろに置いたこと。

下の写真でいうと、リアタイヤのちょっと上あたりにエンジンがあり、

3気筒のサウンドが後ろから聞こえてくることにまずびっくり。

直列6気筒と比べればさすがに安っぽいけど、

それでも後ろから聞こえてくるっていうだけで、なんだかリアルスポーツな感覚。


かさばるエンジンを後ろに置いたことで、全席が前方に移動。



普通のFF車よりもフロントのマスが少なく、それを強調するかのような特徴的なフロントガラスの角度、形状。

それによって「前方視界が上下ともにやたら良好で死角が少な」く、

うまく言えないけど、

「普通のコンパクトカーで運転して、赤信号で前車までの距離が2mのところで無意識に止まった」としたなら、

三菱アイなら下方死角が少ないためにもう1m詰められそうなイメージ。

これは大きい。





もちろん、上方もよく見えるために信号や案内板を見る余裕が普通車よりもはるかにある。

上下方向だけじゃなく、Aピラーも独特。

初代フィット比で半分近く細いため死角が少なく、コーナーの先を視認しやすい。

ミニバンの着座位置ゆえの良好な前方視界にはあこがれたが、この車も運転中の死角が少なく、非常に快適だ。



この車両はNA・AWD。

4AT。

低速ギアが大分低めになっているのか、ゼロからハーフスロットルくらいまでは特に出足が悪くもなく、

まあ、普通に乗れる。

でも、それは軽負荷での状態なので、やはり大人数、重量物積載ってことになれば、より低速で倍近いトルクを出せるターボエンジンを選ぶな。





実は、試乗中に不思議な感覚を覚えた。

なだらかで長い下りのカーブを走っていたとき、ステアリング操作以上にフロントタイヤがインに切れ込んでいく。

またはリアタイヤがステアリング操作よりほんの角度で5度分だけ、常にアウトに流れている。

右脳的には、2輪でハングオンするだけで、勝手にカーブを曲がっていく感覚だ。



その時は自分でも不思議で、営業マンにどう聞いていいか分からず、今頃になってやっと整理できたかもしれない。

さっきの不思議な感覚は、きっと錯覚で、

・普通の車を曲げている時にステアリングに感じるエンジンの重さがないことと、

・普通のFF車は相対的に軽いリアをスタビリティを高くして安定させているのに対し、もともと重量配分が後ろ寄りのアイで、リアを中心に曲がっていく感覚に慣れてないことと、

・Aピラーが細くてフロントガラスが大きく、よって開放的で視界がアホみたいにいいから、自分が運転している車両がいまドッチ向いて走ってるのか忘れている


のだろう。





地味だけどブレーキのかかりかたも独特かつ安心だ。

効きも普通に良好で、なおかつ普通に踏み込む分には全くノーズダイブせず、4輪がバランスよく制動している実感がある。


もうひとつ、地味と言えばボディだ。

ヒラヒラ走れるくせに真っすぐ100キロ出しても不安感は全く感じない。

乗り心地もいいからなかなかボディ剛性を感じ取るところまでいかないし、

それよりリアエンジンの走りの独特さが面白すぎた。




数少ないマイナスは、

1、軽自動車ゆえ、絶対的な容積が少ないこと。

それはセダンと比較しての話だから、だったら次も普通車にすりゃいいねっかって話になりかねないけど、

あの不思議な走りを一度経験したら、他のモデルが全部同じに見える。



2、もうひとつは、スペアタイヤがないこと。

前輪と後輪で別々のサイズだからそもそも2種類必要だし、FF車ならトランクの下にぶら下げるべきスペースに、

エンジンミッションがあるのだから仕方ない。

パンク修理キットを後部座席下に積んであるが、僕はこの11年で、高速道路で2回、タイヤをバーストさせている。

JAFに入れって話か。

アイに限らず、スペアタイヤの設定がないユーザーって、どういう対処してるんだろう。



3、ステアリングが固定式で前後どころか上下の調整もできないこと。

ステアリングが固定されてしまうとなると、シートで運転スタイルを調整しなくてはいけなくなるので、

これをもし買う事になるなら、ステアリングをスペーサーを挟んで社外品に交換、

シートもレカロに交換して運転姿勢を固定、そして薄型化によって後部座席とのクリアランス確保か。






営業の人は、雪国だからAWDがおすすめだと言うが、

僕はFRに乗り続けてきたので雪上でリアドライブの車で通勤することに恐怖感はそれほどない。

アイの走りを純粋に楽しむのならば、AWDではなくRRのほうを選びたい。

でも、高速走行で安定しているのは絶対AWDだから、2000ccのセダンからのダウンサイジングならば、

アイのAWDターボが妥当かなとも思う。

悩むね。



フィットとアルテッツァの次は、街中用の軽自動車と遠出用の普通車をと考えていた。

もちろん「遠出用の普通車」とは、高速道路を安定して走れることとフィット並みの積載性の両方という意味だが、




帰宅中に妻が、

アイなら軽自動車2台でもいいと言っていたのが印象的だった。

妻は、もう1台の軽自動車をホンダNワンで考えているみたいだ。
Posted at 2012/10/14 17:51:25 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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