
マセラティ、100周年のイベントが開催されるという案内を頂いたのでみん友のならじゅんさんと待ち合わせして行ってきました。
場所は増上寺。会社から近いので歩いて行きました。
着くと、すでにならじゅんさんは陳列されている車両の撮影にはげまれている。BORAやShamalなど、くすぐられる車両が多数。
どうやらこれらの車両は、100周年イベントとして増上寺~清水寺をリレーする車両達っぽい。
ちなみに清水寺でのイベントは24日にあるらしいが、こちらは東京のイベントとは違い、参加者はかなり厳選されるようで、案内すら来ていない人がほとんどだと思う(これについては後述)。
さて、メイン会場に乗り込むと、人人人。とにかく暑い。
フード・ドリンクコーナーの近くに陣取り、ジュースがぶ飲みしつつ撮影開始。
本日の機材はLeica M Type 240にSummilux 35/1.4一本。東京タワーライトアップするというの聞いていたので広角寄りのレンズを選択。
しばらくすると特別仕様車がアンヴェール!Grancabrio MC Centennial Edition。キャリパーのブルーがおしゃれです。ステキはステキですが、Exclusivityは感じなかったです、残念ながら。
その後社長、そしてイタリア共和国大使のDomenico Giorgi閣下のスピーチ(写真は閣下)。
スピーチの後は東京タワーをマセラティ色にライトアップ!
ちょっとねばったら大分人がはけたので色々撮影しました。ただ、残念ながら全部は綺麗におさまらず。さらにねばったならじゅんさんは撮れたみたいですけど!
そして今日のベストショットはこいつかな?手持ちでも結構いけるものだ。
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さてと、ここまでがイベントそのものの話。
ここからは
マセラティジャパンのマーケティングに対する苦言
具体的には、会社がとっている方針とマーケティングのミスマッチ。
大前提として、マセラティは100周年を迎えるにあたって大きく会社の方針を変えた。これは従来のハイエンド・エクスクルーシブなステータスを維持しながらも、よりマス(と言ってもハイエンドだが)にフォーカスするというもの。
具体的な目標として、2012年の6千台強から2015年までに年間生産台数を5万台までに引き上げるというもの。(ちなみにギブリの台数も含まれていると思うが、2013年は1.5万台)
そして達成するための大きな役割を担うのがエントリー層をターゲットすると言われているギブリ。
つまり、従来と今では客層が微妙に異なっている。さらには
先日のブログでも書いたように今後の車両のシェアはセダンやSUVと、この新規層と思われる顧客が中心となってくる。
ここまでが前置き。
さて今回のイベントを見ると、100周年で歴史とかを紹介したり、素敵な演出がある。それはいい。
でも一歩引いて今後重要になってくる顧客層から見ると、イベントはあくまでもマセからの発信であり、新たにオーナーになったという喜びを感じられるか?というとクエスチョンである。
そういう意味では去年のMaserati Festivalは良かった。今までのオーナーも新たにオーナーになった人も、少なからず自分はマセオーナーだ、と自慢したい気持ちはあると思う。そして参加型のイベントだとそれがかなう。マセからの発信だけでなく、自分も主人公になっている、と感じられるからだ。
今年はこのイベントに注力するためにMaserati Festivalが中止になったそうだが、ふたを開けてみると、東京はマセからの発信という色が強いイベントになっており、京都にいたってはそもそも参加者自体がかなり限られている。知らないオーナーさん自体も多いのではないだろうか。
新たな100周年に向けて、と言うんだから、ここはバイラル的にも重要になってくる新オーナーに対して、"Welcome to Maserati"という色を強く出すべきだろうし、既存オーナーに対しても、"Welcome to the next 100 years"という色を打ち出すべきなのではないか?
ブランドのHeritageをアピールするために、エッジをきかせて、日本でのHeritageをサポートしてきたメンバーがツーリングするというのは手法としてはアリだとは思う。でもそれはあくまでも、それを見せた上ですそ野が広いユーザーの受け口があってからこそであって、それ単体で完結してしまうと多くのオーナーはおいてけぼりになっていると感じるのではないか。
フェラーリやランボみたいに、とことんエクスクルーシブ路線を行くならばそれはいい。でも方針を変えたからこそ、そこは明確にマーケティング方針変えるべきだと自分は思う。
と、戯言をダラダラと書いてみた。
Posted at 2014/07/22 23:28:36 | |
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マセラティ | 日記