昨日の話。
霧島、これまた峠に行っておりました。その時の話でございます。
1周目は基本、路面と交通状況の確認の意味で、ほとんどアクセル踏みません。
阪奈はいろは坂と同じく、上りと下りが別々の道路で、しかも各々、車線が2車線あるので、飛ばせるっちゃ飛ばせるのですけど、阪奈は、ほぼ100%パトカーを見かけるので、安易に飛ばすのは自殺行為以外の何物でもありません。で、昨日も昨日とて、1周目の下りで軽自動車をとっ捕まえて誘導中の覆面ゼロクラウンを目撃致しましてございます。
2周目のこと。上りでそこそこアクセル踏んでると、目の前をやたらと胴体の長いメルセデス・ベンツ(CLSかなぁ……)が、直線、カーブ問わずで車線割りながらフラフラフラフラ走ってるワケです。
自動車の性能の差で相手苛めても自分が悲しいだけなんで、基本煽ったりはしませんけど、相手に飛ばしてるのを悟られぬよう、コーナー手前では多めに車間を開けておいて、そこからコーナー出口過ぎあたりで追いつく、てな感じの繰り返しをしておりました。まぁ、そのベンツには良いクスリになったみたいで、急にピシッと走りだしました……相変わらずセンター割ってるけど(笑)
その途中のことです。左から右へのS字の切り返しの時。急にリアタイヤが鳴いて、リアがブレイク。スピンには程遠かったものの、テールが流れ、一瞬、挙動が著しく乱れたのです。
いつもより多めにアクセルを踏んでいたのはありますが、だからと言って飛ばしてるワケでもない。ステア操作が乱暴だったかなとその時は思いました。
そして3周目。明らかにおかしい。左リアのグリップが著しく落ちているのです。左コーナーはちゃんと踏ん張ってくれてるのに、右コーナーだと不安なフィーリングが伝わって来る……
その日はここ何日かでは暑い日でしたので、タイヤがタれたのかな、と思ってスローダウン。タイヤの状態を確認するため、頂上付近のコンビニに入りました。
タイヤを見てみると、確かに少し左リアのサイドウォールが摩耗していましたが、スリップサインには程遠く、片減りしてるとも言えないレベルでした。
念の為、増し締めだけしておこうとクロスレンチを引っ張り出して来て、実際回してみて驚きました。
ナットが緩んでいました。
ホイール4本。計20本のナット全てが緩んでいましたが、左リアが最も酷く、3分の1は回ったんじゃないかな……。これが果たして、リアが流れたことによる緩みなのか、それとも前々からの緩みなのかは分りません。
しかしながら、ナットが緩んでいたため、左リアのグリップに不安を感じたのは間違いありません。そして、どちらにせよ、締め付けトルクが足りなかったのが原因でございます。
初歩中の初歩のミス。情けない限りです。
前回、ホイールを交換したのは2週間前。奈良県民会の前日です。県民会当日も、出発前にナットを確認しで出かけたのですが、それからは1000km以上、山道や峠を走りまわっていたにも関わらず、全く増し締めをしておりませんでした……
また、霧島。ちょうど腰と手首を痛めていた時期でして、それも災いしたのでしょう……
もう、この動画を笑えませんね……orz
そう言えばこのインテRの写真。みんカラでちょくちょく見かけるなぁ……。有名な人なのかな?
『みんカラ』を初めて一年。一年前の霧島なら、恥ずかしながら増し締めという発想すら浮かんでこなかったと思います。みんカラにおいて、ジムカーナやサーキット走行を多くこなされている方のブログをちらほら見ていたから良かったものの、もし、あの後、そのままの状態で走り続けていたなら、大事故につながる可能性もありました……。みんカラとみん友の皆さんにはホント感謝です……
そう言えば霧島。みんカラを始めてちょうど一年になるのですね……
今は居ないですけど、ロードスター乗りのとしぞぅさんに教えて頂いてみんカラに登録。当時はmixiメインだったのですが、ボツボツと、こちらでもブログを書き始め、最初の3ヶ月は全くコメントも貰えず、孤独に活動してましたね……
やがて、後にみん友となるtakerさんから初めてコメントを頂いたのを機に、多くの人と出会い、そして別れ、今では多くの方々と交流するようになりました。
霧島、どちらかと言えば社交的な人間ではないですし、多くの人とワイワイやるよりは、一人で考え事してる方が好きな人間です。
基本、霧島。自分から直接『教えてください!』と頭を下げることってしないんですよね……
これは、霧島の最大の欠点であり、また長所でもあると思います。
ドラテクにせよ自動車の知識やノウハウにせよ、自分より上手な人や良く知ってる人なんていくらでもおられます。そして、自分自身のスキルアップを考えるなら、その方々に教えを請うのが一番の近道に決まってます。
……でも、霧島。自分で考えて自分で試行錯誤して、自分で納得のいくやり方で結果を出したいんですよね。
確かに時間はかかるし、非効率的ではあるでしょうが、初めから正解を教えてもらったり、初めから正解を見せてもらったりするよりも、自分自身で正解を見つけ出して行きたい、そう思うのです。
もちろん、社会の中で生きていく上では、その姿勢は失格です。でも、趣味の世界でぐらいはそれが許してほしい、そう思うんですよね……
どうして霧島がこんな風になったかと言うと、昔、霧島は武道が好きで、居合道を7年。合気道を1年半ほど学んでおりました。居合なんかは特に熱心に稽古して、道場の中では一番稽古していたと自他共に認めるほどでした。
しかし、熱心に稽古すればする程、見えてくるモノがあったんですよね……
道場ではもちろん、自分より上手い先輩、先生方に教えて頂くのですが、ある人はああ言う、ある人はこう言う、と全く別のことを教えられる。そんな中でどう振る舞えば良いのか。あちらの意見に従えば、こちらから注意される。こちらの意見に従えば、あちらに注意される。そんな矛盾とジレンマに悩むようになりました。
そして、自分自身の中で見つけ出した『確信』があっても、誰かに教えて頂く以上、それを、曲げなければならない。人の言うことが間違いではないかと思っても、立場上、反論することも出来ない……。自分で創意工夫して色々と試してみたいのに、それは決して許されない。特に霧島のような若造はそうでした。
そんなことにばかり悩むようになり、霧島、ついに道場を辞めてしまいました……。ちなみに辞めた最後の年。一年間の道場の出席日数は、霧島の中でも過去最高記録。もちろん、道場内で、ぶっちぎりのトップでした。
そして時は流れて自動車という趣味を霧島は得ました。霧島は、今まで何度もジムカーナや走行会、ツーリングに誘われたことがありました。でも、それらのほとんどを断り続けて来ました。
それは金銭的な理由も大きかったのですが、それ以上に、武道での経験があったからこそなのです。
他者と交流することによって、また、教えを請うことによって、それが正解であれ、間違いであれ、他者の『型』にあてはめなければならない。自分自身が試行錯誤する機会が失われる。そして何より、周囲に流され、物事の本質を見失ってしまう。そんな恐れがありました。
また、霧島は不器用な人間です。空気の読めないコメントしたことなんて数え切れないですし、『友人』を得たとしても、本当に上手くやっていけるのかどうかの自信なんて正直ありません。(要するに、この齢でまだまだ中二病ってことです(笑))
そんなこともあって、自分からはみん友さん登録を申請したり、イベントに参加したりすることなどを、今なお躊躇が残っているのです……。まぁ、一度でも直接お会いした人や、一度でもコメントのやりとりをした方から申請を貰ったら、まず、断らないですし、むしろこちらから頭を下げて、ありがたくお受けさせて頂いております。
そのやり方で、どこまで結果が出せるかは分かりません。そのスタイルで得たモノといったら、やたらと小難しくて長ったらしくて理屈っぽい文章を書くスキルぐらいです(笑)
しかし実際、多くの方々から、多くの刺激や知識を得、自己の向上に繋がったことは無数にございます。そして今回も、それに助けられたのです。
今現在、みん友に登録して下さっている方々。
かつて、登録して下さっていた、としぞぅさんやエナぺタルさん。
登録はしていないけど、ちょくちょくコメントのやりとりをして下さってる方々。
何を好き好んでか、こんな野郎をファン登録して下さってる方々。
そして、一瞬の邂逅ではあったかもしれませんが、コメントを下さったことのある方々。
皆さまのご厚意は、霧島のようなはぐれ者なんぞにはもったいない位の、得難い縁でございます。感謝しても感謝しきれません。
今まで本当にありがとうござました。
そして、こんな霧島ですが、皆さん、どうぞこれからもよろしくお願い致します。
おまけ
MR2ののエンジン載せ換え光景、見つかりました。
東大式MR2エンジン載せ換え術
http://www.team-utac.com/x/gallery/2009/kondo.html
京大式MR2エンジン載せ換え術
http://rmckuac.nobody.jp/engine/1.html
あんまり、直リンクしない方がいいんでしょうけどね……
両方とも、参考にさせて頂いております(笑)