
昨年の映画で、気になっていた「殿、利息でござる!」をDVDで借りて観てみました。
そのうち地上波でやるのを待てばいいやと思ったけど、レンタル会員の更新で新作含め1枚無料だったので借りてみました。
同じくそのうち地上波でやりそうな「さらば あぶない刑事」とどっちにするか迷ったけどね~(^^;
1766年、仙台藩の宿場町・吉岡宿を舞台にした実話。隣の宿場町までの物資搬送の役務を課されて、住民は困窮。破産で夜逃げをする者が後を絶たず、廃れていく町を造り酒屋の主人・穀田屋十三郎と、その同志が立て直していくハナシ。
その手段はタイトル通りで、私欲を追わず町のため、町民のためという内容だけど…あとはネタバレになりそうなので割愛。
主演が阿部サダヲさんで、こんな映画ポスターだからコメディ要素が多分に含まれるのかと思ったら、意外とシリアスな内容でした(^^;
お上にそんな無理なことを…というところを、認めて貰えるところまでのプロセスがちょっと浅い気がして、しんみり来るところも泣けるほどではないなぁ…というのが正直な感想。だけど、実話からなるべく逸れず、且つ限られた時間だとこうなるのも仕方ない面も。

でも、仙台藩主を演じた羽生結弦、意外にも好演。役者ではないけど「演技」は慣れているということかな。コレを見たさに映画を観た女性ファンも少なくないことでしょう。
この映画、政治家を志す人に「政治屋」にならないための教材として観てほしいものです。誰とは言いませんが、どこぞの国会議員とか、とある前知事とか…(--;)
私の世代の宮城県民は、宮城の偉人として「鎌田三之助」を習ったけど、穀田屋十三郎が取り上げられなかったのは、映画の中にその理由があったように思えます。
穀田屋さん、今でも吉岡で造り酒屋と酒販店を営まれているようです。とりぃ。は日本酒を飲まないので買い求めることはなさそうだけど、国道4号でこの界隈を通るときは、当時の窮状とそこからの繁栄に思いを馳せながら運転したいと思います。おっと、散漫運転は危険ですね(^^;
Posted at 2017/01/15 12:37:26 | |
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