
みんカラらしくクルマ、しかも道路行政のおはなし。
諸外国では採用例が多いけど、国内でも9月1日の改正道交法の施行によってラウンドアバウト(環状交差点)が定義されました。
オーストラリアに旅行したことがあるのですが、さすがにシドニーの様な都会にでは見なかったけど、ちょっと田舎のケアンズでは随所に見られました。

(↑13年前に行ったケアンズ、また行きたいなぁ~)
信号待ちがない分、ストレスフリーです。ただ、還流路が2車線になっていて、左右の使い分けは慣れが必要かなぁと
今回、施行と同時に指定を受けたのは全国34カ所、うち19カ所が宮城県にあります。突出して多いね…。
で、実家近くにも指定を受けた交差点があるらしいので、早速行ってみることに。…の前に、どこにそんな交差点を造ったんだ?と思ったら、交通が疎らな住宅街の中にある、元々環状に作られた小さ~い交差点でした。

ラウンドアバウトは1つの交差点と見なしますが、以前はロータリーであることの標識さえなかったので、4つ(放射路の数)の丁字路の扱いであり、右折も出来ました。(←絶対の自信はないけど)
今では↑の通りの標識が施され、タイトル画像の通りペイントも施されています。

難なく流入して難なく流出~♪ ってか、他車なんて滅多に来ないから当たり前だよね~。
これだけ交通量が少ないと、ラウンドアバウトのメリットである
◆信号機設置・運用のコスト不要…元々必要な交通量ではない
◆災害時でも渋滞を招かない…元々渋滞するような交通量ではない
◆減速する上、対向右折車との交錯がないので正面衝突が防げる…交通量や放射路の狭さから、元々発生しにくい
が、全く活かされないです。法改正に合わせて既存の円形交差点をラウンドアバウトに仕立てた…と表現するのが正しいようで…。
事後で調べたけど、Wikiによれば流入は左折とは異なるので合図は出さず…とあるけど、他HPの解説では左折の合図を出すとも書いてあります。どっちやねん!
流出時に左折合図を出すのはどの解説にも書いてあり、揺るぎないようです。
オーストラリア(日本と同じくクルマは左側通行)では還流路走行中は右折合図を出しっぱなしにしていたような気がしたけど、日本はしないようです。
原付の二段階右折が始まった時ほどの戸惑いはないけど、免許の既取得者に対してルール告知の機会が少なすぎるような気がするのは私だけ?
Posted at 2014/10/01 19:39:34 | |
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