
各地に爪痕を残しながら北上した台風19号、仙台で風雨が本格的になってきたのは13日深夜。
夜が明けたら台風も過ぎているだろうと思って寝ていたら、未明に携帯のエリアメールで起こされました。
土砂災害の危険度が高まっているため…あぁ、ウチは大丈夫と思いつつも、ちょっと文面に違和感。
4時20分発令なのに、メールの発信が4時53分って、30分の空白は何?
気を取り直して、文面に従い対象地域詳細をHPで確認してみることに。リンクの1つでもあればいいのに(文字数制限や仕様上実現不可能かも知れないけど)、それがないので”仙台市”でググって、その結果のリンクからHPへ…ん?繋がらないよ?
再読込をしても、部分的に表示されるだけで、詳細の全容が判りません。う~ん、イマイチ!
そんなことをしている間に、
万一のためにと設定しておいたヤフーの災害メールが来ました。文面にあるリンクから対象地域詳細が難なく閲覧できました。
この件について、報道発表がありました。
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<台風19号>避難準備発令に30分、HP混雑
台風19号の影響で記録的な雨量を観測したため、仙台市は14日、初めて避難準備情報を発令した。しかし、市民にメールを配信するまで約30分かかったのに加え、避難対象地域を掲載した市のホームページ(HP)にアクセスが殺到し、極めてつながりにくい状態になり、災害情報の伝達に課題が残った。
14日午前3時12分に市内に土砂災害警戒情報が発表されたことを受けて、市は午前4時20分、避難勧告の前段階として準備を呼び掛ける「避難準備情報」を市内56地域を対象に発令した。
避難準備情報を知らせる緊急速報メール(エリアメール)を市内全域に向けて配信したのは、4時50分すぎだった。市によると
、文案の準備や関係機関との調整に時間を要したという。
市は緊急速報メールの文字数が限られるため、56地域と避難所11カ所は市のHP上に掲載し、確認を促した。配信後、市内全域から平時の30倍を超える100万件のアクセスがHPに集中し、約1時間にわたってつながりにくい状態が続いた。
市災害警戒本部などには、対象地域について、問い合わせの電話が十数件寄せられた。
奥山恵美子市長は14日の定例記者会見で、メール配信までの作業手順の改善を示唆したほか、「どのくらいの人がHPにアクセスするかという想定が甘かった。一時的なアクセスの急増に対応できるよう、技術的な面を含めて研究していきたい」と話した。
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仙台市として初めての発令だったようです。
HPが表示されなかったのはやはりアクセス過多が原因。仙台の場合は昼間人口>夜間人口のはずだから、条件がいい夜間でも繋がりにくい状態になったのは読みが甘すぎでしょう。他の自治体を参考にするとか、やれることはあったのではないかと思う。いっそうのこと、緊急災害情報はヤフーの災害ページに誘導した方がよかったりして。
それ以上に信じがたいのは太字部分。文案の準備?広島の災害だって記憶に新しいし、先週にも台風が来ていたし、今回の台風だって来ることが判っているのだから、想定できる発令の文案くらい前もって準備するべきでないの?しかも、この程度の長さの文面でそんなに準備に時間を要するとも思えないし、文面から察する関係機関=テレビラジオ?の調整だとしたら、発信が先でもいいようにしか思えない。
仙台市さん、早急に要改善ですよ。
Posted at 2014/10/17 00:41:54 | |
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