【欧州早耳情報】 Audi TT 初のマイチェン車登場

以前に掲載したとおり，明日９日からドイツ本国で開催されるライプツィヒモーターショーで登場
予定のAudi TT マイチェン車が公開されました。 事前の噂では大規模な変更との事でしたが，
外観についてはさほど大きな変化は無く，通常レベルの変更に留められているようです。　

今回初のマイチェンとなる訳ですが，主力の2.0㍑ターボエンジンのパワーと燃費性能を引き上げた
のが最大の特徴。　AVS（アウディ・バルブリフト・システム）を新採用しており，最大出力は11ps
アップの211ps，最大トルクは7.2kgmアップの35.7kgm（1600-4200rpm）で，幅広い領域で発生
し続ける柔軟な特性を持つようです。 Golf Ⅵ GTI 用よりも更にトルクアップした別エンジン。

6速MTの場合，0-100km/h加速は6.1秒，最高速は245km/h。
オプションの6速Sトロニック＋4WDのクワトロの場合，0-100km/h加速は 5.6秒！の実力。
これは実に現行の3.2クワトロとＴＴＳの間に位置する程，パワーアップしちゃってます。

AVS化で欧州複合モード燃費も向上しており，12.99km/㍑から15.15km/㍑へ，
約16％向上。 CO2排出量は154g/kmで，同クラスのスポーツカーで最良の数値だそう。

外装では新デザインのフロントバンパーを採用。 グリルはハイグロスブラック仕上げ。
ＬＥＤ式デイタイムランニングランプ装備のキセノンヘッドランプはオプション扱い。
リアの変更は控えめで，テールランプの小変更や大径エグゾーストパイプを採用。

内装では各部にアルミ調パネルを採用。 オプションのレザーシートに炎天下での駐車中に
表面温度の上昇を抑える新素材が使用されています。

この新エンジンを得たTTシリーズ，本国では今夏に発売されるそうで，「TTS」と 「ＲＳ」については
エンジンなどのメカニズムに変更はなく，内外装のリファインのみとなっているようです。