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フロント足を入れ替えた時、取り付け位置がずれたので、アライメントもズレた・・。

測定結果はトータルで6ミリくらいインになっていたので、タイロッドを左右180°程度縮めてトータル0にして完了。
ロードノイズも減って、コロコロ転がります

・・・
足をバラしたらアライメントは必ずズレる。という方がいますが、車高が同じであれば、
実際の所、同じ場所で組みつければ大丈夫です。


今回はズレました。
理由は、前回ドライブシャフトをディーラーで交換してもらった時、フロントの固定位置が自分の決める場所と違ったから。

いつも私がダンパーの最下部にある二本のボルトを固定する位置は、なるべくキャンバーがたくさん付く位置にしています。これはボルトを固定する時、ブレーキローターを下からジャッキアップした状態でボルトを固定するとそうなります。

こんな感じで遊びのあるボルトを毎回同じ位置になるように固定できれば、足をバラしてもアライメントは狂うことはありませんので、頻繁に足をバラす方は参考にしてください。

フロント足を入れ替えました。
173,702ｋｍから使っているモデューロをはずし、オイルを入れ替えたモデューロを装着です。今、223,364ｋｍになりましたので、今回はちょうど3年で5万k走りました。


（3万キロでヘタリを感じて2万キロ我慢しましたｗ）

今回入れたオイルはバイク用、SHOWAのSS7。動粘度16.5のやつです。
これがモデューロのオイルとほぼ同じ硬さだということがわかったのでそのまま入れました。



ガスは今回窒素を入れました。
チッソは小中学生の先生が理科の実験で使う缶入りのヤツをなんとか入れました笑
内容量が5Lしかない缶なので頑張って入れて、ダンパー内は大気圧です。
（基本複筒だから大気圧でもキャビテーションは起きない。）



で、普通の空気を残さずにオイルとチッソだけをどうやって入れるかですが、
まず、このダンパーにはもともと、オイルは330ｍｌほど入っています。（ダンパー全体の容量は400ｍｌ程です）
しかし最初に330ｍｌだけ入れても中の70ｍｌの空気をすべてチッソに置き換えるのは難しいので、以下の手順で進めます。

１，まずダンパー内を全部オイルで満たします。（400ｍｌ程です）
２、そして、ダンパーを縮めてロッドの体積分のオイルを出し、バルブ（ムシ）を締める。
（60ｍｌ出て、これでオイルは340ｍｌ、まだオイルのみ満たされている）
３、窒素を入れてダンパーロッドを伸ばします。ダンパー体積分ガスが入る。
４、バルブを緩めてもう一度ダンパーを押し込み、10ｍｌ程オイルを流し出し、バルブを締める
５、最後にもう一度チッソを入れてダンパーを伸ばして完了。

これでオイル330ｍｌとチッソが入った状態になります。

最終的にチッソは70ｍｌで、ダンパーがフルボトムで10ｍｌまで圧縮されますが、バンプラバーが最低でも30-40ミリは残りますので大気圧のチッソはロッドに圧縮されてもせいぜい3気圧も行くかいかないかでしょう。
この気圧が高くなりすぎると取り付けたバルブなどが破壊されてオイル漏れなどの原因になります。

*ロッドは22ミリ径、ストローク160ミリ程度です。
ダンパー内に入るロッド体積は「パイｒ2乗」ってことで　11ｘ11ｘ3.14ｘ160＝60mｌ程度です。

ということで2万キロくらい保てば助かるのですが、チッソもそんなに純粋じゃないので速攻でオイル酸化が発生してしまうかも知れません。

とはいえ今日、取り付けて試乗した感じ、完全に新品モデューロの動きそのものでした。
あらゆる速度域で滑るようになめらかな挙動・・。
毎回足を変えるたびに思いますがダンパーで車は別モノに生まれ変わりますね・・恐ろしいｗ

で、今回交換後の感想を一言で言うなら、

やっぱモデューロ最高ですｗ





223,364ｋｍ