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2021年05月20日 イイね!

複筒式のベースバルブ(キャビテーションとエアレーションの違い)

複筒式はガス圧が大気圧でもキャビテーションは起きない。ベースバルブでも減衰力を発生させるから。なので複筒はオイルを入れ替えたあと、圧縮空気とか入れずにそのまま塞いでもいいんですね・・。ただし、ただの空気だとオイルが酸化して半年くらいで性能が落ちるので、やはり窒素を入れたいところです。
で、これを使えないかどうか考え中・・。
あとエアレーションとキャビテーションは別です。エアレーションはオイルに空気が混ざってしまうやつで、複筒式でしか起きない。例えば複筒の内筒にエアがあると攪拌されてあわあわになるあの感じ。 対して、キャビテーションは圧力が低くなったときに沸騰する感じ。または真空の泡が発生するみたいなw。なのでこちらは単筒式で発生します。
そして、ベースバルブでも減衰を発生させる複筒式は伸びでも縮みでも圧力がマイナスになることがないのでキャビテーションは起きない*。ただしエアレーションは起きるので内筒に空気がないようにエア抜きをしてあげる必要はあります。外筒のエアも激しく攪拌されるとエアレーションが起きるでしょうが、言い出したらキリがない。
純正サスでも外してみるとフツーに内筒にエアが多量に溜まってて、マジか!とビビるときがありますね笑。エア抜き方法はこちら



あと、サスのへたりは基本的にガス圧は関係無し(複筒)。つまりオイルの粘度低下、またはピストン摺動部のクリアランス拡大、またはシムのヘタり。ただし、乗り心地に影響する微低速なピストンの動きはオリフィス領域(バイパス領域)なので、クリアランス拡大か、オイル粘度低下が原因となる。しかし、ピストンの摺動部の外周のあの部品は外側にテンションを掛けているとしても、実際には鉄と擦れているわけではないはずなので、クリアランス拡大はほぼ無いと思われる。一方、オイル粘度はどれほど高性能でもじわじわ下がります。なので純正サスを復活させたいならオイルだけ入れ替えときゃok。
とはいえ純正のオイル粘度がどのくらいかを正確に測れないと難しいですね。

https://minkara.carview.co.jp/userid/538557/blog/40069358/

例えばホンダの純正Showa足のオイルはおそらく16.6あたりですが、少し柔らかいオイル、例えば2.5くらいのオイルをほんの1cc入れただけでも動きはかわります。
適当に仕入れたオイルを入れればいいというものでは無い。純正足を復活させるには「全く同じ硬さ」を入れないといけない。しかしこれは想像以上に難しいです・・。
温度でも硬さが変わるし・・。朝一は冷めて結構シャキッとするんですが、しばらく走ったらダラダラになりますよね。それは温まったから。。。高速道路をガーッと走るとダラダラになりますよね。温まったから。

よって一番簡単な純正復活方法は、ヘタった足の純正オイルに硬めオイルをすこーしだけ足せば良い。それが一番簡単です。抜いてバルブ加工して硬めを足して戻す感じです。大抵のメーカーの純正足は動粘度10−20だと思いますから、25のフォークオイル一本買って少しブレンドしてやれば一番簡単です。
少し、というのは本当に少しです。例えば私の車のフロントは330mlのオイルが入っていますが、それに対して3mlとかそういう量です。5mlの注射器を使います。
間違ってもコップいっぱいとかそういうレベルの量ではない。

昔は全部入れ変えたりしてしまいましたが、そこから硬さを探るのは至難の業。
私の足のように、装着状態でオイルを入れ替える機構があればまあなんとかなりますが・・。
純正ダンパー改造をしたいと思っている人は参考にしてみてください。




*圧縮時はベースバルブ、伸びの減衰はピストンバルブで発生させ、逆向きの流れはワンウェイでオイルがスカスカに流れるから。
じゃあなんて複筒にガス圧をかけるか?
まあ、圧をかけるとエアレーションとか泡立ちも少しは減ると思います。
Posted at 2021/05/20 09:55:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年05月02日 イイね!

足へたり注意報

フロント足のヘタリを感じます。
多分そろそろ3万キロだから。
前回173,000くらいでそろそろ20万。
https://minkara.carview.co.jp/userid/538557/blog/43386788/
じつはこれは今年2月に感じていまして、最近慣れてきたという感じですが、最近さらに柔らかくなってしまって乗るのが楽しくないレベルになってきたので、そろそろ次の足にしないといけません。

モデューロは最高なのですが、なんせヘタリが早い。
ヘタリが早いというか、動き始めの減衰力をギリギリに煮詰めてあるので、非常になめらかですが、少しでも減衰が下がるとひょこひょことした動きが出てしまうだけなので、仕方ない話です。
エナペタルも2万キロでこんな感じでした。
動き始めからガチガチの足ならこんなことは起きませんが、常にゴツゴツ、コツコツする足になってしまいます。kybローファーなど。

これは基本的にオリフィス領域の話なので単純にオイルの剪断力が落ちただけ。なのでオイルを入れ替えればそれでokです

これの前につけていた足のオイルを入れ替えて窒素を入れればそれでいいですが、面倒くさいのでまた(まだあれば)モデューロを買うか、タナベのZT40を試してみたい気もします。
迷う!



あ~でもzt40はアッパーが専用のやつなんですね・・
純正アッパーじゃないとロードノイズがひどいことになるのでなんとか純正を入れれないか調べてみようと思います。
正立だからベアリングは通せそうかな?
HKSは倒立だったので純正のアッパーベアリングを通せなかったので結局諦めたという・・。まあHKS(C+とL)は減衰特性が手抜き過ぎて全然話にならないヤツだったので手放したという理由が大きいですが。。

CRにしようかなー

何でもいいから人柱になれ!って思ったら、いいねで笑
Posted at 2021/05/02 23:37:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 減衰力  減衰力特性 | クルマ

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車高調のプリロードをかけると足が硬くなる、緩めるとソフトになる、と思っている方は、はっきり言って車高調のセッティングは出来ません。  ぜひ私の過去のブログ...
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