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イイね!
2021年05月29日

見た目で買ってもOKです。

見た目で買ってもOKです。
レビュー情報
メーカー/モデル名 アルファロメオ / ジュリア 2.2 ターボ ディーゼル スーパー_RHD(AT_2.2) (2020年)
乗車人数 2人
使用目的 通勤通学
乗車形式 試乗
総合評価
おすすめ度
4
満足している点 【満足している点】
 なんといっても、デザインではないでしょうか? アルファロメオで久しぶりのセダンが、FRで復活だなんて願ったり叶ったりです。3シリーズやCクラスと並んでも、負けない存在感を解き放っています。内装もオシャレになりました。

 実用性のあるDセグメントのFRセダンでありながら、スポーツ性も忘れていないところは流石です。ステアリングにエンジンのストップ・オフボタンがあるところは、フェラーリっぽくて素敵です。おそらくですかアルファロメオの人も、フェラーリを意識したのでは? 今でこそ関連性は低い両メーカーですが、歴史を辿れば深い関係だったので、良い意味で影響を受けていると感じました。

 フェラーリオーナーも、実際に毎日フェラーリで過ごすのは大変なので…。そうなったときに、ジュリアという選択肢を取るケースもあるはず。そうなったときに、同じくステアリングにスイッチがあるだけで、常にフェラーリを感じられて満足できるはず。

 個人的な印象かもしれませんが、フィアット・アルファロメオ・マセラティ・フェラーリって、それぞれ棲み分けが出来ていて、お互いをリスペクトしあってる感じがします。だからこそ、アバルトにフェラーリとマセラティ仕様があるんだと思います。なのでステアリングにあるスイッチも、フェラーリを意識しているのでは? と、思いました。上位メーカーのモチーフをコピーするのではなく、リスペクトしてるからこそ継承する…。そんな印象を抱きました。

 ディーゼルエンジンなのでガソリンエンジンと比べて重いかと思いきや、かなり軽量化されているみたいで軽く仕上がってます。前後重量配分は50対50だとか。同じグレードのガソリンモデルと比較すると、+10kgで収まってます。(ディーゼルで1,600kg)

 ディーゼルエンジンのフィーリングも、最近のディーゼルらしくガソリンと遜色ない音振レベルです。言われなければ、わからない程です。レスポンスもディーゼルだと一呼吸おいてトルクが出てくる印象がありますが、このエンジンはガソリンエンジンみたいに即座に反応してくれます。ペダルに足を乗せるだけで、スッとトルクが溢れてきます。そこからグッと踏み込んでみても、トルクの源泉かけ流し状態。高回転も意外と回ってくれます。

 1865mmというDセグメントにしては幅広ボディなんですが、ステアした瞬間にスーッとボディが小さくなっていきます。ランフラットタイヤを履いてるので、ちょっとだけケース剛性とトレッド剛性が不釣り合いな「グニャ」っとしたフィーリングが瞬間的に出ますが、4輪の荷重が落ち着いたあとは素晴らしいコーナリングを見せてくれます。これだけ幅広だと相対的に低重心になりますし、255幅のリアタイヤも履きこなしてます。真っすぐ走るよりも、曲がってる方が安定している車だと思います。

 ドライバーの位置が車の回転軸より、少し前にいるのか”曲がり感”を感じさせてくれます。ちょっと乗っただけなので分からない部分もありますが、曲がり始めてからのラインコントロール性も抜群かと? この足とボディなら、アクセルとステアリングで載せたいラインにピタッと合わせられそうな予感です。いきなり座って、次のコーナーに全開で飛び込めそう。(道交法は守りましょう)
不満な点 【不満な点】
 ジュリアって、Dセグメントの中では、かなりの幅広ボディです。

※C220d
4705×1810×1430mm

※320d
4715×1825×1450mm

※IS300h
4710×1840×1435mm

※ジュリア
4645×1865×1435mm

※E220d
4940×1852×1460mm

※523d
4975×1870×1480mm

主要なライバルを並べると、ジュリアの幅広ボディが目立ちます。全幅だけでいくと、Eクラスより幅広です。コーナリングしているときはコントロール性も高いので気になりませんが、街中だとちょっと持て余す印象でした。狭い駐車場とか、狭い路地だと気を遣うと思います。1830mmが日本で普通に使うには限界点かと? マセラティとプラットフォームを共有しているので、仕方のない部分かもしれません…。

 それなら室内も広々した空間? と、思われるかもしれませんが…そうでもないです(汗) 確かに室内幅はあるんですが、センタートンネルが幅広だったりして、室内スペースは意外と普通です。運転席に座ってみると、意外とAピラーが近いです。Cクラスと比べると、「なんか狭くない?」と、感じてしまうかもしれません。

 前後のスペースに関しても、リアシートは足元スペースが想像より狭いです。狭くはないけど、広くもない…。サイドシルも太いので、乗り降りに関しては正直辛い印象もあります。

 マセラティという二回りぐらい大きい車と同じプラットフォームを使っていて、それをギューっと小さくしたので室内スペースが割を食ってる印象です。ただ、その分だけ、剛性感とか足回りのアーム長などは余裕たっぷりです。でも、アルファロメオが久しぶりに出したFRというだけで、全てOKにしちゃいましょう♪
総評 【総評】
 時期愛車候補として乗ってみました。Dセグメントのディーゼルで、アルファロメオのFRだなんて、盆と正月が一緒に来たようなもんです。

 走りの方は、まごうことなきFRスポーツセダンでした。コーナリングし始めると、スーッとボディが小さくなっていき…。思った場所に車を留めて置ける車です。FRらしい、自然で気持ちいいフィーリングを持つ車です。

 デザインが気に入ったのであれば、間違いなく買いでしょう。それぐらいに、車としての完成度は素晴らしいものがあります。特に大きなアルミ製パドルシフトは一押しです。パドルに「+」と「ー」の文字があるんですが、これがペイントではなく、穴開き加工で文字が作ってあるんです。こんなのレクサスやメルセデスでは、絶対に出してこないです。ここだけで、メーカーとしての主張と個性を感じられます。

 こうして走りや、個性は素晴らしくて抜群な車でした。ただ自動車としてみると、スペース効率が悪かったりします。特に、トランクスペースは上下方向に結構狭いです。ここらへんは、ずーっとFRを作ってるメルセデスとBMWに一日の長があるかと思います。

 冷静にみれば、ライバルより劣る部分もあるかもしれませんが…。この雰囲気に走り。そしてアルファロメオというブランドが持つイメージ。それだけで、買ってもいいんじゃないでしょうか?
項目別評価
デザイン
☆☆☆☆☆ 5
写真でみるより、実車の方がいいです。標準状態でも不満ない車高で、そこも印象ヨシです(笑)
走行性能
☆☆☆☆☆ 5
真っすぐ走るより、曲がっていたい車です。
乗り心地
☆☆☆☆☆ 4
Dセグメントのセダンとして、不満ないレベルです。
積載性
☆☆☆☆☆ 3
スペース効率はイマイチかな…。トランクが意外と狭いです。
燃費
☆☆☆☆☆ 4
ディーゼルなので、リッターで15前後は走るとか? 街乗りだけなら、11前後らしいです。
価格
☆☆☆☆☆ 4
ライバルに比べると、お求めやすい価格になっております。個人的にはベースグレードのスプリントは、500万円を切るのでコレが買いだと思います。
ブログ一覧 | クルマレビュー
Posted at 2021/05/30 01:19:46

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