皆様いかがお過ごしでしょうか?
僕は早くもそろそろ現実逃避がしたくなってしまい、86でアナザーワールドに旅立とうかと思い立ってしまいました(笑)
や、ぶっちゃけ新型RAV4のレンタカーを利用するつもりだったのに、エラい人気らしく借りられ無かったので消去法でw………っていうワケでも無いんですが、86のレンタカー……実を言うとチャンス到来を狙っていたんで結果オーライだったかな………と♪
結論から言ってしまうと…………
凄く良い子で「やっぱクルマはFRだよな!」ってのがクルマ好きにとって不動の価値観なのだという事を改めて痛感した一方で、コレでチャリ積めたらホントに買うかも?w……等と戯れにクロスバイクを積んでみようと思ったら、70スープラやFD3Sみたいにハッチバック的な開き方ではなく普通にトランク形状になっていて、「ゲゲ!この開口部では前輪外したけど無理だわ……」と、一気に現実の厳しさを思い知らされたという………(笑)
それではレッツ妄想超長駄文!!♪w
【86…初期型に試乗した時の回想的ナニカ】
えーっとですね……
実は86がまだ発売されたばかりの時に、既に乗った事はあったんですよね。
で、当時はもの凄い人気で試乗車に中々乗れなかったので、アプローチをちょっと変えてBRZの一番高いグレードのAT→6MT→86のGT6MT………と、いう感じで半年くらいのスパンで乗ったんですが、BRZのATが予想外に良い味付けで驚いたという(笑)
当時、86とBRZは異なるサスセッティングになっていたので、この違いがどれほどあるのかに興味があったんですが、コーナーひとつで明確な差があった事で、スバルが86のセッティングに頑なにNO!を突きつけていた理由も何と無く解るほどの違いがありました。
一言で違いを書くと……
☆FF的味付けで、何も考えずにコーナーへ飛び込み立ち上がれるBRZ
☆ロータスエリーゼみたいな乗り手を選ぶ車特有の、前荷重を作ってから進入しないと全く曲がる気配を見せない86
と………。
上手い人ほど基本に忠実なんで、試乗では中々見えてこない部分かと思いますが、自分の様なヘタレだと、ノーブレーキでコーナー曲がるクセがついちゃってるので、BRZの感覚でコーナー進入したら86がいきなり曲がらなくて死ぬほどビビったというオチですw
そう言った経験を踏まえて以下に続きます………(笑)
【後期86のGグレード6MTをレンタカーで♪】
冒頭の件りではありますが、RAV4借りるのがいつの間にか86になってた上、お山の路面も良コンディションであろうという目論見からの選択w
試乗の制限を振り払って、自分のクルマと錯覚した状態で乗り回しました(笑)
フェイスリフトを受けた86に最初は違和感がありましたが、眺めてるウチに不思議とカッコよく感じてしまい、懲りずに試乗に行った当時を思い出すと、BRZと86のサスセッティングに差が無くなったという情報は、どうやらその通りだなと思える走りをしたので、ズボラなノーブレーキ走行でも許容してくれる事から安心して走り回せそうです♪
先ずは乗る前にタイヤをチェックした所、サイズはGグレード標準16インチで、負担が最も大きい前輪右側の摩耗がしっかり走らされた尖った減り方をしていたので、「やはり皆さんお好きですなぁw」と。
で、ニヤつきつつ銘柄を確認すると、グッドイヤーのGTエコステージ?(※訂正します!写真確認したところエフィシエントグリップecoハイブリッドEG01)なるタイヤが付いており、「まぁ〜そ〜だよね〜レンタカーだもんね〜」と、舐めていたんですが、コレが後ほどゴニョゴニョと…………(笑)
レンタル期間は土曜の早朝8時に借りに行き、その日の20時までのプランですが、暖機をしたりあーでも無いこーでも無い的ポイントを調整したり調べてたりしたら、店舗内で30分以上まごついてしまいましたが、いきなりやらかしました(笑)
一応、クラッチ踏みながらのキー回しがデフォなんで、ローに入れられた状態での始動という罠は回避できたんですが、坂道の敷地駐車場なもんで、一度前に出てからバックで方向転換しようとしたら、バックが全然出来ずにパニクりました(笑)
まあ、何のことはなくシフトの位置が6速側にあるか1速横にあるかの違いを把握せずに、普通に5MTのバックギア位置に入れていたおかげで2〜3分泣いたというw
【ストック状態で本good!山、走りは如何に?】
道中、外気温は一桁でしたが、凍結も無いようで淡々と現地を目指します。
ゴミ用にコンビニ袋をgetする為、途中休憩を挟んで走るうちに、何と無くタイヤが良い仕事をしているような…………w
◯先ず最初に思ったのは、良い音してんなー……と(笑)
ずっと煩くて余計な装備だと思ってましたが、車内に音を引き込むあの部品がヤケに気持ちよく、本日の単独弾丸ツーリングの吉兆を感じてしまったという♪
◯VSCは保険の意味でもon状態で楽しむぜ♪
気持ち良く疾るには安全の担保が必要不可欠ですので、1往復コレで楽しみます!
様子見で最初は走らせていましたが、エコタイヤの癖に存外にグリップする上コントロール性も高く、破綻は一切見せないほどの走りをしますので、徐々に楽しみはエスカレートして逝きます(笑)
サスストロークもこの手のクルマとしては充分あるので、BNR32では怪しくなってくる路面でも安心感がありますが、BNR32で本当に接地しない路面では最近の車でも同様でしたww
きっとあのポイントだけは空力に頼らないとダメなんだなぁ……と、解る収穫を得られたので、これはこれで良しとしますけど♪
で、VSCがガンガン作動した状態で走ってるウチに、ある事に気付いてしまったという…………。
◯むむ?VSCがブレーキとアクセル、ステアリング?にも悪影響を与えているのか???
至らないVSCが付いていると、本当にクソなんで直ぐにブッチ切る決断を早い段階で出せるんですが、この86、流石というか絶対グリップに頼らないシャシセッティングで完璧に作られているおかげか、制御なんぞに頼らないままエコタイヤのグリップが最大限出せてしまいます……。
や、ホントはGTエコステージ(※エフィシエントグリップecoハイブリッド)なるタイヤのグリップが凄いだけなのかも知れませんが、VSCが働く状態でもまだグリップに余力を感じるんですね………。
で、VSCが働くと、確実にアンダーが出て来る(基本的にアンダーがーとか書きたくない性分です)んですが、コレは当然で、アンダー方向に出さないとクルマがスピンしちゃうんですよね。
その時にアクセルも協調制御していて、安定して走れる速度まで……と、言うか多分急激なトルク変化が出ないように出力を抑えるワケです。
ただ、走らせていて非常に違和感を感じていたのは、どうも非常に微妙なアシストでステアリングも舵角が抑えられてしまうような感覚がありました。
そんな中で、一度非常にコントロールが難しいシチュエーションに陥ったんですが、グリップでは無くリヤの接地が甘い時に制御がアンダー方向に働き、それを修正しようとした時に更なるアンダー方向への修正がされたようで、”本能的に修正舵を与える度に制御が入る“の繰り返しで、安全を担保するはずのVSC制御の筈が、逆に突散らかるという状態を経験しました。
後から書いてるんで上記の様な事が起きていたのを改めて考えられるワケですが、その時はグリップ感もあるのにクルマが勝手に変な動きをして、それの修正を繰り返すうちにホントにグリップを失ったので焦りました。
しかし、それでもまだVSCに対して疑いを持たなかったので、ひょっとしたら?くらいの違和感で本good!山を降ります。
【俺ん家“ロードにて疑惑が確信に!?ゴゴゴゴゴ…………(笑)】
一発目だった本good!山では期待に胸躍らせていたおかげで気のせいかと思っていたんですが、どうもピッチング方向がスポンジーというか、荷重の維持が思うようにいかないのに、何気無く走行していて疑問を感じる様になりました。
この感覚を言うとフルブレーキさせてくれないような感じです。
コレも後で書いてるんでそういった事を考えるワケですが、通常走行時はホント普通の車然としていて、後輪駆動ですら意識出来ないほどでして、ちょっと強いブレーキレベルで、最後の最後に踏力を意図せず抜かれる様な動きです。
◯マイホームコースと勝手に思ってる俺ん家”ロードだからこそ確信出来た(笑)
流しの段階で、やはりコレはオカシイ?と思いつつも、今日はVSCオンの日だと決めていたんで頑なに守っていたんです……。
そしたら知らぬ間に後ろに青くてチビリそうにカッコいいFD3Sが来ていたんで、「おおお!スミマセン!!」とばかりに本good!山での反省を踏まえて鞭をくれてやりましたけど、どうも違和感があったので、早々に安全に追い越しできる所まで行き譲ったんですが、ココで改めて乗れて無い感に辟易し、気分を変えてガソリン入れたら禁断のトラックモードしちゃおうかな♪………と。
◯誤解を恐れずに言おう『86はトラックモードがデフォである!!』と(笑)
実はどういったモードがあるのか知らないんですが、シフトレバーの手前にあるソレっぽいボタンで、VSCオフっぽいのとOFFした上に何やら意味ありげなトラックなどと言う怪しいモードがあったんで、躊躇無く怪しい方を選択したというww
ひょっとしたらその他にも完全なる裏モードがあるのかもしれませんが、長押しを要求するモードなのでコレが一番ハードなのかな?と。
で、このモードで走ったら、今までの違和感が綺麗サッパリ雲散霧消ってー奴でして、ブレーキコントロールは普通に出来るわアクセルonでグイグイ曲がるやらで逆に安全に走れるようになったもんだから、『ヲイヲイTOYOTAさん客舐めすぎじゃね!!』と(笑)
特にブレーキングでタイヤの本当に美味しい所を出せるんで、ターンインにキレが出せる様になり、86本来の姿が体感出来る様になりました♪♪
このおかげで改めて86のポテンシャルの高さを知れたので、ここから一気に北へ向かい高速セクションも堪能せねば(笑)
【イスがダメダメ……あとエンジンOFFるとリセットなのね……まぁ当然か(笑)】
俺ん家“ロードも堪能したので、次はグルっと回って北を目指します♪
飯田に抜ける途中にあるグルグルセクション目指しちゃおうかとw
途中は流れに沿ってチャンスを窺いつつ走行していましたが、何と言うか尻や腰が痛くなって来たのでちょくちょく休憩を取りつつでした。
正直86のGグレード標準のシートはダメダメですね………。
ムーヴカスタムの椅子の方が100倍優秀です。
基本、そんなに休憩取らないタイプなんで、運転の楽しさがあるクルマで100kmも走らない内に2回以上休憩取らせる所から、推して然るべしって奴ですね……orz
あくまでフルバケ交換が前提のイスで、その分価格が控えめ………ってほど安くはないんで、ココは大いにディスって良いポイントです(笑)
きっとGTとかリミテッドは良いのかと思いますが、そのグレード買っても大差無かったとしたら大損コキそうですw
で、休憩してトラックモードでは無いままグルグルセクションに入ってしまったのに、絶妙なタイミングで前走車に追い付くものだから、通常モードで走っていた事に気付いたのは折り返し地点になった頃だったというオチに………(笑)
【3速全開キッチリ回せw】
登坂車線が多い区間なんで、エンジン性能をフルに堪能出来ました♪
よくパワーが無いとか言われますが、よほどのクルマに乗ってない限りこういった不満は出ないんじゃ無いかなぁ………と。
特に、レンタカーは後期型だったので、シフトダウンすればどこからでも満足のいく加速はしてくれます。
初期型で全開くれたワケでは無いんで、どれほど良くなっているかは巷の噂でしか判らないんですが、これだけの加速をするのならば、以前カローラワゴンのレグノ時代に本good!山で最後のコーナー立ち上がりに一気に詰められたのも納得いきます(笑)
また、この個体は56000kmほど使用された物でしたが、ダンパーも良い意味で柔らかい感じで性能的にこのくらいまでは確実に信用できる気もしました。
【最後に不満みたいな事w】
気になる点としては圧倒的に純正シートであり、次点に1速発進時でのアクセルレスポンスが過剰過ぎる事、素のVSCが逆に安全だと思えない所、そして意地でもGグレードを買わせない為に、マフラー出口の貧弱さを敢えて変えない事ですかねー。
あと、個体のヤレなのか停止時だったり低速でのシフトチェンジで、ゲートに入れる寸前にバックラッシュが大きい様なガキン!という衝撃が必ずありました……クラッチが切れた状態なのに変だなぁ……と。
それでは総評に!
◎Gグレードの純正16インチホイールサイズはタイヤの種類が豊富で選び放題に近い
◎シャシ性能の高さでプアなタイヤからハイグリップまでを履きこなせるポテンシャル
◎エンジンをブチ回す喜びにパワーが納得行くレベルで追従して来る事
◎把握し辛そうでし易いサイズ感
◎サウンドエンハンサー?だったか気持ち良い排気音も聞こえて上がる♪
◎ビックリするほど燃費が良い!340kmちょっと走って全開区間もあったのに満タン法でリッター13キロを記録!!
◯至らない所は豊富なアフターパーツでなんとか妥協出来そう
◯GグレードだけどライトはHIDっぽい♪
✖︎Gグレード標準シートの出来の悪さ
✖︎基準のVSCは逆に危険な制御になるのでトラックモード推奨(トラックでは賢い制御が限界時に仕事してくれる)
✖︎意地でも安グレードは買わせない意気込みのマフラー出口の貧弱さ(笑)
✖︎1速発進時のアクセル制御が過剰で大人しく走り難い上、2速発進だと途端にエンストしやすくなる
※昨日帰ってから書き始めたら途中で消えた上、アッサリ寝落ちしてしまい今更になって完了しました………
NーBOX………撃沈です(笑)