隠密剣士

タイトルを見て、おっと思われた方、これを知っている方は私の親の世代です。

1962年～1965年にかけて子ども向けの時代劇であった大人気の「隠密剣士」。大瀬康一さん演じる主人公の秋草新太郎は将軍家斉の腹違いの兄である松平信千代で、老中松平定信の頼みを受けて全国津々浦々、様々な陰謀や諸問題に立ち向かう時代劇です。



当時はテレビ映画という表現でした。


この3人がメインキャストです。画面左から牧冬吉さん(伊賀忍者の霧の遁兵衛)、大森俊介さん(久作)、主役の大瀬康一さん(秋草新太郎)。


この時代劇は子役の使い方が非常にうまいです。この子役の大森俊介さんはやんちゃな感じですが、時として大人顔負けの子どもらしい機知を見せて活躍します。



この時代劇の主役、秋草新太郎は柳生新陰流ですが、敵対するのが甲賀忍者や根来衆など忍者モノを扱っている側面があり、「仮面の忍者赤影青影」や「水戸黄門」などにも影響を及ぼすなどテレビ時代劇の夜明けと言っても過言はないです。

隠密剣士でインパクトのある悪役は天津敏さん。とりわけ根来忍者の風間小太郎は子どもにはインパクトが強いのでは？

実は今、CS放送で「隠密剣士」をやっていて、これが私のツボにはまってしまいました。大学生活から話は聞いていたので、時代劇ファンの私としては楽しみでした。確かに、カメラワークやあらすじなどは粗っぽいですが、それが帰ってくる無粋者の心を揺さぶってくれるので味わい深いです。

だからといって、年齢は疑わないで下さいね(笑)。