社会人野球も見逃すな!!

日本シリーズで盛り上がっていますが、その裏で社会人野球の日本選手権も見逃せません。

＜社会人野球＞三菱重工神戸・高砂　チーム救ったエース守安
11/2(木) 22:21配信

　○三菱重工神戸・高砂（近畿・兵庫）４－１フェデックス（北信越・長野）●（延長十六回タイブレーク、第４３回社会人野球日本選手権大会１回戦、２日・京セラドーム大阪）

　苦しみ抜いたチームを救ったのは、やはり不動のエースだった。三菱重工神戸・高砂の守安が延長十六回を５安打１失点で完投し、チームに２大会ぶりの白星を呼び込んだ。

　フェデックス投手陣との息詰まる投手戦の中で、ベテランらしく硬軟織り交ぜた投球を見せた。１－１で迎えた八回２死一、二塁のピンチでは、２番・北沢に外角の１３９キロに手を出させて空振り三振。序盤から得意のフォークを効果的に使いながら要所で直球勝負を挑むなど巧みな配球で、的を絞らせなかった。１死満塁から始まるタイブレークに入った十二回以降も衰えを見せず、１８１球で投げ抜いた。

　入社８年目の右腕は３０歳を迎えた今季も、絶対的な大黒柱としてチームを引っ張ってきた。今大会の近畿予選でも、最後の出場枠をかけたミキハウスクとの代表決定戦で延長十二回を１安打完投。打線が振るわないチームの中で、孤軍奮闘といえる存在感を発揮し続けている。

　チームは１９１８年の創部から１００年目の節目ながら、都市対抗は１回戦敗退。雪辱を期す日本選手権に向けて「ベスト８以上」を目標に掲げた右腕が、有言実行の堂々のマウンドさばきを見せつけた。【野村和史】

記事を見た瞬間、まだやっていたんだあと唸ってしまいました。
この守安投手。富士大時代からドラフト候補に挙がるほどのピッチャーでした。

182㎝78㎏と上背もあり、オーバーハンドから最速148㎞、常時140㎞前後のストレートにスライダー、フォーク、チェンジアップ、カーブ、カットボールと球種も豊富で、完成度の高さを評価されていました。スタミナも豊富で、三菱重工神戸・高砂では1年目からエースとしてバリバリ投げていました。
ただ、このピッチャー、プロに行けなかった理由が最近になって、何となく解って来た気がします。
アマチュアのスカウティングレポートとか動画を見ると、プロに行くにはストレート、変化球の精度の高さが物足りない。守安投手の場合、ストレートが140㎞前後とプロを指標とすると球速が物足りない。だとすれば、コースを突く制球力でカバーすればいいのですが、素人目から見てもアバウトなんですよね。ストレートも変化球もストライクゾーンに投げ込む制球力がありますが、コースを突く制球力がイマイチなんですよね。社会人なら打ち損じてくれても、プロはしっかり捉えて来るかなあと(-_-;)。
最近は150㎞をどんどん投げ込むピッチャーも出てきていますし、この手のまとまりのあるピッチャーはプロ受けしないのでしょう。

それでも、このピッチャー、所属チームのプロフィールには、ニックネームが「妖怪モリヤス」とか、ネットでは「守安重工」と言われるほどの存在感がありますから(笑)。

日本シリーズも熱いけど、社会人野球もなかなか良いものだと思う今日この頃です。