2013年09月29日

以前、blogで紹介した京大野球部ですが、エース田中投手の奮闘も虚しく26季連続の最下位となりました( ノД`)…。
▼試合詳細 1回戦 9月21日(土)
皇子山球場(滋賀県大津市)
第1試合
立命0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 …0
京大0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 …0
〈バッテリー〉
立命)西川地(17回2/3)、高須智(3回1/3)-小川
京大)田中(21回)-久保津
<戦評>
連盟規定により4時間半にも及ぶ試合は延長21 回引き分けとなった。 立命先発の西川地(2・高知)は17個の三振を奪 い、対する京大の田中(3・白陵)は21回を無失点 で投げ抜き、両者好投を見せた。 しかし、両校攻撃陣が好機を生かすことが出来ず投手を援護できなかった。【完】
この立命館大学との初戦を制しきれなかった京大は翌日、よく翌々日と2連敗して勝ち点を逃しました。立命館大学の投手陣は140㎞台を飛ばす強者揃いですから。
そして中3日で…
▼試合詳細 2回戦 9月25日(水)
わかさスタジアム京都
第1試合
京大0 1 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 …3
同大0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 1x …4
〈バッテリー〉
京大)●田中(14回1/3)-久保津
同大)國正(3回)、矢野(2/3回)、大家(0/3回)、隠岐(5回1/3)、○柏原(6回)-川端
<戦評>
同大が激闘をサヨナラ勝ちで制し、勝ち点を挙 げた。 同大は3点を追う9回、4連打などで2点差に迫る と、二死満塁から代打井手(1・修猷館)が起死回 生となる中前適時打で同点とする。そして迎え た延長15回、一死満塁から熊谷(3・能代)の左 前適時打で試合を決めた。 投げては継投した柏原(2・桐光学園)が6回を無 失点に抑え、2勝目を挙げた。 京大は序盤の得点を守りきることが出来なかった。【完】
この同志社大学との試合は、9月上旬に行うも、1回戦は田中投手の力投虚しく0ー1と敗戦。
この試合も京大が効果的に得点しながらも、田中投手は立命館大学との試合での延長戦の疲れから精彩を欠いて9回に失点し、同志社大学の勢いにやられた感じです。
しかし、同志社大学の投手陣の駒の豊富さは凄い。柏原、大家、國正は140㎞超す速球が武器の本格派、まとまりのある隠岐、そして130㎞台ながら変則的なサイドハンドと変化球のコンビネーションでかわす技巧派右腕・矢野とバラエティに富んでいますから(-_-;)。
とどめは…
▼試合詳細 2回戦 9月29日(日)
南港中央野球場(大阪市住之江区)
第1試合
京大0 0 0 0 0 0 0 0 0 …0
関学0 0 0 0 1 0 0 1 X …2
〈バッテリー〉
京大)●田中(8回)-久保津
関学)○中内(9回)-山崎裕
<戦評>
関学が連勝し、勝ち点を2とした。 関学は5回、無死三塁から林(4・愛知啓成)の適時 三塁打で均衡を破り先制する。 その後8回に徳田(3・広陵)の犠飛で1点を追加し 試合を決めた。 投げては先発の中内(1・今治西)がリーグ戦初となる完封勝利で2勝目を飾った。
京大は好機であと1本が出なかった。
【完】
この試合の前日は関学大のエース宇都宮投手が力投し、9ー2で関学大が大勝しています。
関学大の中内投手はルーキーながら、昨夏の甲子園でショート兼任投手で出場。球威のある本格派で、大学では投手一本にして急成長を果たしています。
中3日のハードスケジュールでこの1週間、43回1/3を投げた田中投手も疲労困憊な感じでしたね。
打者一人に対する球数が立命館大学戦は3.12球、同志社大学戦は3.39球、関学大戦は3.53球と増えています。田中投手は球速だけでなく、球数を少なく打たせて取るピッチングが持ち味です。さすがは特待生を集める強豪チームは攻略のツボを心得ているようです。
しかし、打線も6試合で5得点では厳しいです( ノД`)…。
やはり、一般入試で選手を集めるチームだけ駒不足は痛すぎますね。
Posted at 2013/09/29 21:29:30 | |
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2013年09月28日

イチロー欠場 黒田は最終戦登板せず 日刊スポーツ 9月28日 12時40分配信 <アストロズ2−3ヤンキース>◇27日(日 本時間28日)◇ミニッツメイドパーク
ヤンキースのイチロー外野手(39)が、ア ストロズ戦でスタメンを外れ、途中出場の機会 もなかった。
チームは3回に四球と連打などで一挙3点を 先制し、そのまま逃げ切って連敗を4で止め た。
またこの日、今季最終戦となる29日アスト ロズ戦の登板を回避する可能性のあった黒田博 樹投手(38)は、登板せず今季を終了するこ とになった。ロスチャイルド投手コーチが明ら かにした。
黒田は、引退を発表した元同僚で広島前田智 について問われると「一番印象に残っているの はやっぱり体のケア。ひとつのバッティングに しても究極を求めてた人じゃないかなと思いま すけどね」と話した。 【完】
ちなみに今季の黒田博樹投手の成績は…。
32試合登板
11勝13敗 防御率3.31
投球回数201回1/3
日本人投手初の4年連続二桁勝利&3年連続200イニングを突破。
あと、得点援護率3.17とリーグ最下位。ちなみに、勝ち負けつかなかった8試合のうち、6回以上投げて2失点以下の試合は6試合(そのうち4試合はブルペンに勝ちを消されている)、味方が援護して負けを消してもらった試合は2試合。

「じっと我慢の子であった(子連れ狼の大五郎)」ー黒田博樹の2013年はそんなシーズンでした(-_-;)。
本当にご苦労様でした。
Posted at 2013/09/28 21:26:53 | |
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2013年09月23日

タイトルからまた野球?と思われますが、今年の大学野球は意外と面白いチームがあります。
そのチームとは京都大学野球部ー以前、blogで紹介した延長21回の激闘~立命館大学vs京都大学~で紹介しましたが、非常に面白いチームです。
注目選手は…
田中英祐投手(工学部3年生)。身長179㎝体重72kgと細身ながら、最速147㎞のストレートに2シーム、スライダー、フォーク、カーブと精度の高い変化球を持っています。
投手は高校2年生からとキャリアは浅いですが、身体能力も高い上に野球に取り組む姿勢も高いので、個人的には来年のドラフト候補と見ています。
〈京大のエース、21回投げ抜く 大学野球 産経新聞 9月21日 17時44分配信 〉
京大の田中が21回、237球を投げきっ た。「疲れましたが、ヘロヘロではないです」 と夏の走り込みの成果を強調した。
1試合最多投球回数の連盟記録は22回。 「フォームのバランスが良かったので、あと1 イニングはいけました」と余裕もみせた。十八 回に初めて走者を三塁に進められるがホームは 踏ませず、二十一回1死三塁ではスクイズを見 破った。
直球の最速は145キロ、変化球のキレも良 かったエースは「この引き分けを何とか勝ち点につなげたい」と力を込めた。【完】
本当に頭のいい投手ですし、関西学生野球もストレートが速いだけでは厳しいレベルですから、カーブで打ち気を削いだり、2シームとスライダーで内外角を突いたり、フォークで縦の変化球を見せるなど配球も工夫しています。
「野球も頭がいる」と言われますが、勉強のできる頭と野球のできる頭は必ずしもイコールではないようです。
打者との駆け引きとか盗塁を仕掛けるタイミングー状況判断力の部分が占めていると私は思います。実は京大も野球のできる頭というのがなく、足技を仕掛けるタイミングが理解していなかったのを前任の監督が徹底して考える野球を浸透させて着実にレベルアップしているようです。
その成果は田中投手だけではなく昨年の秋、今年の春のリーグ戦ではベストナインを出していますし、一般入試という限られた中で大奮闘しています。
以上、マニアな話でした(爆)。
Posted at 2013/09/23 22:33:39 | |
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