2012年02月08日
発送電分離が先か、原発全廃が先か?
昨日は駅前で東京都の「原発全廃」の署名活動していましたが
私は署名しません。
原発がすべて悪いとは思っていません、技術が追いつかないだけです。
追いつかなくとも二重三重の安全装置が無かったからあの事故が
起きた訳です。
それを「想定外」という電力会社、学者、官僚、政治家が許せません。
PPSという1999年(実質は2000年から)施行された「特定規模電気事業者制度」
という電力10社以外の企業が「50キロワット以上」の高圧の領域使用可能な団体
企業に自由に取引できる法律があります。
現実にこの制度を利用して自治体や民間企業がコストダウンを達成しております。
ただここで問題、発電はできても発送電は電力10社の立てた送電線を使う
ので手数料が取られます。やはりここのコストがかかるので安いとはいえ
それなりに発電後のコストは上昇してしまいます。
今年7月より発電した電力の全量買い取りが始まりますが買うのは
電力10社です。このままではPPSが意味を成さないような気がします。
たとえPPSが一般家庭に販売するにしても電力10社の送電線を使わなければならず
さらに手数料と50キロワット以上使う団体でなければ売れないと
電力自由化と言いながらも縛りのある法律です。
そこで思うことは「発送電分離」です。
発送電分離によって低コストの電力で競争が生まれさらに安い電力を
買うことが中小企業も一般家庭でも実現できる可能性があると言うことです。
電力の発送電の仕組みを180°変えることによって今までの独占企業の高コスト体質
を打開できるのではないかと思っています。
話は元に戻りますが、「原発全廃」ではなく「発送電分離」が先だと思っています。
順番が逆ではないかと思います。
原発を停めてしまっては発電はどうでしょう?
いずれ化石燃料は枯渇します、メタンハイドレートという新エネルギーもどうなるか
分かりません。
クリーンエネルギーとなる太陽光、風力、地熱、波力が現に始まったとしても
電力10社の独占による高コスト体質が続けば電力料金は変わりません
逆に高騰するかもしれません。
今こそ発送電分離を法制化して社会の仕組みをひっくり返すチャンスだと思います。
皆様はどうお考えでしょうか?
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Posted at
2012/02/08 21:45:20
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