
広島の尾道へ帰省してきました。
エアコンの効く家内のハスラーを借りて。
今回は一人旅だったから駅蕎麦ばかり食ってた。
私は蕎麦なら本格的なものから駅蕎麦までOK。
(家内は駅蕎麦NG)
食ったものの記録日記です。
家内と猫どもは留守番で私一人の帰省。
車で帰り、墓参り終わったあとは、オートキャンプしながら東京へ戻る予定をしてたのですが、なんと東京出発してから帰省中はずっと雨。
広島/島根は線状降水帯も出てて、一度もキャンプすることもなく、東京に戻って来る羽目になりました。
せっかくキャンプ道具の準備万端で出発したのにー。
新東名、新名神、山陽道と、8時間走って、朝8時頃に尾道に到着。
すぐに母親のお墓と、世話になってた方々のお墓にお参りします。
この時点では雨はポツポツ降ってるレベル。
10時過ぎ、お腹へったので朝飯に岡山の井原にあるバスラーメンを食べる。
昔、このあたりの街は、ラーメン屋を開業するのに、最初は中古のバスを店代わりにして商売し始める人がいっぱいいました。
それが今の尾道ラーメンにつながった、と考えれば感慨深いですが、今はもう中古バス改造でラーメン屋を始められる方って、ほぼ皆無ですね。
ここは今でもバス改造のラーメン屋です。
今は商売の最初の足がかりというより、「バスで作るラーメン」を売りにしてる感じですけど、とても懐かしいなぁ。
入口はバスと同じように自動ドアだった。
運転席が調理場になってる。基本の醤油ラーメンの食券を購入。
食券も昔のバスみたいに整理券だったら楽しいのに〜とか思った。
雰囲気は良かった、けど、うーん、味はいまいちかな。
手打ち麺がパワーポイントらしいけど、短い麺ばかりで喉越しはちょっと悪かったな。
汁の味は悪くないので精進しましょう。
墓参りも終わったので、尾道から三次方面に向かう。
この時点で結構雨降ってきてるので、もうキャンプは中止。
適当に電話かけまくったら、世羅町にある甲山ホテルと言うビジネスホテルの部屋が空いてたので予約する。
一応、本日の寝蔵は無事決まった。
遅い昼飯は福塩線の「備後矢野駅」で駅蕎麦を食べる。
ここは無人駅で、「かすりや」という駅蕎麦のお店があり、「福縁うどん/そば」が売られてます。
うーん、いい雰囲気の駅舎だな。風情あるぜ。
しかし雨の量が半端ない。土砂降り。
無人駅だから駅員はいないのに、蕎麦屋の店主はいるという不思議な駅。
ホームから見る蕎麦屋。
この良さがわかってくれる人は私の友達。
福縁うどんを注文。
3色のもちが腹にたまる。ウマー。
関西の薄い出汁つゆ、久しぶりに食べたな!
そのまま急遽予約の取れたビジネスホテルで一泊。
田舎の安価なホテル、というそのままな雰囲気。
でも周りには山と田んぼしかない、駅も主要道路もない世羅町の中では、唯一のホテルなのよ。
夕食はブラックバス丼。
臭みを消すためカレー粉を使うとか載ってるけど、特にカレー粉も使ってないし、臭みもなかった。
長距離運転で疲れたので、ビジネスホテルに戻ったら気絶するように眠りました。
次の日もシトシト雨。
雨、止みそうにも無いので、この日も早々にキャンプは諦める。
今日は奥出雲の湯村温泉に行く予定だったので、湯村温泉の宿に電話してみたけど全て満室だった。
当日だもの、そりゃそうか。
こりゃ今日は車中泊になりそうだな。
とりあえず、奥出雲の木次線「亀嵩駅」に到着。
ここは、松本清張の小説「砂の器」で、小説でも映画でも、舞台の中核になる駅です。
「亀嵩駅」には、駅蕎麦屋「扇屋」が併設されています。
(関係ないですが、駅蕎麦発祥の地は、どうも「軽井沢駅」みたいですね。)
先の「備後矢野駅」とは違って、乗車券販売を同店の店主に委託する「簡易委託駅」となっています。
駅員が店長も兼ねてる!切符も蕎麦も売ってる!
駅のプラットフォームがお店の窓越しに見え、いい雰囲気です。
満員だったので、雨も降ってるし、駅舎の中で雨音を聞きながら、構内のベンチに座って静かに待ちます。
雨は結構降ってるけど、良いね、この雰囲気。
悪くないぞ。
美味い!
文句なしに美味い。麺はひき割りの、正統派な出雲蕎麦。
すごく美味しい。駅蕎麦と考えてたら、全然レベルが違う!
3弾重ねですが一気に食べちゃいました。
引きぐるみなので蕎麦の風味も高いし、つゆも少し甘辛い味付けで美味い。
なんと頼めば車内食べられる携帯の駅そば弁当も作ってくれるらしい。
月見蕎麦も食べたかったのですが、お腹いっぱいなのでお店を後にします。
ここ良かった!帰ったら砂の器の映画見てみよう。
昼ご飯が終わったので、このまま湯村温泉に向かいました。
湯村温泉のブログ←Click!
湯村温泉を楽しみました。
入浴させてもらった「湯の上館」…すごく宿泊したかった。
とても良さげな雰囲気の鄙びた宿だったけど…、まあ仕方ないですね。
湯村温泉を後にします。
夕ご飯は出雲三成の街でホルモンうどん。
あいにく雨で満天の星空の写真も取れず、しかも宿も取れなかったので、イザナミ、イザナギ神話のある比婆山近辺の道の駅で車中泊。
小松左近の小説を思い出して、夜中ちょっと怖かった。
周りに車中泊仲間ほとんどいないし、かなり風が強かったし、強い雨が多量にルーフに落ちる音で深夜目が覚めるし。
次の日の朝。
結局、帰省中はずっと雨で、予報を見ても次も次の次の日も雨予報。
まだまだ休みはあるけど、キャンプ諦めてこの時点で東京に戻る。
ああ残念。
駅蕎麦ばっかり食ってたので、とにかく肉が食いたい。やけ食い。
山陰から瀬戸内に戻って、昼飯はラジャ亭のハラミステーキ注文。
ラジャ亭は私は小学生の時からあるステーキハウス。
そんな高級な肉じゃないけど、創意工夫と独特の味付けで柔らかくて美味い店。
できればこのまま何十年と続けてほしい。
すごい、このステーキハウス、何回か倒産してるのに、今でも昔のままの味を保っている!
肉も肉の味がする旨さで懐かしくて美味しい。
肉って最高級のA5より、少し悪い肉のほうが美味しいんだよな!(個人的感覚)
安い肉を安価に旨く、ってのが最高さ。
夕方、東京へ向けて走る。
でも雨。ホントに帰省中は一度も太陽を見なかったよ。
ずっと道路が濡れたまま。
キャンプ道具も使わずじまい。
一気に帰りたかったけど、疲れて途中でSAで仮眠取ったら朝になってしまった。
お腹へったので小淵沢駅で駅蕎麦を食べて帰る。舞茸天蕎麦。
最後も駅蕎麦で締めるぜ。
亀嵩駅の蕎麦はレベルが違ったけど、ここの蕎麦も美味しい駅蕎麦です。
東京に戻って、初めて太陽を拝みました。
キャンプは残念だけど、雨の日の長距離ドライブも楽しかった。
何より、一人だったので自由気ままな帰省旅行でした。
一人を楽しめなきゃ、寂しい老後になるぜ。
雨続きだったからか、田舎道を走ったにも関わらず、虫や砂でボディが汚れることもなく、洗車したように綺麗なままで家内にハスラー返せました。
軽自動車で、ソロで、往復2000Kmは、結構疲れたかも。
休み後半は自宅で引きこもって猫と遊ぶ事に徹します。