昨年暮れから,ちょくちょく訪れている秘密基地。
今回はようやく,
緊喫の課題(!)を解決するために
205を初めて基地へ持ち込みました・・・

【 一昨年末の第1回走郎から始まったサーキット走行ですが・・・その後
昨年夏から
某所で導入した新しい脚回りに関して,
重大な懸念事項が
発生したため,縁のあった205は順次,セカンドオピニオンとして
ある意味,
プロショップ(※補足すれば,ただ吊るしのまま取り付けるだけでなく,論理的に
顧客に対して説明とフォローアップができるところとでも言いますか・・・^^; ) で精査を受ける
という流れになっていたので,
念のために自分の205もこちらで専門家による
検査を受けることに。 】

【 実際,基地で整備をお願いするのは初めてだったので,チーフメカニックの
O原さんの作業を拝見するのも初めてでした・・・が,確かにお話に伺って
いたように,
阿修羅観音の如く(;°◇°),手数が早く!
先にオイル交換で入庫していた別の205もあっという間に作業終了。
私の205も午後になって作業に入りましたが,まずは
次々に所見を述べた上で
クルマがどういうレベルの整備を受けて,どういう影響や環境下におかれて
いたかなどを的確に指摘
w(゜o゜)w 】

【
(-_-メ) こりゃあ,ダメだ!! (-_-メ)
作業を始めた矢先に開口一番,O原さんから出たコメント。
間近で見守っていた我々も一瞥しただけで,得心・・・
元々磨耗が進んでいた右フロントの070ですが,ご覧のように
完膚なきまでに
インサイドのショルダーが全周性に剥離しておりました
(=_=)
というか・・・
こんな状態のタイヤと吊るしのままの脚回りでTC1000を
43秒台半ばまで攻めていたのか!と思うと,最速クラスで初スピンを経験した
某氏のことをとやかく言えない・・・
自身の205も危なかった(汗)
O原さん曰く,フツーはこんな風にタイヤが磨耗することはありえない。
原因としては,市街地走行などであれば問題ない
吊るしでのバネレートでも
用途がサーキット走行であれば,それは圧倒的に足りないということを
まず指摘されました。それゆえに容易に底付き現象を招く・・・etc
確かに購入側が細かい指定をしなかったことは,サーキット経験が浅い
とはいえ,自身の未熟さによるものだと,まず第一義的に思い,反省しました。
オーリンズの場合,初期設定がフロント9キロ/リア7キロというものでしたが
長年競技系で活躍してきたO原さんなども含めて,
そんなんじゃ全然足りない
という指摘が・・・
言い換えれば,車種からして
サーキット走行を前提にした脚回りの交換である
ことは明々白々であって,そういうアドバイスもせずに単純に装着しただけと
いうのは,チューニングショップの姿勢としては問題ではないかという,
複数の意見が出ました。
ま,大事故にはならなかっただけマシだと思っていますし,そういう意見も
含めて,リスクを負った上でのモータースポーツなんだなと,今更ながら
(恥)
再認識しました。要はこれからは自身も積極的に経験を積んだり,不得手な
ことは素直に身近な専門家に尋ねてみる姿勢が大切なんだと・・・
( まあ,ちょっと優等生的な意見かもしれませんが ^^; )
今回,秘密基地に205を持ち込んだのは,元々
脚回りのアップデート
(O原謹製スーパーオーリンズ ♪)を先行して施行した2台の205に続いて
自分も依頼していたので,タイミング的にはすんでのところで異常個所の
チェックが間に合って,よかったと思いました
(-_-;)
なお,オーリンズはしばらくメーカーで再調整の上,ヘルパースプリングを
入れることになるそうです。
ホント,サーキット走行をするには
予防整備が大切だなあと実感! 】

【 脚回りのリセッティング,その他付随するメニューは月末に再び入庫予定として
この日は半年振りに純正の脚に戻して,しばらく運用することになりました。
メカニック2人で次々にパーツの離脱・装着が進んでいくのは
あっという間でした。
また普通の量販店などでは,作業の様子を近くで見学することは
安全上の理由もあり,難しいところを,一定の距離を取った上でなら
自身のクルマでなくとも,複数のギャラリーで見守ることができるのも
基地の特徴かと。 】

【 というわけで,予想外にタイヤのダメージが重篤であることが分かり
すぐにでもタイヤ交換というレベルだったのですが,即座にサーキット用
タイヤが揃うわけでもないことや,とりあえず手元には予備として温存していた
新品同様の050があるので
(別件として今回はサーキット用のホイールの商談(?)も
まとまったことで) 3月までは
純正ホイール+050で街乗り運用とすることも
連動して決定。
・・・とりあえず破損の激しいタイヤはリアへローテーションをして
帰り道は高速道路でもゆっくりゆっくりと走り,なんとか無事に帰宅できました (*_*) 】

【 まあ,そんなこんなである意味,
某店での作業姿勢の対する尻拭いお祓いを
こちらでしていただきまして,結果的には より走りへの思いが固まりました!
今回は合わせて,先日のスーパーバトルに参加した
Я205の試乗を
勧められ,お言葉に甘えさせて久々に乗ってみることに
(^_^)v 】

【 素のGRBからすれば,格段のカスタマイズを受けている
Я205 。
前回試乗した時とは,全くチューニングの方向性を変更したらしく
いたずらにパワーを求めず,足回りなどライトチューンだけでも
TC2000で2秒台に入ったとのこと! 】

【 205では見当たらないプッシュスタートが,元々はノーマルのGRB
だったことを物語っています。
15分ほど単独で試乗しましたが,とりあえず私レベルで感じたことは
直進安定性がゴルフに迫る感じで,かつLSD
(無論,しっかり整備されたもの)の
効果もあってか,交差点を曲がる時に不思議な感覚・・・踏めばボディが
曲がっていく! に襲われました
^^;
なんか,競技系の達人にかかれば,ここまで昇華できてしまうのかと
改めてO原さんの技術・ご経験の重みを実感しました。 】

【 ・・・というわけで,
吊るしのままで年数回のサーキット走行をするのは
全くダメ!とこともあり,タイミングよく私のオーリンズも各種設定変更と
リアの挙動を安定化する
?デバイスを追加で導入することが決定しました♪
直接メーカー
(日本代理店)にかけあって頂き,カスタマイズされて
戻ってくるのが,ヒジョーに楽しみです。
せっかく高価で高性能なパーツを買ったわけですから,専門家の意見や
整備を受けながら,末永く愛用していきたいと思います。
乗り心地の変化は不安はなくはないですが,それは来るべきセカンドカー
などに譲って,205はストイックに精進していくのみです! 】

【 - 番外編 -
ちょうど4月のハイパーミーティングに参加予定のエボⅩがエンジンの
専門家で調整をうけるべくエンジン(4B11型
?)が降ろされていました。
普段見慣れない形状のエンジンでしたが,珍しい光景でした。
変なしがらみに断ち切ることができ,理想的なスタッフのコンビネーションで
合わせて参加する205との2台体制が非常に楽しみです♪ 】