
今日はCG Autumn Meet 2011だ。昨年道の駅みきに会場が変わったが、昨年行っていないのでこの会場は初めてだ。小林彰太郎さんが乗っていたこともあり、三年前の会では松任谷正隆さんにP6を気に入ってもらって「CG club賞」をいただいた。まあ、P6が脚光を浴びるのはこの会くらいしかないので(地味・・・)P6を出して乗って行く。
ヘッド交換から快調だ。雨で涼しいと、ヒート気味なのも隠されている。10時前に道の駅みきに到着すると、駐車場の中でもけっこう良い場所に誘導してもらえた。ありがとうございます。
降りるなり何となく視線を感じる。ドアを開けると、CG clubの方と...松任谷正隆さん!
「この車...以前来られてましたよね..」
「ええ。3年前に松任谷さんが気に入っていただき、賞をいただきました。ありがとうございます!でももう結構ですから」と遠慮する。
「きれいにされているけど、このルーフ..」
「ええ、レザートップが破れてて、この間高圧洗車したら広がっちゃって。今シーズン終わったら張り替えをお願いしようと思うんですけど」
「これが無かったら、もっときれいなんだけどなあ」
そこまで言っていただいて光栄です。ありがとうございます。
「でもこの色が良いなあ。これ小林彰太郎さんの好きな色なんですよ」
「ええ。イギリス車らしい色で、この車はこの色で決まりだと思ってます。でもあのとき松任谷さんも好きって言っておられましたよね」
「うん、僕も好きなんですけどね。実は叔母がコレと同じP6に乗っていてね」
「ええ、そのお話は聞いたことがあります。ありがとうございます。」
三年前は「この色はどういう名前でしたっけ?」と聞かれて「アーモンド、っていうのが正式名称ですけど、うちでは『うんこ色』って呼んでます」って言って思いっきり松任谷さんに引かれたっけ(爆)
ということは、今回は入賞はないだろう。まあ、前回もらったオートグリムのセット、まだ使ってないし、他に良いクルマがもっとあるはずだから。
車を置いて駐車場を回る。小雨はぱらつくが、何とか天気が保っている。117クーペのすばらしい軍団とか、後で受賞したルノーアヴァンタイムなどもあったのだが、個人的に刺さったのはこれ。

お知り合いのOさんのガンマクーペと、これもVariostradaなどでお知り合いのFさんのフルヴィアクーペだ、Fさんはこの間の葛城市のNCCRの昼休みに来て下さった。今度一緒にミルキーウェイに出るのだが、ハルダのラリーマスター等が付き、FIA ペーパーが付いた本物のクラシックラリーカーだ。ガンマクーペも並行輸入で2台目らしい。
その向かいにあるアルファロメオのクラブ「ボンバロッサ」にあったこれも刺さった。

紅くないアルファがどうしてこんなに好きなんだろう(笑)ジュリエッタ・スプリント・ベローチェできれいだ。50−60年代の香りがプンプンする。
少し離れた第二駐車場に行く。

お、ローバー620とプジョー306カブリオレか。どっちも少なくなったなあ。ローバーなんてミニとレンジ以外はうちのP6と二台だけか...寂しいなあ。

これはMG-Bの最終にちかいウレタンバンパーかな。当時は格好悪いと思ったけど、30年経つと悪くない。岡山57ナンバーなのでワンオーナーかも知れない。オーナーの方と話をしてみたかったなあ。

これもお友達のYさんのルノー8。昨年は8ゴルディーニでミルキーウェイの上位に食いこんでいる。今年は残念ながら子供さんが生まれた(おめでとう!)直後で来られないとの事。これは同じ8でも、見かけだけゴルディーニ風のグレードらしい。二台目とはYさん、お好きですな(笑)

ローバー75の次に狙っているハイドロのシトロエンC5。実車は初めてだが、とにかくホイールがでかい!ボンネットも高くてすごく大きい車に感じる。これは嫁さんが運転出来ないかな...
上の駐車場に戻って来るとkotaroさん登場。やっぱりこの人のマシンガントークと一緒に駐車場を回らないと、うんちくが足りなくて面白くない(笑)

くじ引きで外れ、昼食に炒飯を買って、そろそろ帰ろうとすると、和歌山で037ラリーに乗っているNさん(8.32も乗っていたのでテーマクラブ員同士でもある)が、
「お、紺豚さん、また賞もらってるで。帰ったらあかんで。それから、食い過ぎたらあかんでえ」
とおっしゃる。すみません。いつも食い過ぎて豚です(笑)
車に戻ってみると、たしかにワイパーに伝言が。

ありゃ。今度はCG賞か。ありがとうございます。
受賞者は車ごと展示ホールに入れてもらえる(トップ写真)
受賞を待っていると、「こんにちわ」と挨拶される。初めはよく判らず話をしていたが、そのうち「あ!ギャルソンガレージの若旦那(Tさん)!」
「そうです」
「ということはあのローバーの620も、Tさんの?」
「そうです。」
「しかし、ローバー少なくて悲しいですよねえ」
ギャルソンガレージは一時ローバーの正規代理店もやっておられたので、辛いものがある。
CG賞は、現編集長の田中さんがP6を気に入ってくださったとのことだった。何だか申し訳ない。3年前と同じトロフィーと、これも同じオートグリムのセットをいただいた。

ギャルソンの若社長が写真を撮ってすぐ送ってくださった。
さあ、帰ろう。雨も激しくなってきたし、そろそろ中国道の宝塚が混んで来る。
「kotaro さん、今回の受賞にはkotaroさんがこの車を9年維持して下さったというのもあるので、このオートグリムセット受け取って下さいよ」
「いやー、あんまりクルマ磨かないんだけどな...」
「うちに3年前のがそのままあるんです。もらっても多分ミルキーでのオークションに出すだけなんで」
「じゃ、有難く貰っておくよ」
本当に感謝してるんですよ、kotaroさん。
会場を出ようとすると、出口にRover75が。うちのグリーンより少し深いブルーグリーン。この色とどっちでも良いなと思っていた。思わずUターンしてローバー・サルーン2台でツーショット。

賞ももらったし、色んな人とお知り合いになれたし、雨は降ったけど良い一日だった。